言ノ葉シリーズ（序章）

ドラマＣＤ「言ノ葉ノ花」という作品があります。
原作は砂原糖子先生で、一部ドラマＣＤになってまして。
人気作品なので、原作の他のお話もドラマＣＤになりました。
実は去年から細々と新品・中古問わず探してこつこつ集めて聴いてました。
作品の性質上ちょっとためらいがありまして、長らく書かないままでいましたが…、ブログも長く続いてきましたし、
なにより名作ですし、やっと書こうかなという決意ができたので、今更ですが書いてみます。
今回はこのシリーズにまつわるお話を中心に書いていきます。（ネタバレありです）

つまり、作品と出会った経緯的なものと、作品の紹介と、今後感想を書くぞっていう決意表明みたいなものです。





「言ノ葉ノ花」。
あえて公式紹介文を読まずに紹介させていただきます。
（いや昔読んだことはあるけどこの記事を書くにあたって読み直していないって意味です）

心の声が聞こえる余村は、仲がいいと思っていた人たちの心の声：悪意を聞いてしまい人を信じられなくなる。
逃げるように職場をやめ、新たな地でひっそりと生きていく余村。
あるとき、新たな職場の長谷部の心の声を偶然聞いてしまった余村は、長谷部が自分に好意を抱いていると知ってしまう。
長谷部は朴訥で不器用だけれど、心の中では余村への想いで溢れていた…。
悪意しか聞こえてこなかった余村にとって、自分への好意で満ちた長谷部の声は心地よくて
近づいてはいけないと、思うのに、仲良くなっていくことを止められない。
そして…。
長谷部が、余村に、自分の想いを告げた…。



余村視線で紡がれる、切ない恋の物語。泣くこと必至。


たぶんこれで２枚組のＣＤのうちの１枚目７割くらい。
これ以降は、心の声が聞こえることを打ち明けて長谷部に避けられるようになり、ようやく結ばれたと思ったら、
余村の心の声を聞く力がなくなって、逆に今度は相手の本心を疑うようになって長谷部ともすれ違ってしまう。
こんなお話。

これが、もう、すっごく切なくて泣けるいいお話なんですよ。
しかもＢＧＭが主にピアノなんですけど、それが切なさを倍増させているんですよ。
効果的な場面で盛り上がる旋律に、思わず涙がこぼれます。

あ、言い忘れてましたが長谷部役は小野大輔さんです。
そして、、、、、、、、、
あえてここまで黙っていましたが、余村役は、神谷浩史さんです。
余村さんの方が年上ですが、長谷部×余村、つまり、小野×神谷、です。
つまり、ＢＬＣＤでございます。これが書くのを躊躇っていた理由ですが…。
でも、本当にそんなこと関係なくなるほどにストーリーがいいのです。
今まで書かないでいたけれど、やっぱりこの作品の魅力を伝えたい！感動を伝えたい！と思うのです。


こちら、２００８年発売の作品なのですが、ずっと気にはなっておりまして、でも人気作すぎてなかなか売っていなくて
手を出せずにいた作品・シリーズなのです。
個人的に、発売直後に買うなら定価で普通に買いますが、
ある程度時間がたったらできれば中古で買う派でして。（なければ定価で新品で買いますが、、）
希少価値的な意味で高値になってる場合、定価以上はイヤでアマゾン・オークションは避けていたのです。
しかしあるとき、偶然お店で発見したので、購入させていただきまして、
いくつかのお店に時折見に行っては関連作品も細々と集めて、今に至っています。



と、そもそも「花」を購入するまでに１つオチがありまして。
実は、続編「言ノ葉便り」が、２０１５年に発売されているんですよ。
もちろんメインのお２人はそのままで、その後のお話という内容です。
で、、、、
私が中古ショップで見つけてぱっと買ったのが、実はこちらの「便り」の方でして…
まぁでも「花」のストーリーはおおよそ知っているしで先に聞きました。ええ。

「言ノ葉便り」の内容としては、
順調にお付き合いを続けていく余村と長谷部。
ある日、長谷部の家でキスをしているのを長谷部の妹に見られ関係がばれてしまう。
長谷部にとって唯一の肉親である妹の気持ちを気にしてしまう余村の態度は、長谷部とすれ違いを生んでいく。

