「自宅出産、感動した!」なんて感想は以前書いたのですが、感動した、なんていうのは自宅出産に限らずみなさんおそらく感動するわけで、あまりにも主観的すぎる感想。そこで、実際に自宅で産んでみて良かった点・悪かった点をできるだけ客観的にまとめてみたいと思います。
●自宅出産を選択して良かったと思ったこと
1)検診の待ち時間がない!
殆どが自宅検診のため、家で助産師さんが来てくださるのを待っていればよいのです。
病院だと長い時間待たされることが多いのですが、それが一切ない自宅検診はとても快適でした。
ちなみに、1ヶ月検診まで自宅で受けられます。
2)移動がなくてラク!
陣痛開始~産後まで一切移動がない。自宅の中で、部屋とトイレ、お風呂場(息子の沐浴の様子を見に)を一日に何度か行き来する程度でした。もちろん母子同室なので、授乳もごろんと体を横向きにして寝たまましてました。
産後も、疲れきった体を引きずって長い廊下を歩いたりして病室~トイレ~新生児室~授乳室、などと移動する必要がないのは本当に楽だと思います。
3)信頼している人に担当してもらえる!
いつお産が始まっても、担当してくれるのは依頼している助産師さん。その方とは何ヶ月間もかけて信頼関係を築いているので、安心して身を委ねることができました。
また、助産師さんは確実に自分のことを覚えているので(病院の先生は、カルテを見ないとどんな患者か覚えていないことが多いようですが)、ヘマしちゃいけない、という気持ちが非常に強くあって、そのおかげで食生活をちゃんとしたり運動を頑張ったりできた気がします。2回の検診で立て続けに太りすぎたらさすがに呆れられちゃうだろう、という恐怖とか(笑
そのおかげで、体重増加は最終的に7.5kgでした。実はつい最近までは、体重増加を理想の範囲におさめておくことのメリットが何かあまりよくわかりませんでした。体重が増えすぎると母体への負担やお産のリスクがあがるのはわかりますが、例え体重が15kg増えたとしても、母子ともに健康でお産が楽なら問題ないじゃないかと。しかし、体重増加が少ないと、産後のダイエットが楽(というかダイエットの必要がない)なのです。赤ちゃん+胎盤・羊水などの重さは大体5~6kgほどなので、産んだ直後に減るのはその分だけで、それ以外は純粋に母体が太った分、つまりやせなきゃいけない分なのです。母体が太った分が3kg程度なら母乳をあげていれば何もしなくてもやせられるようですが、これが10kgとなると・・・結構頑張らないといけない気がします。
4)自己管理の意識が高まった!
自宅出産は基本的には医療の力を借りずに産むことになります。もちろん、自宅出産でも止血剤や点滴は用意されているし、いざというときにはサポート病院に搬送してもらえますが、病院出産に比べて、何かあった場合に処置が遅れるのは事実です。そのため、妊娠中は安産のために自己管理をしていく必要があります。妊娠中毒症にならない、逆子にしない、表面積の広い胎盤にしない、貧血にならない、などなど。そのためにはどういう食事・運動をしたらよいかを自分で常に考えて実行していかなくてはなりません。
これって、妊娠中だけのことかと思いきや、産後も同じなんですね。安産のための生活=よい母乳がたくさん出る生活、なのです。ついでに言うと、安産のための生活=よい母乳がたくさん出る生活=健康的な生活、なので、妊娠中に学んだ安産の秘訣を続けていくことは、家族全員が健康な生活を送るための秘訣でもあるようです。一家の健康を預かる立場になる者としては、家族全員が健康な生活を送るための秘訣を身につけられたのはすごく良かったと思います。
5)産後、寝ていなくてはいけない時期も退屈しません!
自宅なので、冷蔵庫のモノが食べ放題(!)、本も読み放題、テレビも見放題、音楽も聴き放題・・・そして家族がいてくれるのでいつでも話ができ、退屈しませんでした。夫と二人、息子の寝顔を見ながら、息子が生まれた感動を存分に語り合うことができました。
それに、つきっきりで看病をしてもらっているような状態なので、欲しいモノを取ってもらったり買ってきてもらったり、非常に快適でした。
●自宅出産を選択して失敗したと思ったこと
1)ママ友ができない!
(私の場合は)母親学級もなく、また、入院中に同室だった人と仲良くなるという機会もなかったので、出産時期が近いママ友はできませんでした。
2)子育ての知識が得られない!
先述の通り母親学級や入院中に受けられる子育て講座等もなかったので、子育ての知識はまったく得られませんでした(何を着せたらよいか、空調はどのような具合がよいか、お散歩はいつから連れて行けばよいか、などなど)。
疑問が湧いたときに都度助産師さんに電話をして聞いたりしていたので大きな問題はなかったですが、知らずに間違ったことをやってしまうこともあるので、やっぱり予め全て教えてもらえたほうが安心かも。
3)産後とにかく大変!
入院すれば食事も出てくるのですが、自宅だと誰かに作ってもらわなくてはなりません。私は産褥シッターさんをお願いすることもせず(検討はしていたのですが結局頼まずに産んでしまいました)、母の予定もあまり確認せずに居たため、結局夫に全て世話をしてもらうことに。夫には相当な負担だったようで、「産後の1週間が一番キツかった」と言っていました。実際、産後みるみる元気になっていく私とは逆に、夫はみるみる疲れ果てていきました(ゴメン!)。
次の出産も自宅ですることになったら、次は絶対産褥シッターさんを頼みます・・・。
●出産費用の実際
安いと聞いてはいたけれど、実際に自分の場合はいくらだったかというと、約32万円でした(助産師さんの交通費は別)。
助産師さん曰く、この額は高い方とのこと。高くなった原因は、産後に通っていただいた日数が標準より多くなったこと(息子の黄疸の経過観察等のため)。一番安い人で28万円、平均的には30万円くらいとのことです。
●自宅出産を選択して良かったと思ったこと
1)検診の待ち時間がない!
