●はじめに
世界遺産の街 ホイアン
あれは昨年６月のことでした。
メルマガ登録しているジェットスターから、「関空～ダナン就航」の朗報が飛び込んできました。
ベトナムのダナン空港は、世界遺産ホイアンの玄関口で、これまで日本からの直行便は成田発着のベトナム航空だけだったのです。
関空からは直行便がなく、ベトナム航空のハノイ乗り継ぎや大韓航空のソウル乗り継ぎなど、時間もかかり、結構高めだったので、ずっとホイアンに行きたいと思いながら、後回しになっていました。
そんな中、ジェットスターの就航記念キャンペーンチケットのメールが届いて、舞い上がってしまい、発売日まで、いつ行こうか！と大興奮でした(^^)
そして、来年（2018年）２月の連休 2/10～12 に決め、発売日にチャレンジしましたが、やはりこの連休は人気があり、最安値チケットは取れませんでした。
それでも破格値で取れたので、大満足です♪
ダナンまで直行便で4時間45分、夢のようです(^^)
ダナンは10年前の2008年ＧＷに行きましたが、その時はダナンのビーチリゾートに滞在していて、ホイアンまで足を延ばさなかったので、今回はとても楽しみです。
⇒２００８年GW ハノイ・ハロン湾・ダナンはこちら
～２０１８年２月１０日（土）～
●ジェットスターのチェックイン
前日帰国したソウルの冬服やブーツ、マフラー、カイロなどを段ボール箱に詰めて、再び関空の日航ホテルに預け、早朝、ターミナルへ向かいます。
ホイアンから帰国後、また日航ホテルに泊まるので荷物は快く預かってもらえました。
暑いホイアンに着いたら脱げるよう重ね着をしてますが、こごえそうに寒くてターミナルまで走りました（笑）
今日のフライトは、関空 9:15発⇒ダナン 12:00着のジェットスターです。
ダナンは日本より2時間遅れなので、所要時間は4時間45分になります。
ジェットスターは松山～成田をよく利用するけど、国際線は初めてだと思います。
余裕を持って行ったけど、カウンターは既に長蛇の列でした。
連休ですからね。
もちろんジェットスターは優先チェックインがないので並ぶしかありません。
若い女性の2人連れが多く、楽しそうに盛り上がっているのを見ると、ちょっと寂しくなりますね～。
ベトナム好きなMさんは、仕事で何度かホイアンに行っているので、今回一緒の旅行はかなわず、１人旅になってしまいました。
やっとチェックインが終わって、Wi-Fiを受け取りに行くと、こちらも長蛇の列でびっくりです。
Wi-Fiでこんな長い列見たことない！ってくらいで、間に合うのか心配になってきました。
同行者がいると、Wi-Fi受け取りや両替など手分けしてできるけど１人だとこれが大変ですね。
連休なので、もちろんセキュリティチェックも長蛇の列です。
ベトナムドンは前回残った分が2万円くらいあったので、両替は不要で助かりました。
ぎりぎりになってしまったけど、出国審査は自動化ゲートでスムーズだったので、なんとか間に合いました。
連休なので満席です。
シートベルトサインが消えるとすぐ、近くのおじいちゃんグループが日本酒の瓶を取り出し、CAさんにコップをたくさんもらって、仲間に注いで回っていました(^^;)
昔はこんな光景、時々見ましたが、LCCでやっていいのか！？とびっくりです（笑）
LCCはお酒の持ち込みが禁止されていたと思うんですが、解禁されたんでしょうか。
お元気そうで何よりです(^^)
●ダナン空港到着
ベトナム上空は乱気流で揺れることが多いんですが、今回も結構長い時間、大きな揺れが続きました(^^;)
日本酒で盛り上がっていたおじいちゃんたちも、さすがにおとなしくなり、シートベルトを締めてじっとしています（笑）
30分ほどディレイして、12:30頃、無事ダナン空港に到着。
ダナン空港は2017年5月に新しく国際線ターミナルが作られたので、それも楽しみです。
暑いです！
この日の最高気温は27度くらいなので、猛暑ではないけれど、極寒のソウルと冬の日本から来るとよけい暑く感じますね。
新ターミナルはまだ工事中のところがありましたが、やはり広くてきれいです。
田舎のダナンでも入国審査はとても厳しく、かなりの時間がかかりました。
空港からホテルへの移動は、出発前にホテルへ専用車を依頼しておきました。
飛行機が30分ほど遅れ、入国審査も相当かかったので、ドライバーさんは2時間くらい待ったことになります。
会えなかったらどうしよう！って心配しましたが、到着ロビーで私のネームプレートを持った笑顔のドライバーさんが見えた時はホッとしました。
●ダナン空港からホテルへ。
ドライバーさんは運転しながら、「おなかすいてない？」「どこかランチによろうか？」「きれいな海で写真撮る？」と聞いてくれます。
優しいな～と思っていたら、最後に「大理石のお店に寄るか？」と。
やばい！やばい！うっかり大理石のお店に連れて行かれるところでした（笑）
