goo blog サービス終了のお知らせ 

産むと決めてから産むまでの記録+育児。

「仕事が楽しくて辞めたくないけれども子供も欲しい…」と2年悩んだ末思い切って妊娠!した私の妊娠~出産~育児の記録。

出産前後のアイス事情

2007-08-02 22:36:37 | 陣痛開始~出産
「出産が始まったらアイスを食べる!」と意気込んでいた私。それについての結果報告を忘れていました。
まず、出産前夜、就寝直前にパナップを食べました。このとき既に陣痛が始まっていたのですが、陣痛だとは気付かず「前駆陣痛?とりあえず気分を紛らわすためにアイス食べちゃえ!」みたいな感じでした。
本格的な陣痛が始まってから出産までの間には、ハーゲンダッツのマンゴーとフォションのチョコレートアイスを半分くらいずつ。
産んで落ち着いてからは、それぞれの残り半分を食べ、その後、ピノ2箱と森永練乳かき氷。
助産師さんに「今日だけよ?」と言われ、今日だけはいくつ食べても良いのだと勘違いしちゃったことにして(確信犯)、アイスを食べまくりました。全部で6個…。食べられちゃうのがすごいよね。
「今日だけよ?」と言われたのに、結局翌日もハーゲンダッツの抹茶、ピノ、などアイスを食べまくってしまいました。すーっごく美味しかった!!!!!産後のアイス、サイコーですよ!

出産レポート

2007-06-23 22:10:10 | 陣痛開始~出産
「まだまだ生まれそうにない」と言っていた矢先、突然始まった私のお産。
もちろん、想像していた通り大変なものだったけれど、本当に温かくて良いお産でした。

私がお世話になったのは、知る人ぞ知るカリスマ助産師S原さんと、サポートのN野さん、他4人の助産師さん。
この方たちに出会えて、介助していただけて本当に良かった。
"ゴッドハンド"S原さん&N野さんの手厚い会陰保護のおかげで、会陰も無傷、お尻のトラブルもなし。願い通りの、血の付いていない赤ちゃんを産むことができました。次のお産もぜひ自宅で、S原さん&N野さんにお願いしたいと思っています。

私にとって本当に素晴らしい経験となった初めてのお産。この経験を忘れないように、記録しておきたいと思います。
自宅出産はまだまだレアケースですが(全国で0.1%、東京都で0.3%とのこと)、これを読んだ方が少しでも自宅出産に興味を持ってくだされば幸いです。


■出産前日(6月12日)
朝10時頃に起床。昼過ぎに打ち合わせに出かける夫を見送った後、最近お気に入りの比内地鶏ラーメンを作って食べて、チョコチップのクッキーを焼いた。その後、モーレツに眠くなったのでしばしお昼寝。

17時頃、助産師のS原さんから電話。
「調子はどうですか?」「まったく変わりないでーす。ぜんっぜん生まれる気配ない感じです」
というわけで、明日9:50に自宅検診に来てくださることに。産湯盥を見たいと言っている助産師さんが何人かいらっしゃるということで、総勢6人で検診にいらっしゃるとのこと。

18時半過ぎ、いつも通り階段をジャンプ&スクワットしながらおりた後、夫と駅まで散歩。LOFTで扇風機を購入。
「明日の夜、焼肉食べに行きたいなー。あと、サーティワンも食べなきゃ!」なんて話をしていた。

帰宅後、いつも通り夕食を終えて食器を洗っていたら(22時頃)、どうもお腹が痛いような…。これまで感じた中では一番強い張りと痛み。痛みが来ると一瞬動きが止まるくらいの強さ。それでもじっとしていれば平気だし、生理痛で動けないことなんてよくあるので「またお腹張ってるなあ。お産も近いのかー」なんてノンキに考えていて、時間を測るなどということすら思い付かなかった。

「ちょっとお腹痛いから先にお風呂に入るね」と夫に声をかけて入浴。お湯に浸かっている間は痛みはなく、いつのまにかお腹が痛かったことも忘れて、後からお風呂に入った夫の背中を流したり、いつも通りに過ごしていた。


■出産当日(6月13日)
午前1時頃ベッドに入る。どうもやっぱりお腹が痛い。夫に「お腹痛いよー」と言うとさすってくれた。でもこのときはまだ「前駆陣痛かなあ?」なんて思う程度。「こんなんでS原さんに電話しても"前駆陣痛ですよ"って言われて終了だよ~」なんて話していた。
しかし痛みはどんどんホンモノっぽくなっていく。そして午前1時半を過ぎたあたりから「もしかして陣痛?」と疑いはじめ、時間の間隔を測りはじめた。
※陣痛タイムメモ1
1:48 1:54 2:07 2:35 2:44 3:00 3:10
3:10の陣痛の後、トイレに行ったら少量の出血、いわゆる「おしるし」があった。ここで夫に「やっぱり陣痛かも」と報告。
このときはまだ、「S原さんに電話する?」「でも10分間隔って何時間も続くらしいから、朝イチの検診のときに報告すればいいかなあ?」なんて話をしていた。