こんな感じ。
ＣＤは１枚組ですし長さも内容も前作よりはシンプルですね。

それで、初めて触れたこのシリーズ、「便り」から入るのは失敗でした。
結ばれるまでの感動的なあれこれなしに、いきなり甘い濡れ場を聞かされたもんだから
「ひいいいいいいいいい」となってしまいました。余村さん、好き好き言いすぎです。
そいで、関係も続きなれてきたのか喘ぎがちょっと大きいです。
むむむ。男性の受けの喘ぎは初めて聴いたのですが、なかなか刺激が強いですな。
濡れ場だけ声が高すぎるのが違和感あるのかもしれません。


そんなわけで、一瞬このままフェードアウトしようかとも思ったのですが
その後すんなり「花」を見つけてしまったので、無事両方を聴くにいたりました。
そして「花」は本当に本当に名作でした。
濡れ場も多少ありますが、抑え目に演技しているとの評判どおり神谷さんの喘ぎもそこまで激しくなく聴きやすいです。
むしろ「花」はストーリーが本当に丁寧に描かれていて、濡れ場シーンもごくわずかで
ほぼドラマＣＤと言っても過言ではないと思います。
物語が魅力的で、演出効果もあって切なくて、男性同士とか関係なく抵抗なく話に聞き入ってしまいました。
やっぱり順番どおりに聴くのが大切ってことですかねぇ。


と、いうわけで、個人的に紆余曲折ありましたが無事メインタイトル２本を聴いて感想を書きたくなったので
ゆっくりですが近々書く予定です。


あと余談ですが、このシリーズはパラレルものの「言ノ葉ノ世界」（心の声が聞こえる別のカップルの話）や
余村・長谷部のデートなどを描いた「言葉日和」、「言ノ葉ノ花　短編集」など
長いものから短いものまで様々ですが関連作品がたくさんあります。
最近の専門店（オタクグッズ専門の中古ショップとか）はすごいもので、市販のに加えて特典ＣＤもセット販売してたり
単体で売ってたりするんですねー。何回か足を運んで集めました。
こちらも、（私の中での）メインの「言ノ葉ノ花」と「言ノ葉便り」を書き終わったら感想を書くかもしれないです。




ついでにＢＬＣＤ関連でもう１つ余談。
「便り」の神谷さんの受けに馴染めなかった私は、どんな思考回路か逆カプのドラマＣＤを聞いてみることにしました。
…あるんですよ、神谷×小野のＢＬＣＤが！
その名は、「リロード」。
（こちらも発売から少したっており県内では見つけられなかったのですが
　とある東京遠征の時の空き時間に池袋に行ったらありまして。無事購入し、聞くことができました。）
科捜研にて働く神宮（ＣＶ：神谷浩史）と、検挙率Ｎｏ１刑事の河東（ＣＶ：小野大輔）が
ケンカしつつも神宮が１人で追っている事件を共に解決させようとする。
ちょっと毛色の違う物語です。
これはあまり甘さはなくて、どっちが攻めか！というのを毎回争っていてほほえましいです。
もちろん毎回神宮が攻めなのですが。
声のトーンも某兵長のようで、私、神谷×小野の方が好きかもしれません。

なーんてＣＤも聴いていますので、こちらもそのうち書きますね。



序章、と称して駄文長文失礼いたしました。


↓↓これまでの感想記事はこちら　【随時更新予定】
言ノ葉シリーズ感想その１　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ花」前半）
言ノ葉シリーズ感想その２　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ花」後半）
言ノ葉シリーズ感想その３　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ花」の特典フリートークＣＤ「落花流水」）
言ノ葉シリーズ感想その４　（ドラマＣＤ「言ノ葉日和」）
言ノ葉シリーズ感想その５　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ休日」）
言ノ葉シリーズ感想その６　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ世界」前半）
言ノ葉シリーズ感想その７　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ世界」後半）
言ノ葉シリーズ感想その８　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ世界」の特典フリートークＣＤ）
言ノ葉シリーズ感想その９　（ドラマＣＤ「言ノ葉ノ花　短編集」）
言ノ葉シリーズ感想その１０　（ドラマＣＤ「言ノ葉便り」）