VANDER情報局

湊七雄のブログ

ポストカード

2010-08-05 | Weblog
昨日、「ハーモニーホールふくい」のスタッフの方より、デンマークの画家Vilhelm Hammershoi(ヴィルヘルム・ハンマースホイ、1861-1933)の絵が印刷された素敵なポストカードをいただきました。


この一枚の絵から10数年前の記憶が鮮明によみがえりました。 コペンハーゲンに3週間ほど滞在した折りにHirschsprungという小さな美術館を訪ねました。そこでハンマースホイの作品に初めて出会ったのですが、諸々の雑念が一掃されるような感覚を味わいました。
この美術館には広くは知られていない名作が沢山あります。下の写真はChristen Kobke(1810-1848)の作品。何故か惹きつけられます。



話題が飛びますが、明日、「ハーモニーホールふくい」では、妻(大宅さおり)の出演するコンサートがあります。ご都合の良い方は是非!

更新!

2010-08-03 | Weblog
久しぶりの更新となります。
東京の知人に「湊さん、更新しないとダメだよー」と言われてしまいました。スミマセン。

現在、数本のプロジェクトが平行して進んでいて、とても充実しているのですが、持ち前の「読みの甘さx要領の悪さ」が災いしてか、いつになくバタバタしています。

数日に分けて、それぞれのプロジェクトについて紹介したいと思います。

このところ、現職教員向けの版画ワークショップを精力的に展開させています。
写真は、ベルギーの版画家Marnix Everaert氏を招いて行った教職員向けのワークショップ(7/24、7/25)の様子です。







2日間の限られた時間の中で、2種類のNON-TOXIC版画技法を紹介し、実際に制作しましたが、作品が仕上がらなかった方もおられました。
8/10(火)、8/11(水)、8/19(木)の3日間、版画アトリエを一般公開し、ワークショップのフォロアップを行います。

Forest Again|湊 七雄展(福井)

2009-11-15 | Exhibition Info
福井市の中心地にOPENしたE&Cギャラリーにて、福井では初となる個展を開催します。
新作の版画作品約20数点を発表予定です。
ぜひお越し下さい!

【Exhibition Info】
Forest Again|湊 七雄展

2009/11/28(土)~12/20(日)
12.00-19.00
定休日:月、火

オープニングレセプション│2009年11月28日(土)17:00-19:00│参加自由
ギャラリートーク+交流会│2009年12月6日(日)15:00-16:30

E&Cギャラリー
〒910-0006 福井県 福井市 中央1-20-25 三井ビル3F
電話:0776.27.0207

<アクセス>
■JR福井駅東口より徒歩5分
■福井鉄道 福井駅前より徒歩3分
■えちぜん鉄道 福井駅より徒歩6分

個展の詳細
展覧会リーフレット (PDF)


【Exhibition Info】
Forest Again | Exhibition by Shichio Minato
Saturday 28/11/2009 to Sunday 20/12/2009

Opening Reception:
Saturday 28/11/2009
17-19h

E&C Gallery
1-20-25 Chuou, 910-0006 Fukui, Japan
Tel: +81(0)776.27.0207
http://eandcgallery.com/

Exhibition opens everyday 12-19h, everyday except Monday and Tuesday

Exhibition Flyer (PDF)

E&Cギャラリー

2009-09-27 | Weblog
しばらくぶりのブログになりました。
何を隠そう、本年4月にギャラリーをオープンさせました!
その名は「E&Cギャラリー」(Edge and Center Galleryの意)
詳細はギャラリーHP<http://eandcgallery.com/>をごらんいただければと思いますが、このギャラリーの運営母体は本年3月に設立したNPO法人E&Cギャラリーです。企画運営のすべてのプロセスに福井大学美術科の学生が関わっているとてもユニークなギャラリーです。

グランドオープニング宇佐美圭司展を皮切りに、質の高い展覧会が続いています。まだオフィシャルに公表できませんが、来年度のスケジュールには「えっ!」と思うようなアーティストもリストアップされています。

ビックネームに挟まれて恐縮ですが、私自身もこのスペースで個展を開催します。
会期は:2009/11/28(土)- 2009/12/20(日)
詳細は近日中にE&CギャラリーのHPでご案内できると思います。




今村朋代展「めまい」

2009-03-13 | Weblog
展覧会情報:

今村朋代展「めまい」
2009.3.9(月)-3.14(土)
12:00~19:00(最終日は17:00まで)

表参道画廊
東京都渋谷区神宮前4-17-3
http://omotesando-garo.com
東京メトロ表参道駅 A2出口より徒歩6分

今週月曜日の初日に観てきました。指導学生の一人で大学院1年の今村さんの初個展です。
今回の発表作品は、Photo Based Etchingというテクニックで、ハーネミューレに直接プリントした写真の上から、エッチングをオーバープリントする手法で制作されています。
彼女の身の回りの風景をごく自然にカメラに収めた好感の持てる作品群でした。

