角砂糖の降らない夜に。

小野大輔さんの出演作品を中心にアニメやイベントの感想を語るブログです。
ネタバレ満載ですのでお気をつけ下さい。

言ノ葉シリーズ感想その10

2016年03月07日 00時16分16秒 | 言ノ葉シリーズ
実は今まで細々と探してこつこつ集めていた「言ノ葉」シリーズ、
先日序章にてに書いたとおり、ようやく書く決意が固まったので、順番に感想を書いていきます。
感想その10の今回は、ドラマCDのラスト「言ノ葉便り」の感想です。
ストーリーやキャストの詳細は下記の記事をご確認ください。

↓↓作品と出会った経緯的なものと、作品の紹介と、今後感想を書くぞっていう決意表明みたいなもの
言ノ葉シリーズ(序章)

↓↓これまでの感想記事はこちら
言ノ葉シリーズ感想その1 (ドラマCD「言ノ葉ノ花」前半)
言ノ葉シリーズ感想その2 (ドラマCD「言ノ葉ノ花」後半)
言ノ葉シリーズ感想その3 (ドラマCD「言ノ葉ノ花」の特典フリートークCD「落花流水」)
言ノ葉シリーズ感想その4 (ドラマCD「言ノ葉日和」)
言ノ葉シリーズ感想その5 (ドラマCD「言ノ葉ノ休日」)
言ノ葉シリーズ感想その6 (ドラマCD「言ノ葉ノ世界」前半)
言ノ葉シリーズ感想その7 (ドラマCD「言ノ葉ノ世界」後半)
言ノ葉シリーズ感想その8 (ドラマCD「言ノ葉ノ世界」の特典フリートークCD)
言ノ葉シリーズ感想その9 (ドラマCD「言ノ葉ノ花 短編集」)


以下、注意事項。
*あえて色々なリミッターを外して書きますので暴走しています
*がっつりネタバレしています
*思い出しながら書いているのでセリフな一言一句同じではありません、ニュアンスを感じ取ってください
*役の名前と声優さんの名前が混在しています
*男性同士の恋愛です

OKですか?






以下、余村さん(CV:神谷浩史)のセリフ「赤字」、モノローグ 赤字、長谷部(CV:小野大輔)のセリフ「青字」

お付き合いしている余村さんと長谷部。
シフトの変更を頼まれても断ったり(変わったねぇ…!花の時はデートの約束をしてた日の休みを交代したりしたもんねぇ。)、
長谷部のために料理をするようになったり。余村さんの、深まる長谷部への想い。ああ、いい…。

さて、かなちゃんは新しい彼氏を長谷部に紹介するそうで、「よかったら和明さんも一緒に」と言う長谷部。
「他人の僕なんか」
「俺は、和明さんのこと他人だとか思ってません。」
「かなちゃんにとっては、僕は赤の他人だよ」
「それは…まだ、そうかもしれませんけど…」
まだではない。永遠にだ。
余村さんは相変わらずややネガティブな思考の持ち主のようです。
そして唐突な長谷部からのキスと、「いい?」と低く囁く声。
「こないだみたいに、くち、して…君の唇でそれ、してほしい」
ぶーーっ!余村さん恥ずかしい子!!
男なら誰でも口でされるの好きだろ?と言う余村さんに、
俺はよくわかりません、あなたにしかしてもらったことないから、和明さんは違うのかもしれないけど、と低く言う長谷部。
てか、しゃぶりながら話す小野さんの演技がやばい。
そのままイってしまう余村さんのを、ごくっと飲む音、ねっとりした唾液の音…
これも小野さんの演技ですか!?やばーい!
「俺のだ。あなたは、もう俺のだから。俺がいっぱいしてあげます。なんでも、和明さんの望むことを。」
好き、もっと、と言う余村さん。
昔、言ノ葉シリーズを初めて聴いたのが「便り」だったから、しょっぱなからこれはきつかったなー。
余村さん淫乱?とか思っちゃったもん。実は。だからちょっと神谷さんの受は苦手かもとか思ってしまった時期もあった。
二人の今までを思えば、長谷部への想いでいっぱいで、好きと素直に口にできる幸福をかみしめる余村さんが愛しすぎる。
(やっぱり順番どおりに聴かないといけませんね。)