正直、おなかは空いていたけど、とにかく早くホイアンに入りたかったので、うまく断り、海だけちょっと寄ってもらって、ホテルへ向かってもらいました。
明日から天気がくずれるので、晴天の今日、できるだけたくさんホイアンの写真を撮りたかったのです。
あれは何？
街路樹の上に大きな布のようなものがたくさんかぶせてあるので、ドライバーさんに聞いたら、「シーツを干しているんです。」と。
え～っ！軒先の木ならともかく、中央分離帯の木に干すってあり～っ！？
さすがベトナム。
びっくりしていたら、ドライバーさんが「昨日は天気が悪かったから。」と。
いやいや、そういう問題じゃなくて（笑）
排気ガスは気にならないのでしょうか(^^;)
警察の人は注意しないのでしょうか。
風で飛んだら、危ないですよね。
いろいろ心配になるけど、そこはベトナムだからいいんでしょうね。
相変わらずベトナムはつっこみどころが多くておもしろいです。
写真を撮ろうとしたら、スピードをゆるめてくれる優しいドライバーさんでした(^^)
●ホイアン到着
ビーチに寄ったので、通常30分くらいのところ、40分くらいでホイアンに到着。
ホイアンの歴史保存地区は車が入れないので、街の入り口で車を降りないといけません。
そこでシクロ（人力車）に乗り換えて、ホテルまで送ってもらいます。
空港からの専用車は有料ですが、シクロはホテルの無料サービスで、専用車のドライバーさんが着く前にホテルへ連絡を入れてくれたのでスムーズでした。
ベトナムにしてはすごい連携です（笑）
ワクワクしながら、シクロで街に入ると、そこは美しい別世界でした。
ベトナムイエローの壁、ピンクのブーゲンビリア、カラフルなランタン・・・写真で見たホイアンそのものです！
どこを見ても絵葉書のようで、インスタ映えするスポットであふれています。
インスタはしてないけど(^^;
●ビンフン・ヘリテージホテル Vinh Hung Heritage Hotel
5分ほどシクロ体験を楽しみ、ホイアンでは絶対泊まりたかった、ビンフン・ヘリテージホテルに到着です。
世界遺産の中に建つ200年前の古民家を改装した雰囲気抜群のホテルなんです。
歴史的建築物に泊まり、アンティークな家具に囲まれて過ごす時間は、好きな人にはたまらないと思います。
私はそれほどアンティークファンではないけれど、一度ベトナムの昔の家に泊まってみたかったので大興奮でした。
ホテルはにぎやかな通りに面しているのでひっきりなしに観光客が通り、人を入れずに撮ることは不可能でした(^^;
でも翌朝は人を入れずに撮ることができてヨカッタです。
私の部屋「ヘリテージスィート」206号室は、2階の左側です。
玄関を入るとすぐ、雰囲気のあるロビー。
素敵すぎて、興奮が止まりません（笑）
外の喧騒がウソのように静かです。
ウェルカムフルーツとオレンジジュース。
ジュースは心配なので一口だけ頂いて、フルーツは勇気が出ませんでした(^^;
フロントの若い女性はとても親切で感じよく、いろいろ丁寧に教えて頂いて助かりました。
ロビーからの眺め。
ずっと眺めていたいくらいです。
このシクロに乗ってきたんですよ。
早く写真を撮りに行きたいところだけど、まずはホテルにチェックインです。
中庭のマッサージスペース。
夜、歩き疲れて帰り、ここでフットマッサージをしてもらいました。
ホテルから20分の無料サービスなんです♡
とっても上手で疲れが取れました～(^^)
階段の下で靴を脱いで上がります。
中庭を囲むように４つの部屋があります。
私の部屋は2階の通り側です。
この廊下も雰囲気ありますね～。
正面は通り側のテラスになっています。
右側の206号室が私の部屋です。
壁の彫刻もすごいですね。
入ってびっくり！
何もかもアンティークなんです！
ゴミ箱も雰囲気を壊さないようにしてますね。
映画でしか見たことがないような家具です(> <)
この電話は飾りですよね(^^; たぶん。
広いです！ムダに（笑）
HPによると、60㎡だそうで・・・真ん中のスペース、要らないですよね(^^;
写ってませんが、ベッドには蚊帳がついているので安心して眠れます。
この時期、蚊は出ないそうですが、念のため蚊帳をして寝ました。
左奥がバスルームのドアです。
バスタブは意外にも檜（？）風呂。
なんだか水は貴重な気がして、貯めませんでした。
シャワーはめちゃくちゃ使いにくいです（笑）
なんせ、これですから（笑）
水圧も弱いし、シャワーヘッド置きが安定してなくて、バスタブの回りが水浸しになってしまいました。
床は大理石で、排水溝があるので大丈夫なんですけど。
シンクはレトロな陶器で、こういうのは大好きです。
シャンプーなどのアメニティ―は一通りそろっていて、タオルやシーツは清潔で全く匂いがせず、気持ちよかったです。
お陰で夜はぐっすり眠れました(^^)
テラスでは、世界遺産の街並みを眺めながらゆっくりできます。
ぎしぎし言うので、最初は床が抜けそうで心配になりました(^^;
ここは共有スペースなので、ホテルゲストは誰でも利用できます。