殆どが自宅検診のため、家で助産師さんが来てくださるのを待っていればよいのです。
病院だと長い時間待たされることが多いのですが、それが一切ない自宅検診はとても快適でした。
ちなみに、1ヶ月検診まで自宅で受けられます。
2)移動がなくてラク!
陣痛開始~産後まで一切移動がない。自宅の中で、部屋とトイレ、お風呂場(息子の沐浴の様子を見に)を一日に何度か行き来する程度でした。もちろん母子同室なので、授乳もごろんと体を横向きにして寝たまましてました。
産後も、疲れきった体を引きずって長い廊下を歩いたりして病室~トイレ~新生児室~授乳室、などと移動する必要がないのは本当に楽だと思います。
3)信頼している人に担当してもらえる!
いつお産が始まっても、担当してくれるのは依頼している助産師さん。その方とは何ヶ月間もかけて信頼関係を築いているので、安心して身を委ねることができました。
また、助産師さんは確実に自分のことを覚えているので(病院の先生は、カルテを見ないとどんな患者か覚えていないことが多いようですが)、ヘマしちゃいけない、という気持ちが非常に強くあって、そのおかげで食生活をちゃんとしたり運動を頑張ったりできた気がします。2回の検診で立て続けに太りすぎたらさすがに呆れられちゃうだろう、という恐怖とか(笑
そのおかげで、体重増加は最終的に7.5kgでした。実はつい最近までは、体重増加を理想の範囲におさめておくことのメリットが何かあまりよくわかりませんでした。体重が増えすぎると母体への負担やお産のリスクがあがるのはわかりますが、例え体重が15kg増えたとしても、母子ともに健康でお産が楽なら問題ないじゃないかと。しかし、体重増加が少ないと、産後のダイエットが楽(というかダイエットの必要がない)なのです。赤ちゃん+胎盤・羊水などの重さは大体5~6kgほどなので、産んだ直後に減るのはその分だけで、それ以外は純粋に母体が太った分、つまりやせなきゃいけない分なのです。母体が太った分が3kg程度なら母乳をあげていれば何もしなくてもやせられるようですが、これが10kgとなると・・・結構頑張らないといけない気がします。
4)自己管理の意識が高まった!
自宅出産は基本的には医療の力を借りずに産むことになります。もちろん、自宅出産でも止血剤や点滴は用意されているし、いざというときにはサポート病院に搬送してもらえますが、病院出産に比べて、何かあった場合に処置が遅れるのは事実です。そのため、妊娠中は安産のために自己管理をしていく必要があります。妊娠中毒症にならない、逆子にしない、表面積の広い胎盤にしない、貧血にならない、などなど。そのためにはどういう食事・運動をしたらよいかを自分で常に考えて実行していかなくてはなりません。
これって、妊娠中だけのことかと思いきや、産後も同じなんですね。安産のための生活=よい母乳がたくさん出る生活、なのです。ついでに言うと、安産のための生活=よい母乳がたくさん出る生活=健康的な生活、なので、妊娠中に学んだ安産の秘訣を続けていくことは、家族全員が健康な生活を送るための秘訣でもあるようです。一家の健康を預かる立場になる者としては、家族全員が健康な生活を送るための秘訣を身につけられたのはすごく良かったと思います。
5)産後、寝ていなくてはいけない時期も退屈しません!
自宅なので、冷蔵庫のモノが食べ放題(!)、本も読み放題、テレビも見放題、音楽も聴き放題・・・そして家族がいてくれるのでいつでも話ができ、退屈しませんでした。夫と二人、息子の寝顔を見ながら、息子が生まれた感動を存分に語り合うことができました。
それに、つきっきりで看病をしてもらっているような状態なので、欲しいモノを取ってもらったり買ってきてもらったり、非常に快適でした。
●自宅出産を選択して失敗したと思ったこと
1)ママ友ができない!
(私の場合は)母親学級もなく、また、入院中に同室だった人と仲良くなるという機会もなかったので、出産時期が近いママ友はできませんでした。
2)子育ての知識が得られない!
先述の通り母親学級や入院中に受けられる子育て講座等もなかったので、子育ての知識はまったく得られませんでした(何を着せたらよいか、空調はどのような具合がよいか、お散歩はいつから連れて行けばよいか、などなど)。
疑問が湧いたときに都度助産師さんに電話をして聞いたりしていたので大きな問題はなかったですが、知らずに間違ったことをやってしまうこともあるので、やっぱり予め全て教えてもらえたほうが安心かも。
3)産後とにかく大変!
入院すれば食事も出てくるのですが、自宅だと誰かに作ってもらわなくてはなりません。私は産褥シッターさんをお願いすることもせず(検討はしていたのですが結局頼まずに産んでしまいました)、母の予定もあまり確認せずに居たため、結局夫に全て世話をしてもらうことに。夫には相当な負担だったようで、「産後の1週間が一番キツかった」と言っていました。実際、産後みるみる元気になっていく私とは逆に、夫はみるみる疲れ果てていきました(ゴメン!)。
次の出産も自宅ですることになったら、次は絶対産褥シッターさんを頼みます・・・。
●出産費用の実際
安いと聞いてはいたけれど、実際に自分の場合はいくらだったかというと、約32万円でした(助産師さんの交通費は別)。
助産師さん曰く、この額は高い方とのこと。高くなった原因は、産後に通っていただいた日数が標準より多くなったこと(息子の黄疸の経過観察等のため)。一番安い人で28万円、平均的には30万円くらいとのことです。