長谷部の家で彼氏と四人で食事。かなちゃんの前で修一と呼んでしまう余村さん。
単に仲がいいと思ったかなちゃんは「兄を末長くよろしくお願いしますね」。
ううーん。不吉な予感しかしませんが。
部屋にて、かなちゃんが嫁いだら一緒に住まないかと言う長谷部、不自然と躊躇う余村さん。
「あなたは大事な人だと言います。俺はあいつにすら一生黙っていなきゃいけないんですか。」
迷いつつ、言おう、と承諾する余村さん。
難しいよね…でも「日和」を聴いた後にこのセリフを聴くと、やっぱりちゃんと話した方がいいと思います。難しいけど。
そして熱いキスをかわす。
ほしい…と余村さんのモノローグ。深いキスを求める。
「…っ…!」
「修一?」
かなちゃんに、見られた。
いつか話そうって言ってた矢先に…!
「友達じゃなくて、恋人、だったんだ」
表だって否定はしないけど、頭がまわってない感じ。
とりあえず帰る余村さんに、ハンカチを渡そうと手がふれたかなちゃんは動揺して身を引いてしまう。
嫌悪感、か…。しょうがないよね…でも辛い…。

翌日、長谷部は、今日は弁当がないと言いつつ、思ったより問題にならなくてよかった、と。
ん?にぶいのか?にぶいよね?
そんな簡単には受け入れられないよ。大切な兄の気持ちだから、とりあえず否定しないでいてくれただけだよ…。

私の感想と同じくもやもやが残る余村さんは、かなちゃんをこっそり呼び出した。
「私がどう思うかなんて関係ありませんよ。」
「反対できないのと賛成は違うだろ?」
余村さんは正しい。正しいけど、正しいことが必ずしも正解とは限らないよ?少なくとも、今は、まだ。
「余村さんが仲良くしてくれて嬉しいのは本当です。」
「恋人と友達はちがいますよね?友達じゃ、だめなんですか?」
ほんとにいい子。なんとか自分を納得させたいんだろうな…
しかし、真摯に答える余村さんに、引いていくかなちゃん。かたくなった声。
一朝一夕にはムリだよ…。
あれが、本当の気持ちなら、目を背けるのは卑怯な気がする。
余村さんも、真面目。だけど性急すぎるかな、と。
でもこうやって恋人の身内のことを真剣に考えてくれるのって誠実でいいよね。

一緒に過ごすお休み。
「親になるなら、いい父親になりそう、家族を一番に考える、一度大切と思ったものは一生守り抜きそう。」
「俺は子供なんて興味ない。できないでしょ?なんで?まるで、いつか別れて他の誰かと付き合うみたいだ。」
包丁をどけて、キス。
“ ともだちじゃ、だめなんですか…? ”
蘇るかなちゃんの声に、長谷部を押し返す余村さん。風邪気味で、と。長谷部を帰らせちゃうし。
うわーこういううじうじした余村さん久しぶりだなー!
しばらく甘い甘い短編ばかり聴いてたから余計、「花」以来のシリアス展開に苦しくなる。
あ、あと余村さんの「いい父親に~」は「世界」の時に仮原くんにたいして語った元恋人像と一致してる。
こういうさりげないリンクが憎いですね。

久しぶりに飲み過ぎた余村さん。
「俺、けっこうギリギリなんですから。あなたにさわってない。」
そんな長谷部は公園のトイレへ余村さんを連れ込む。次の休みに家に行きたい、と長谷部。
それには答えず、トイレの個室で長谷部のを口でしようとする余村さん。えーっ!?
自分からふれるなら罪悪感はなかった、悪いのは自分、と思える。
「くそっ…やばい…!」
うわー長谷部の喘ぎ、めずらしー!悶える! いいぞ!もっとお願いします!!!
しかし、次は長谷部が余村さんにふれたら
“ ともだちじゃ、だめなんですか? ”
再び蘇る声。そして、おそらく悲しそうなかなちゃんの表情も思い出してしまったんだろう…。
長谷部を振りほどく。一方長谷部は、妹を気にすることが理解できない。声に怒りがにじむ。
「くそっ…俺には、どうやってもあなたが何を考えているかわからない。あいつになにかしろって言ってるわけじゃない。
 俺とあなたの問題だ。なのに、かなのために変わる必要があるって言うんですか。」

「…君は強いんだな」
「強いですよ。あなたを想う気持ちは。誰にも負けませんから。」
そして冷たい帰りましょうの声。
まるで自分の想いは長谷部より脆いみたいじゃないか?脆く、消してしまえるような。
余村さんの悪いとこ、出てますねーーー。ほんとにもう…!!もどかしい!!!

