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韓国 安東河回村とソウル2日め-2 <屏山書院と河回村の仮面舞>

屏山書院

月映橋のたもとでランチを終えた後、お店の主人にタクシーを呼んでもらった。
ドライバーの金さんは日本語が少し話せるので助かった。
駅のインフォメーションで書いてもらった、私のプランを見てもらうと、50,000ウォン(4.750円)と言われた。
インフォメーションの女性が、40,000~50,000ウォンでしょう。と言っていたので、50,000ウォンでもいいんだけど、さっきぼったくられたので、ついむきになり、40,000ウォンにしてと交渉したら、45,000ウォンになった。
金さんに「大阪?」と聞かれたので、愛媛だけどめんどうなので「はい、大阪です。」と答えると、「値切るは大阪」と言われた(笑)



屏山書院は安東駅から約40分、河回村に近い山の中にたたずむ風光明媚な書院。
かつて人材を育てるための教育機関だったところで、多くの学者を輩出したそうです。
残念ながら道は整備されておらず、山に入ると舗装されていないでこぼこ道がしばらく続き、身体をぐねんぐねんさせながらやっと到着。


屏山書院の正門。 
ちょうど門にいる若い女性2名は、自撮り棒で何度も何度も写真を撮って、なかなか離れてくれないので仕方なく入れて撮りました(^^;)




光影池


晩対楼
釘を使わない木造建築で、ここから眺める屏山と洛東江の優美な風景はすばらしいと書かれていたけど、今は立ち入り禁止で残念!




まるで絵画のようです。


本当に釘を使っていない。曲がった柱に、地面も平らじゃないのに、このバランスはすごい!


屋外のかたつむり型トイレ



屏山書院、心が洗われました。

●いよいよ河回村へ

河回村は許可車両以外、入れないので、手前の大きな駐車場で降りて、チケット売り場で入村料を払い、無料シャトルバスで村の入り口まで移動しなければいけない。
村内は徒歩、または電気カートでの観光となる。



入場料3,000ウォン(280円)は金さんが払ってくれた。 
世界遺産にしては安いですね。
仮面舞の鑑賞も含まれている(というか無料?)ので、韓国って良心的ですね。
中国は山奥でも、世界遺産になると2.000~3,000円取るのに(^^;)
チケット売り場で日本語の地図をもらえるので助かる。

ここで金さんと別れて、1人でシャトルバスに乗るつもりだったけど、親切にホテルまで送ってくれた。
ホテルは村の中だけど、タクシーは入って行けるところだったみたい。
部屋に荷物を置くと、また仮面舞の会場まで送ってくれた。
仮面舞は14:00からだけど、早く行っていい席を取った方がいいからと・・・気遣いがうれしい。
とてもよくして頂いたので、結局50,000ウォンを払ったら喜んでくれた。

●仮面舞

正式には「河回別神グッ仮面舞」と言い、村の安泰と豊作を祈願するための舞で、重要無形文化財に指定されている。
河回村で800年も受け継がれており、日本を含め、世界各国でも公演されている。

入口で日本語ガイドが売られているので、先に読んでおくと、言葉は分からなくても、ストーリーが分かるので楽しい。
当時の支配階級を批判した風刺も含まれていて、観客は終始、大笑いしていた。 
時々観客をいじって笑いを取ったりしてるので、一番前に陣取った私はいじられたらどうしよう!!!と心配したけど、日本人て分かったのかいじられずに済んでホッとした(^^;)


仮面舞の会場

金さんの言う通り、13:30頃、席を取っていて正解だった。
始まる頃には満席で、身動きが取れないくらいだった。
仮面舞は毎年3月~11月の水・土・日曜日の14時から約1時間、催される。
せっかく土曜日に河回村を訪問するのだから、仮面舞を絶対見たいと思っていたので、早朝の電車に変えられてよかった~としみじみ思った。
この日は何かの行事かお祭りのようで、仮面舞が始まる前に、来賓あいさつが延々5人くらい続き、テレビか何かのカメラも何台か見た。




仮面舞の前に伝統舞踊が披露される。
いつの間にか、こんな青空になりました~(^^)


仮面舞では個性の強い9人の登場人物が次々現れる。


この牛は最後、下の男性によって殺されてしまいます。




老婆が機を織りながら物悲しく歌う場面


僧侶が芸妓に一緒に踊ろうと迫っている場面




満員の会場。

楽古斎 ラッゴジェ

明るいうちに芙蓉台に登りたかったので、仮面舞を最後まで見ずに会場を後にした。
さっきタクシーで送ってもらった道とは違う、村の中の道を歩いてホテルへ戻る。
黄色く色づいた稲穂や茅葺屋根の家、癒されるな~。空気もおいしい。


今晩泊まるホテルは、河回村で絶対泊まりたかった憧れの「楽古斎 ラッゴジェ」。
河回村らしい茅葺屋根の建物で、部屋はとてもきれいで、普通のホテルと変わらない設備なので快適に過ごせた。
全体的に写真より狭く感じたけど、雰囲気のある素敵なホテルだった。
敷地の外は観光客があふれて騒々しいけど、敷地内は静かで落ち着ける。


楽古斎の入口






私の部屋は左から3番めで、その右側に専用のダイニングがあります。


私専用のダイニング。ここでお茶を頂いたり、朝食を頂きます。しぶいですね~。




ここでウェルカムドリンクの、おいしい五味子茶を頂きました。
時間が止まったように静かです。
前に見える茅葺屋根の建物はチムジルバン(薬草サウナ)と洗濯室。
チムジルバンは滞在中、何度でも無料で利用できます。


気温が上がってきたので、冷たい五味子茶がおいしかった(^^)


部屋は4畳半くらいでしょうか。広くないけどベッドではないので十分です。
初めてのオンドルは暖かくて熟睡できました。
見なかったけどテレビもあって、冷蔵庫もついています。


電話はありません。何かあったらこのベルで呼ぶのでしょうか?
宿のお姉さんは3棟の1つに住んでいるので安心です。
サービスのカップラーメンがあり、これが夕食になったのでとっても助かりました(^^)


バスルーム。 檜風呂、いい香りです(^^)
ジャグジーもついてました。


楽古斎は宿泊棟が3つ、チムジルバンと洗濯室の棟、合計4つの棟が中央の松の木を囲むように建っている。
土曜日なのでほぼ満室のようで、日本人のご夫婦も見かけた。
挨拶したけど、すぐ部屋に入ってしまった。


他の宿泊棟のダイニング。 こちらもしぶいです。


そして、会いたかった猫のサオリちゃん。
泊まった人のブログに登場していたので、すごく会いたかったんです!
臼の中でひなたぼっこしてました。 かわい~♪
1匹だけだと思っていたけど、もう1匹、白いサモリちゃんもいて感激(^^)


でもサモリちゃんは、人見知りですぐ逃げていってしまいました。


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