※陣痛タイムメモ2
3:15 3:22 3:31 3:39 3:45
この時間帯は、間欠期は何事もなかったかのようにいられるものの、痛みが来ているときはさすがに「痛い、痛い、痛い」と声が出てしまうほどになっていた。
3:45の陣痛の後、「これはもう、S原さんに電話しよう」と夫。
間欠期を待ってS原さんに電話をかけ、状況を話す。話している時に「5分間隔ってことは、そろそろ痛み来ますか?」と言われた直後、やっぱり痛みが来た。「今きてます」と言うと、早そうだということで急いでタクシーで来てくれることに。
その後、ベッドの上だと痛いときに好きなように動き回れないのが苦痛だったので早々と夫にリビングに布団を敷いてもらい、そこで好きなように転がりながら痛みと闘う。

※陣痛タイムメモ3
3:50 3:56 4:01 4:??(この間メモできず。でも2回の陣痛) 4:21 4:26 4:31 4:36 4:40 4:43 4:49
私の陣痛タイムメモはここで途切れていた。S原さんが到着してくれて、メモを取る必要がなくなったからだ。

S原さんは手早く準備をしながらも、私が痛がると腰をさすって呼吸をリードしれくれる。夫はS原さんの指示でお湯を沸かしたりしていた(らしい)。
私が痛がる間隔を見ながら「もう3分間隔きってますね。もしかすると…9時くらいには生まれるかも」とS原さん(しかしその後、私のがんばりが足りなかったのか「お昼頃になりそう」と訂正されました)。
その後、S原さんは温めたタオルで私の会陰に温湿布をしてくれたり(こうして会陰ののびを良くするのです)、リクエストした陣痛緩和のアロマオイルを腰やお腹に塗ってくれたりした。

しばらくして母が到着。「いまどれくらいですか?」と母。「9センチ開いてます」とS原さん。子宮口全開までが辛いと聞いていたので「あとちょっとだ!」とほっとした(後ほど、甘かったと知ることになるわけだが・涙)。
その後、続々と他の助産師さんたちも集まりだした。病院の夜勤で3人の赤ちゃんを取り上げたあとだというN野さんも駆けつけてくれた。そしてなんと、検診にいらっしゃる予定だった助産師さんも来てくださり、異例の(?)6人体制に。病院では一人の助産師が複数の産婦を受け持っていて「ナースコールを鳴らしても、来てくれたのは1時間後だった」なんて話もザラに聞くというのに、産婦私一人に対して6人の助産師さんがつきっきりとは…なんという贅沢!
S原さんはアキレス腱の横(陣痛のツボとのこと)にお灸をしてくれたりお産の進み具合を見てくれたりしている。そのほかの方は、腰をさすってくれたり、レメディを飲ませてくれたり、私の血圧や赤ちゃんの心音を測ってくれたり、会陰の温湿布を交換してくれたり、呼吸をリードしてくれたり。そして手が空いた方はビデオや写真を撮ってくれたりと、全員の助産師さんたちが無駄なく動いてくださっていた。
夫は私の手を握りながら、アイスを食べさせてくれたり励ましてくれたり、汗を拭いてくれたりした。

途中、辛すぎて「もう頑張れないよ~」と泣き言が出てしまった。すかさず「そんなこといわないで!」とS原さん。そりゃそうだ。私にしか産めないし、お産は止められないし、なにより、こんなに沢山の人が私一人のために動いてくれているのに…頑張らなきゃ!

いきみ続けてしばらくして、パンと何かが破裂し、生暖かい水が流れる感覚。破水!破水したらもうすぐだと聞いていたのでここで再びほっとする…が、その後もいっこうに生まれてこない。
ふと夫を見ると、目に涙を溜めて私の手を握っている。「へその緒、切ってね」というと黙って頷いてくれる。ああよかった。前は「興味ないから他に切りたい人が居ればその人に…」なんて言われてガックリきていた。へその緒カットはやっぱり子の父親にやってもらいたかった。その願いが叶いそうだから、もうひと頑張りしよう!