頭を冷やしたいと距離をとる長谷部。淋しい余村さん。
なのに、うまく伝わらない言葉で再び長谷部は不機嫌になってしまう。
でも、一度友達に戻ろうなんて承諾しちゃだめよ余村さん!!はっきり違うと言わないと!!
しかし自分の失敗を誰よりもわかってる余村さんは…電車の中で心の声が聴こえる幻聴に押し潰されそうになり、
長谷部に冷ややかな言葉・心の声を投げつけられに別れを告げられる悪夢を見る。
「こんな自分勝手な人だと思わなかったな…」
こんな長谷部やだぁぁぁあああ!
小野さんお願いこんな声出さないでぇぇぇぇぇえええ!泣いちゃう…!

気分転換に久しぶりに実家に帰る余村さん。こちらは少しずつ修復できてるようで、よかった。
でもそれは長谷部のおかげ。余村さんもわかってる。
そして、向き合い、言葉を伝えあわねばと、決意を新たにする。


翌日。再びかなちゃんと会う約束をし、長谷部が仕事の時間を見計らって長谷部家へ。
最初はかたい声のかなちゃんだけど、「別れないけど、君の気持ちにも向かい合っていきたい」と言うと、
声が少しずつやわらかく戻っていくの。
この、かなちゃんの演技がいいの。ぶりっ子すぎず、素直な感じで。
兄と呼んだりお兄ちゃんと呼んだり、感情が揺れてるのがよくわかる。
自分のせいで兄に犠牲をしいたと思う妹は、
「兄には幸せになってほしい。お兄ちゃんが選んだ人なら、たとえどんな人だって祝福できるって、……思ってたのに…!」
ヒステリックに泣くのではなく、想いを溢れさせながら泣く。こんな演技ができるなんて…すごい。泣ける…!
僕と出会わなければと言う余村さんを遮り、一気に言葉を紡ぐかなちゃん。
「兄は半端な気持ちでは恋をしない。兄はあなたを選んだ、それがどういうことかわかってる。なのに…どうして?どうして私にはあなたと兄の関係が理解できないんですか…。…祝福させてください…あなたが、本当に誰より兄を好きだって言うなら、あたしに、そうさせてくださいよ……っ…!
ほんと泣きの演技いいなー。ここ、すっごく好きです。
「君を変えてみせる。」「また話したい。言葉は伝えるためにあるって彼に教えてもらった。」
前向きな言葉に、再び「余村さん」と呼んでくれるようになったかなちゃん。
そう、さっきまで「あなた」と呼んでたんですよ。距離をとってたんですよ、きっと無意識に。うぅぅ…(涙)
長谷部がどれほどの想いで余村さんに接していたか、余村さんがどれほど長谷部を大切に思っているか、伝わった…かな。
そして。実は、家に長谷部がいました!聞いてました!
とここで、「余村さんを送ってあげたら?」って!
おおお!余村さんの想いが、かなちゃんを、動かした!

クリスマスツリーを見ながら、互いの抱えてた想いを。
余村さんは、本当は心の声が聴こえてたから君は僕を好きになったんだよ、と、魔法が解けてしまうのを覚悟で、言う。
長谷部は、心の声が聴こえてたって、どれだけ好きだったか知らないでしょ、と。
「てゆーか気持ち悪いですよね、そんな一方的に思い詰められてたなんて。」
やばい。シリアスシーンなのに無性に笑いがこみ上げてくるのはなんでだろう。
「俺がどんなにあなたを想ってきたか。諦めたりしないって、わかってほしかった。
 俺のこと、嫌になったら、忘れる努力をします、でもそれ以外の理由で離れるのはやめてください。
 俺を少しでも想ってくれるなら、いなくなったりしないで。そんなの、納得できない。
 きっとずっとあなたを求めてしまう。いつまでも探し続けて…10年でも、20年でも。……っ…考えただけで怖い。」

ここのセリフも大好きです。特に最後の「考えただけで怖い」が、震える長谷部が目に浮かぶようです。小野さんすごい。
あとここが「世界」を彷彿とさせるよね。
離れてしまって10年、互いに忘れることはできなかった。長谷部はやっぱり余村さんを探してた。待ってた。
本当に、この世界ではずっと一緒にいられてよかったと、心から思います。
「そばにいるよ。」
「和明さん…!」 たった一言なのにめちゃめちゃ嬉しそう!!よかったね!!


