こんにちは!年金者組合南大津支部です。

高齢者が安心して暮らせる社会を!

事業仕分けに行って感じたこと

2010-09-01 | ニュース
先日8月21日大津市の事業仕分けを見に行きました。民主党の事業仕分けをテレビで見ましたが、それ以上に低劣でした。

分科会は2で、福祉、医療などの事業を対象にしていました。残念ながら、身体障 害者の人たちへのタクシー券、ガソリンの助成制度については、終わった後でした。

病児保育、病後保育について、小田原市職員の評価者が「利用の際、利用者が嘘をついていないか」と暴言を吐いた。しかし市会や他の評価者、説明者などから批判
なく、傍聴席などからも何の反応もなかった。

大津市担当職員の表情は、恐々、窮々としていた。事業仕分けの評価者の発言には 削減のための意見のみが得意気になされていた。

その制度がどのような経過を踏まれて成立してきたのかは、一切説明を受けず、切実な要求を持つ人たちのことなど一切 ふれられなかった。また、制度利用者の少なさについての説明についても、市担当者の機械的な対応と理解、判断が、制度利用への市民への情報提供がおざなりになっているようであった。

また、その事業について国庫補助がない理由について、10人未満であるためとの説明に対し、「あと1人ですね」というだけだった。10人未満は補助なしでなく、1人からの利用に補助せよとなぜ言わないのだろうと不思議であった。

「何しろ、事業仕分けで事業の縮小や廃止が評価者の能力を評価されるらしい」のだからと、事業仕分けそのものが、ごく少数の人が言うことを理由に、弱い人の暮らしや福祉、教育、医療などへの予算配分が削られるという、理不尽すぎる扱いがされることがよくわかりました。

また、このような事業仕分けが、市民の信託を受けた 議員がどのように感じているのだろうか。
事業仕分けの評価者などが「どのような責任が追及される」のだろう。特別委員として報酬を手にし、それで幕だと思っているのだろう。

こんなひどいことが税金を使い、ごく一部の市民が駆けつけ、周知の中で(?)実施できたというのだろう。

年金者組合の組合員は、どのように受け止めているのでしょう? この事業仕分けを。猛暑の日がいつ和らぐのかわからない上に、もう一段と熱を帯びそうです。

              (事業仕分けに参加された大津支部のSさんの感想です。)