しかし、だんだんと疲れていきみが続かなくなってくる。ついつい「休みたい」という言葉が出てきてしまう。疲れていきめないのに陣痛はひっきりなしにやってくる。いきめず、陣痛を無駄にしながら時間だけが過ぎていく。

するとS原さんから「少しトイレに座ってみましょう」と提案が。確かにトイレに座るとお産が進むと聞いたこともあるので、なんとか立ち上がってトイレへ。
N野さんが素早く照明をいい感じにしてくれて、トイレでS原さんと二人頑張る。私がいきむたび、S原さんが出口を手でぐいっと押し広げる。これがなかなか痛いのだが、これも会陰が切れないためだ、と思って頑張る(こんな状況でもとにかく会陰にこだわる私)。
しばらくして突然、S原さんがトイレ脇に居たらしいN野さんに「そろそろ!」と言う。そして私に一言。「さあ立って。お産です!」

ビックリーーーー!!!!「お産です」ってそれじゃあ今までのはなんだったんだー!?と。すっかりお産をしている気でいたのに、これからがやっと本番なのだと知って、痛い中、心の中で苦笑い。
そしてリビングに移動して本番スタート。横向きになったり、四つん這いになったり、夫の背中にもたれかかってみたり、自分に合った出産体勢を探しながらいきむ。
結局私が一番良かったのは、仰向けで夫にもたれかかって上体を起こす体勢。それで頑張ることに。
「おへそ見て!」「口結んで!」「声出さないで!」助産師さんたち+母に言われながらひたすらいきむ。いきむたびみんなが「上手!」「いいよ!」と声をかけてくれるので励まされる。足で踏ん張る必要があるときは、助産師さんたちが足の裏に手を出して足台のようなものを作ってくれて「ここ蹴っていいよ!」と言ってくれる。
意識朦朧としながらしばらくいきみ続けると「赤ちゃんの頭、見えましたよ!」と言われ、触らせてもらう。ぬるぬる+髪の毛の感触。赤ちゃんもこんなところに頭を挟まれて苦しいだろうに…と思うと可哀想で、早く出してあげたいという気持ちになった。

そんな調子で夫にもたれかかりながらいきむこと数回…呼吸を浅くて短い呼吸に切り替えるようにと言われる。しかしもうMAXに痛くて、いきんで出してしまいたい。しかし、助産師6人+母が一斉に短い呼吸をリードするので、一人でいきむわけにもいかず…(苦笑 浅くて短い呼吸で耐える。幸いにもヨガで慣れている呼吸だったのでうまくできた。
浅く短い呼吸をはじめるとまもなく、一気に局部がラクになった。赤ちゃんの頭が出た!そしてそのままずりっと体も出た。2007年6月13日午前11時54分、ちびた誕生!!!

すぐに、へその緒がついたまま私の胸の上に乗せてもらってカンガルーケア。助産師さんが持ち上げた時にさりげなく股間をチェックすると(笑)、なんともかわいらしいおちんちんを発見。「ああ、やっぱり男の子だったんだぁー」と独り言。
あったかくてかわいくてたまらない。ずっと言っていた「血の付いていない赤ちゃんを産みたい」という願い通り、本当に血の付いていないきれいな赤ちゃんが生まれてきてくれた。たくさん撫でてやる。夫も私の枕元から手を出していっぱい撫でている。感動、ひたすら感動。

ふと枕元から鼻水をすする音が聞こえたので見てみると、弟と妹たちが号泣していた。本当のことを言うと、弟や妹は立ち会わせたくないと思っていた。恥ずかしいという気持ちが半分と、未婚・思春期の彼らには壮絶すぎるのではないかと思ったから。だから母には呼ばないで欲しいと伝えていたのだが…来ちゃったんだよねえ。そもそも、彼らが立ち会える日というのも限られているし、絶対にその時には重ならないと思っていたのに、見事に重なってしまったということもある。これはもう、生まれてくる赤ちゃんが選んだのだと思って諦めざるをえなかった。(しかしやはり途中で彼らが居ることで気が散ってしまい「気が散るからあっちいって!」と叫んだ記憶がある…ゴメン)
そんなわけでかなり渋々だったのだが、彼らの涙を見たときに立ち会わせてあげられて良かったと思えた。弟は「こんなに何かに感動したのは久しぶり」とのこと。妹たちは二人揃って「自分が産むときも絶対自宅出産にする!」と言っているほど。
上の妹は、出産に対してかなりの恐怖を抱いていたらしいけど(母の病院出産の時に、分娩室の外で聞いた母の叫び声と医療器具の音がちょっとしたトラウマだったらしい)、私の出産を見て「自分にも産めるかも」と思ったそうだ。そんな簡単なもんじゃないけど、でもそれくらい、私の出産は温かくて恐怖のないものだったと思う。

ふと足下を見ると、助産師さんたちは真剣な表情でスタンバイしている。ここから先、胎盤が出てからが出血のリスクがあり、まだまだ気の抜けない状況なのだった。
少しして腹部に軽い痛みを感じる。そしてあっという間に胎盤が出てきた。出血は、はじめにさらさら流れ出る感じがして不安になったけれど、測った結果標準量(180ml+195ml)。子宮の収縮も良い、ということで一安心したけれど、念のため、注射を打ってもらった。