部屋で久しぶりに。がっつく長谷部は少し怒ってる。
 君の幸せを願っているよ
 俺の幸せは貴方がいること
ありきたりなセリフなのに、こんなにも聴いてて心地いいのはなんでだろう。あぁ、幸せ…!
さわるなと言われたことを根にもってさわらずに焦らす長谷部。Sー!
そして急に指を!ふるえる余村さんやらしいなぁ。
うつぶせになって腰をあげさせるSな年下攻!きゃーーーーー!!
痛いか聞きつつ攻める長谷部、息づかいエロイし「またイった?」とか言葉攻めプレイですか!
小野さんは「花」からあんま変わらないけど、神谷さんは喘ぎが大きくなったなーやっぱ慣れて快感が増してるのかしら。
あ、キスはふたりとも滑らかになった。演技の違いが細かいねぇ。
前は長谷部のぎこちなさ、がっつき、余裕のなさが出てたけど、今はキスになれた感じ(。-∀-)
この時間は長谷部が引き寄せてくれたもの。
かなちゃんを大切に守ってきた想いは、めぐるのね。だからかなちゃんも受け入れるよう努力してくれた。
「僕は君を守りたい。」
「じゃぁ、ずっと一緒にいてください。」
ハッピーエンドにたどり着いた。ここまで迎えられて本当によかった。心からそう思います。


桜の季節。
6月の挙式を前に、スーツを買いたい長谷部。
余村さんは、長谷部のスーツ姿が見たいしかなちゃんの写真も見たい、とか
お祝い贈りたいけど…まだイヤかな…と気にする、余村さんらしい心遣い。自分なんかが贈っていいのか迷ってる。
と思いながら開けた郵便受けには、かなちゃんからの披露宴の招待状が。
友人でも、まして身内でもない自分を招くその意味は。
嬉しくて、笑いがこみあげて、それから、涙が溢れる余村さん…!
春に届いた便りは幸福の知らせだった。

            ~fin~


これがタイトルの意味、だったんですねぇ。すっごく綺麗な終わり方。
かなちゃんが、長谷部家の家族として認めてくれたってことが伝わってくる。
これから先、この二人は、家族の理解もえながら静かに幸せに暮らしていくんだろうなって、思います。

「世界」で小野さんのキャストコメントでもあったけど、続きを聴きたいような、でも静かに幸せにしておいてあげたいような。
長編作品にするなら、きっと波乱が起こってしまうと思うから。
だから、私もまぁこれで完結でもいいかな、って思う。
あ、でも欲を言えば小説「言ノ葉便り」に収録の「言ノ葉ノ誓い」を音声化してほしいです!!!
そこまで迎えていただけたら、読者一同、安心できると思います!!
(まぁ小説読めば二人がこのあとどうなったかわかるのですが!やっぱり二人の声で聴きたい。)

本当に本当に、長谷部と余村さんの幸せを祈っています。
二人に出会えたことに感謝!


2 コメント

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誓い音声化希望 (りんぎ)
2016-03-10 23:41:56
そうですね~誓いぜひ音声化して欲しいですね!

もし実現したら聴きたい台詞があるんです。。

俺は・・・・・すごく興奮します。自分のテリトリーに和明さんのこと連れ込めたみたいで

もう一回、このまましてもいい?もっと、欲しい

湊さんはどうですか?
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同意!!! (湊 未来)
2016-03-11 21:09:54
りんぎさま☆

やっぱり音声化してほしいですよねーー!!
りんぎさんの挙げた長谷部のセリフ、私も聴きたいです!!
特にテリトリー~の方のセリフはシチェーションも大好きですし、ぜひ聴きたいですね!!!

小説を読むとところどころ原作のセリフ・シーンがカットされてしまってますけど(長編なのでしょうがないですが)、ここはカットしないでほしかった…てのもあるので、「誓い」音声化の時にはぜひここは収録してほしいですね☆
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