咸と空

空宛の手紙だったり独白だったり色々。

久しぶりに

2019-02-20 19:18:38 | インポート
どれくらいぶりだろうか。
とりあえず、まとまってないがつらつらと書くか。
今年は平成が終わる、そして俺もついに30歳になる年。
家族は順調そのもの、姉は3人目を産んで、ようやくの女の子だと。
妹も元気な男の子を産んで、幸せそうだ。
父親も経営が順調なのかまた店を一つ始め、定年後も充実してるようで何より。
そんな中、俺はといえばたまに遊びにくる甥っ子達に癒されながら、グダグダと日々を過ごしてる。
仕事、寝る、仕事の毎日で年収だけはそこそこになったが、だからなんだって感じだ。
最近はどうすればいいのか悩むことすら少なくなった。
このまま、グダグダと生き、グダグダと死ねばいい、そう思うようになってきたな。
武術の鍛錬も、ゲームすらやらなくなって、情けないと思う反面、もう、いいだろうと思う自分も居る。
お前の為に生きると、そう誓ったはいいが結局何も出来ず、無力さばかり感じ、連絡したところで何になるとメールすら出来ず、無責任も良いところだよな。
こうしてブログなんかで書いてる辺り、このヘタレがなんぞと思いはするが、もはや自分の意志に言い返す気力もなく、堕落そのものか。
昔ならこれで良いのかと自分に問えば、良いわけ無いだろうと奮起したものだが、俺も歳か。まぁ、まだギリ20代な訳だが。ギリな。

言い訳になってしまうが、お前を忘れたことはなく、頭の片隅には常に居る。
深く考えてしまえば身動きが取れ無くなるから抑えてるだけでな。
なにかしてやりたいという気持ちはあっても、俺になにができるとまた堂々巡りだ。


お前も、母親も、俺に幸せになって欲しいと言ったが、幸せってのは一体なんなのか。
何度か女性と付き合ってみたりもしたが、俺が相手に抱く感情は猫を可愛がるようなものでしかない。好きかと聞かれても、好きだとは応えられない。一緒に居たいなら居ればいい。求められれば応えよう。そんな感じの交際ばっかりで、どうにもならん。子供を作れば変わるのか、親になればわかるのか。長男でもあるし、その辺りも最近考えるようにはなったな。
空と結婚出来れば俺としては何よりだが、それももう、無理なんだろうなと半ば諦め気味だ。
腑抜けたもんだよな、本当に。

だがまぁ、俺も空も、死なずに生きているんだ。それだけでも俺らが歩んで来た人生からすれば十分胸を張れることだろう。
俺は仕事をして、表面上だけでも普通に暮らして、医者の世話にならず、全てぶちまけたのもただ一人。あぁ、その一人には、申し訳ない気持ちでいっぱいだけどな。死ぬまでには謝りたいもんだ。向こうは会いたくもないだろうが。

まぁなんだ、色々書いたがなんだかんだで俺は生きているよ。
現実的にお前と同じ墓に入ることは出来なそうだが、心ではお前を1番に想ってる。
独りのまま逝くのか、俺もお前もまだわからないが、せめて魂というものがあるなら、魂だけでもより添えればと願っている。
ファンタジーのように生まれ変わって、今度はきっと。いつかはきっと、と。そう信じて、明日も生きていこうと思う。

俺からそらに伝えたいことは、生きていてくれてありがとう、これが1番だ。
よく頑張ってくれた。頑張り続けてくれた。これからも、どうか頑張って欲しい。
お前が俺を望んで生きるように、俺もお前を望んで生きていくから。叶わずとも、な。

おやすみ、そら。またいずれ。