無事に胎盤も出たということで、夫がへその緒カット。ジョキ、ジョキ、と2回くらいで切るはずが、一度にチョキンと切ってしまった夫…。しかしそれもよい思い出!とにかく、夫に切ってもらえてよかった。

しばらくしてS原さんが胎盤を私の枕元に持ってきてくれる。「食べられるんですか?」と聞くと「とりあえず見てから決めて」とS原さん。そして「こっちが子宮側、こちら側が赤ちゃん側。ここが羊膜で、破水したのはこの部分で…」などと細かく説明をしてくれた。
この胎盤が赤ちゃんを育ててくれたと思うと「ありがとう!ご苦労様!!!」という気持ちでいっぱいに。最後に「…で、食べますか?」と聞かれ「た、食べません」と私。とてもじゃないけど食欲ない…(苦笑

ここで穏やかにお産を終えるはずが、とんでもないことがまっていた。「後陣痛」である。
子宮の収縮が良い証拠なのだが、とにかく痛くて「痛いよー」と悲鳴しか出ない。陣痛並に辛かった。しかしそれでも隣ですやすや眠る我が子を見てなんとか耐えるが、ついに「ロキソニン(非常によく効く痛み止めです)ください!!」と絶叫。よく考えてみたら、これまでずっと薬は飲まずレメディでやってきたのに、私ってばなんて事を言うのか…。
そんな私にS原さんは後陣痛に効くレメディを水に溶かした飲み薬を作ってくれた。痛みが来るたびに夫が飲ませてくれる。さすが、すごくよく効いて、飲むとすぐにラクになった。

S原さんから会陰が無傷だったことを告げられ、ほっとした。「会陰切開せずに血の付いていない赤ちゃんを産みたい!」と思ったことが一つのきっかけとなった自宅出産。それでも初産だし少しくらい(唇を噛んで切れちゃったくらい)切れても仕方ないかと思っていたのに、完全無傷とは!!!これも、温湿布にオイルマッサージなど、S原さんの丁寧な会陰保護のおかげ。さすがはゴッドハンドと言われるS原さん!!!!素晴らしい。

その後助産師さんたちは15時過ぎまで様子を見てくれた。
弟・妹たちもしばらくうちにいて、生まれたての子の写真を撮ったり、私の身の回りの世話をしてくれたり。
妹が買ってきてくれたピノに幸せのピノが入っていた。何とも嬉しい気持ちになった。

その夜は夫、私、子、母と四人並んで眠った。いつもとなにも変わらない我が家だけど、昨日まではお腹にいた我が子が私の隣にいる。何とも不思議でなんと幸せなんだろう!!!
夜中の授乳(といってもまだ母乳は出ないので、授乳の"練習"だが)やおむつ替えを手伝おうと母が張り切ってくれていたのだが、赤ちゃんは一晩中ほとんど眠っていた。
「生まれたばかりの赤ちゃんは、お産でお母さんと同じだけ疲れている。だから、お母さんと赤ちゃんを(病室と新生児室に)引き離さなくても、赤ちゃんはお母さんが休めるようにちゃんと眠ってくれる」と本で読んだけれど、それは本当みたい。ちなみに私は、赤ちゃんからせっかくの休息をもらったというのに興奮と感動と幸せでまったく眠れず、隣ですやすやと眠る我が子と夫の顔を交互に見ながら一晩中泣いていた。

生まれました☆(40週0日)

2007-06-13 17:25:26 | 陣痛開始~出産
5分間隔のブログ更新後、あっという間に陣痛が進み、明け方には子宮口9センチ大に!アイスを食べるのが精一杯で、とてもじゃないけどブログ更新なんて無理!
そのまま、助産師さん6人によるつきっきりの介助のもと(なんでこうなったかは後日)、夫、母、妹&弟の立ち合いの元、無我夢中で一気にいきみまくること数時間…。
予定日当日6月13日午前11時54分、2800グラムの男の子が元気に生まれて来てくれました。
生まれてすぐにカンガルーケア、そして臍の緒は夫が切ってくれました。
助産師さんたちは3時間ほど様子を見てくれてから帰られました。
もう既に、自宅で家族だけの生活が始まっています。なんとも不思議な感じ!赤ちゃんも疲れているらしく、ほとんど泣かずにすやすや眠っています。

さて、こだわっていた会陰ですが…完全に無傷で産めました☆頭囲33センチの子が出てきましたが、1ミリたりとも切れていません!すばらしい☆ みなさんありがとう!

そんなわけで今日は疲れたのでこの辺で…。

陣痛来ました!

2007-06-13 04:50:27 | 陣痛開始~出産
まるで予定日を待っていたかのように、日付が変わった頃から陣痛が。現在5分間隔です。痛いときは悲鳴モノですが、波が去るとけろっとしてます。
助産師さんもうちに向かってくれてます。頑張ります!