昨日のニュースです。夏休みの職員研修第4弾、アクションカードを使った緊急時対応訓練を実施しました。アクションカードとは、緊急時の対応に抜けがないように、我々職員がするべきことが示されたカードです。本校では、今回初めて導入するにあたり、みんなで訓練をすることにしました。
1枚のカードには、指示がシンプルに示されています。受け取った者は、このカードの指示を忠実に実行します。
では、早速演習に移りましょう。ケースその①。昼休み、多目的ホールで子どもたちが遊んでいると・・・。(ブルーのビブスを着ているのは子ども役です。)
子ども同士が激しくぶつかり、一人の子どもが倒れました!
「わー!大変!!先生、来て―!!!」
心臓が動いていません。すぐに心肺蘇生法を施します。
アクションカードが配られ、それぞれの対応が始まります。
興奮する子どもたちを別室に誘導し、事情を聞き取ります。
1回目ということもあり、改善点がたくさん見つかりました。そもそも、訓練中に電話が鳴るという不測の事態もあり、なかなか職員が集まることができませんでした。あとから集まった職員に対し、情報をどのように知らせるかということも大きな課題だとわかりました。AEDによる電気ショックの回数を数えるのもすっかり忘れていました。
ケースその②。授業中に、突然先生が苦しみだし、倒れてしまいました。教室は大騒ぎになります。
騒ぎを聞きつけ、隣の教室から先生が来てくれました。
子どもたちはとにかく大興奮。聞き取りもままなりません。(劇団も真っ青の迫真の演技に、思わず笑っちゃいました、すみません・・・。)
ケースその①の反省点を踏まえ、記録係の職員は、黒板に大きく情報を書いていきました。これによって、あとから駆けつけた職員も、なにが起こっているのかを理解することができます。
↑ 別室では、子ども役の演技がまだ続いています。しくしく泣きだす子どもへの対応に苦慮する職員。実際の場面では、居合わせた子どもたちの心のケアも重要な要素であることが確認できました。
今回の反省をもとに、もう一度カードの中身を練り直し、2学期に備えたいと思います。
続いては、今年度初めて実施した「たつじんテスト」に関する研修です。ひー。
こうして、瞬く間に午前中が終わりました。明日は職員研修第5弾。特別支援教育に関する研修が予定されています。
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