ホテル前のTRAN PHU 通りは観光客でにぎわっています。
●ホイアン散策
さぁ、いよいよホイアン散策に出発です(^^)/
思ったほど暑くなく、恐れていた湿気もあまり感じなかったので快適でした。
ホイアンはおしゃれなカフェがいっぱいで、時間があれば１日中カフェ巡りをしたいくらいです♪
レストランもカフェもバーも、すべてオープンでおしゃれです。
ランタンのない狭い路地も雰囲気があっていいですね。
シルクのお店もしぶいです。
かわいい靴屋さん。
いろんな色やデザインのランタンが素敵で心が躍ります♪
夜はどんな姿を見せてくれるか、ワクワクしますね♡
ここもすごい人出ですが、橋の辺りは特に大渋滞でした。
トゥボン川を渡って、アンホイ島へ移動します。
アンホイ橋からの眺めも素敵ですね～♪
近代的な建物が一切見えないんです。
徹底して昔の街並みを残しているところがすばらしいですね！
橋を渡ったところにチケット売り場があったので、5枚綴りチケットを120,000ドン（￥600）で買いました。
旧市街には、有料の歴史的建造物が22軒あって、このチケットで入場します。
でも明日から天気がくずれるので、建物見学は明日にして、今日はできるだけ広い範囲を歩こうと思います！
アンホイ島から対岸を望みます。
ホイアンと言えばこの眺めですね。
テンションが上がります(^^)
小舟がのんびり感を出していていいですね。
夜はこの小舟で遊覧しながら、夜景を楽しむ人たちでにぎわいます。
赤いランタンの建物は、人気のレストラン「カーゴクラブ The Cargo Club」
今晩はここのテラス席を予約しているので楽しみです♡
トゥボン川沿いにこんなかわいいモニュメントが。
大勢写真を撮っていました。
蓮の花がかわいいです。
夜はライトアップされてきれいでしたよ。
●ターンフーンレストラン Thanh Phuong Restaurant
アンホイ島の川沿いに絶景を望めるターンフーンレストランがあります。
ほとんどのガイドブックに載っている人気レストランなので、寄ってみることにしました。
今日は時間が惜しくて、結局、お昼は何も食べていないのです。
いつも空腹になると低血糖の症状が出るのに、それも忘れるほど、ホテルとホイアンの街に興奮していたようです(^^;
レストランを見たら、急におなかが空いてきました。
夕食にはまだ早かったので、２階のテラス席には誰もいなくてラッキーでした。
迷った末、ベトナム初の食事は上げ春巻きにしました。
皮が普通の春巻きと違って、サクサクとおいしかったんですが、油ものはおなかが心配で、半分くらい残してしまいました。
ベトナムは６回めですが、過去５回のうち、４回下痢をしています(^^;)
１勝４敗です（笑）
下痢をしなかったのは、山奥のサパへ棚田を見に行った時だけですが、その時は移動が長かったので、安全のため、ほとんどベトナム料理を口にしていないのです。
⇒２０１６年３月 サパの棚田とハノイはこちら
今回は滞在型で、いつでもどこでもトイレに行ける環境なので、ちょっと冒険してみようと思っているんです(^^)
危うい時は街中のおしゃれなカフェに入ればいいし、がんばればホテルにも戻れる距離なので安心です♪
最高の眺めですね。
夜は対岸の夜景が一段ときれいでしょう。
2階の店内。
濃いピンクのテーブルクロスがかわいいです。
トイレを借りましたが、きれいで安心しました。
またアンホイ橋を渡って戻ります。
●来遠橋（日本橋）
ホイアンの観光地と言えば、まずは日本橋ですね。
昔、日本人が造ったので、通称「日本橋」と呼ばれていますが、正式には「来遠橋」と言います。
ガイドブックによると、1593年に造られたそうで、修復はされていると思いますが、425年前ってすごいですね。
美しい木造の橋です。
ただ、このドブ川は臭いです(^^;
今、このにおいなら、暑くなったらどうなるんでしょう(> <)
ちなみに私は人より鼻が利くので、普通の人なら大丈夫かもしれません（笑）
あまり川には近づかず、写真を撮って、ここはさっさと退散しました。
橋の上はこんな感じです。
入口で５枚綴りのチケットを見せると、はさみで１枚切ってくれます。
このアナログさがいいですね（笑）
●ホイアンの旧市街を散策
画廊も素敵です。
お店自体が絵になりますね。
ブーゲンビリア以外にもかわいい花がいっぱいで、目の保養になります。
緑のランタンもかわいいですね。
黄色の壁によく合ってて。
いろんなランタンにときめきっぱなしです♡
お土産屋さんもいっぱいで散策が楽しいです。
次は夕方から夜の美しすぎるホイアンを紹介します。
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TRANSIT(トランジット)38号ベトナム 懐かしくて新しい国へ (講談社 Mook(J))
ユーフォリアファクトリー
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