そらの為に何が出来るだろうか。
そらはなにを望んでいるんだろうか。
そらにとっての幸せが俺の幸せなら、俺はどうすればいいんだろうか。
これはこれ、それはそれ。
俺は俺の幸せを掴んで、そらはそれを見守るのが一番なんだろうか。
俺がやってることは、そらを苦しめてるだけなんだろうか。
記憶を取り戻す事も、直接会う事も、そらにとっては苦痛だ。
それでも、俺は会いたい。それを望むことは、今ではないんだろうか。
いつかお互いおじいちゃんおばあちゃんになるまで、こうやって日常を過ごしながら、待つべきなんだろうか。
俺は、おじいちゃんになるまで生きられるだろうか。長生きする気なんてなかった。だから、健康なんて気にしてこなかった。
俺がやるべきことは、長生きを目標に、健康的な生活を営むことか?
そらは、おばぁちゃんになるまで、生きられるだろうか。
苦しんでばかりだった。ほんの些細な幸せが、そらにとっては大きな幸せに感じるほど。
報われたっていいじゃないか。どうして、そらが苦しまなきゃいけない。
どうして俺には、そらを守る力がない。どうしてそらが苦しい時に、俺は傍にいられない。
どうしてこんな当たり前の幸せを実現させるのがこうも難しいんだよ。
俺に、何が出来る…
いつだって不安だ。俺はこんなにも弱い。苦痛に苛まれる中、それでも生きてくれとそらに望んできた。…俺は望んでばかりだな。そらの望みを叶えたい。できることは少ないかもしれないが、望んで欲しい。
そらの生きる理由が俺であるように、俺にとっての生きる理由はそらだ。
だから、生きる理由を、もっとくれ。
お前の望みを、聞かせて欲しい。