明日が最終日、午後5時までです。ぜひ足を運んでみてください。


作品部分


会場風景

平成20年度卒展

2009-02-18 | Weblog
2009年2月11日(水)から15日(日)の5日間にわたり、福井県立美術館において、「平成20年度 福井大学美術教育サブコース・大学院美術教育専修 卒業・修了制作展」( タイトル長い!)が開催されました。
ここで、展覧会の様子を紹介したいと思います。


川越あいみ「さゆりさん」
小像をモチーフとした高さ2メートルの立体作品。
木目込みの手法を用いて丁寧に仕上げられた力作です。


橋本智恵「world」
果物を主なモチーフとした、ガラス素材の立体7点から成るシリーズ作品。
素材を活かした力強いフォルムが目を引きます。


平井美由紀「記憶 -~から~へ-」
油彩画F100号のトリプティック(三連画)。
一つのモチーフを三方向から描いています。
「どこか分からない場所から、さらにどこか分からない場所へ向って行くような風景」(展覧会リーフレットより抜粋)


久野弘二「Quiet Concert」
楽器と昆虫を融合させたフォルムを立体で表現した作品。
見る方向すこし変えるだけで、作品のイメージが大きく変化します。
画像左:蜘蛛とドラムセット
画像右:カブト虫とギター


中内亜由美「logbook -福井大学教育3号館 -ひび-2008」
「記録を包む」というテーマのもとに展開させたミニマルなインスタレーション。
様々なエネルギーの作用から生まれ、そして建物に記録として残された「ひび」をトレーシングペーパーに写し取り、本として綴じた。


武井文「リゾームとしての軌跡 -地図をつくる-」
作者のテリトリーを図式化し空間表現へと発展させた。
この作品は、2009年3月9日(月)~3月14日(土)東京銀座のギャラリー58でも展示される予定。
http://www.gallery-58.com/

Charity

2008-12-18 | Exhibition Info
本日18日(木)より、東京・表参道画廊で開催されるチャリティー展「Art Sale 2008」に、小品(シリーズl'hallucination d'hierより)を出品しています。

2008年18日(木)~21日(日)
12:00-19:00

表参道画廊
〒150-0001東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウムB02
TEL/FAX:03.5775.2469
http://www.omotesando-garo.com

愛知県美術館

2008-11-30 | Weblog
所用で名古屋に行った際、空き時間が出来たので10年ぶり(!)に愛知芸術文化センター上階に位置する愛知県美術館を訪ねました。
福井大学の美術科では毎年、日帰りの研修旅行が企画され、近年は名古屋方面の美術館をまわる事が多いのですが、何故か愛知県美術館は外されていました。

常設展示室には、現在施設改修工事中のメナード美術館から貸し出されたマスターピースが加えられ、とても見応えのある展示内容となっています。
ジェームズ・アンソール「仮面の中の自画像(1899年)」やオディロン・ルドン「夢想(1900年)」とはじめとする、ヨーロッパの名品に加え、明治から昭和にかけての日本の近代洋画の名品も併せて堪能することができました。

また、別室ではテーマ展として、松藤孝一「湛える宙」が開催されています。無垢のガラスで造られた冷めた眼差しの赤ちゃん数体と銀色の蝶で構成されたインスタレーションです。なじみのあるガラスという素材がまったく別の価値を持った素材となって、不気味ながらもどこか暖かい不思議な雰囲気を醸し出しています。
このテーマ展は12月23日(火・祝)まで。


Vernissage TV

2008-11-21 | Weblog
ヴェルニサージュ(VERNISSAGE)とは、展覧会のオープニングレセプションを意味する言葉です。
VERNISSAGE TVでは、世界中(とは言っても、アメリカとヨーロッパ西側諸国が中心)の展覧会オープニングの様子が紹介されています。
ロンドン、パリ、ベルリンそしてニューヨーク等の美術館やアートギャラリーでの展覧会に加え、主要なアートフェアや国際展の様子も伺い知ることができて、結構楽しいです。

Preview

2008-09-23 | Weblog
今回、表参道画廊で発表する作品がすべて刷り上がりました。
新しいシリーズ「昨日の幻覚」から数点をオープニングに先駆けて紹介したいと思います。


Shichio MINATO, "l'hallucination d'hier" (2008),
PVC Etching on Paper, 560x760mm|Edition 2/2


Shichio MINATO, "l'hallucination d'hier" (2008)
PVC Etching on Paper, 560x760mm|Edition 2/2

PVCエッチングの独特なマチエールや微妙な色合いを、展覧会会場にて直接観ていただければ嬉しいです。

<展覧会情報>

表参道画廊選抜版画二人展
湊七雄+中村未来

2008年9月29日(月)-10月4日(土)
12:00-19:00

表参道画廊
〒150-0001東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウムB02
TEL/FAX:03・5775・2469
http://www.omotesando-garo.com

<オープニングレセプション>
初日9月29日(月)の午後5時から7時まで

29日(月)と30日(火)は会場におります。