街歩き大好き!「街めぐり人めぐり」ロケハンメモ

街歩き大好き放送作家・吉村智樹の備忘録(簡単なメモ書き)です。清書して本家ブログ「街めぐり人めぐり」にて記事化します。

サメのかぶりもの姿で歌うアイドルを取材しました。

2014-04-30 01:35:27 | 日記
江坂ミューズホールへ、サメのかぶりもの姿で歌うアイドル「BUGって花井」さんを取材しました。


(撮影/佐々木まこと)

不気味な巨大深海ザメ「メガマウス」が好きすぎて、メガマウスの啓蒙のために地下アイドル活動を始めたという花井さん。

彼女はこの頃とみに話題となり、地下から浮上しつつあります。
それはまさに、4月14日に生きたまま捕獲され、白日のもとその姿をあらわにしたメガマウスのように。

そんな花井さんですが、メガマウスが捕獲された1日前、なんと衣装や小道具、そして多額の現金が入ったカートを盗まれてしまったのだそう。
「盗まれたメガマウスの衣装が海に還って、翌日、本物になって見つかったんかな」と、笑いながらこの事態をあくまでポジティブに受け取る彼女。

この日のライブは、衣装や小道具をなくして初めてのライブ。
いつもの小ネタができず、そのため歌とパフォーマンスで勝負せざるを得ません。

捨て身で挑んだそのステージは、疾走感があってソリッドで、とてもカッコよかった。










獲物を仕留めんと猛進するサメのようにシャープにシャークなステージでした。
メガ規模のブレイクが目前に迫っている、そんな気がします。
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子どもトラウマ必至! 鬼がいる公園

2014-04-27 00:17:18 | 日記
先日、仕事で和歌山県を訪れました。

取材まで少し時間があったので、JR和歌山駅の周辺をぶらぶら歩くことに。
するとイズミヤのそばにある「新南公園」に、子供がトラウマになるようなイカツいすべり台を発見。










大きくあけた口がすべり台になっており、口腔内をすべりおりるインドアタイプ。
鬼のかたちをしたすべり台はいくつか報告があるのですあ、青鬼は珍しい。

打ち出の小槌や、お椀の船、人生ゲームのピンを思わせる少年の像などがあることから「一寸法師」の世界を表現している様子。



しかしなぜ和歌山で一寸法師?
和歌山が発祥のおとぎ話なのかと思いきや、調べてもまったくそんな話はなく。
(発祥は大阪説が有力)
謎が鬼のように襲ってくる公園です。






こんなけなげな鬼も
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「金の茶室」に「ミラーボール」! 超ゴージャスな歯医者さんを取材しました。

2014-04-20 11:25:47 | 日記
取材のメモ・備忘録です。のちほど別媒体にて記事化します。


取材で兵庫県西宮市へ。
JR「さくら夙川」を降りると、そこは「富裕層」の街。

この街に、超ゴージャスな治療室をもつ歯医者さん「小田歯科」があります。

院長の小田泰史さんは2014年度最新版の「 日本の歯科100選」に採択された名医。
特にスポーツ歯学のスペシャリストとして名を馳せ、「“なでしこ”を世界一に導いた歯医者さん」と呼ばれることも。
名だたるサッカー選手、野球選手などアスリートたちから全幅の信頼を置かれています。

そして小田歯科はすべての診察室が個室。
昨年、開業10周年を記念し、2000万円をかけて診察スペースを3つ増床。

それぞれ「秀吉の金の茶室をイメージした黄金の部屋」、壁にノエビアスタジアム神戸と同じ人工芝を貼った「なでしこJAPANの部屋」(壁には選手たちのサインがびっしり)、タカラジェンヌをイメージしたという、ミラーボールが回転する「黒の部屋」といったコンセプトルームとなっています。









歯医ソサエティ!




婦長さんのセンスを反映した歯のお掃除の部屋も、なかなかの味わい。




縁起を担いで「金の茶室」を指名する経営者や、「ミラーボールの部屋じゃなきゃ」とこだわるお子さんなどもいて、好評とのこと。

それにしても珍スポって、こんな高級住宅地にもあるんですね。
だから街歩きは油断ならないのです。
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コンドームでドレスやバッグ、アクセサリーを作っている女性作家に会いに行きました。

2014-04-17 15:31:31 | 日記
コンドームでドレスやバッグ、アクセサリーを作っている女性作家に会いに行きました。

場所は四条河原町にある「ガレリアBar間男」。
入口はレンタサイクルの駐輪場のなかという、「隠れ家的」としか言いようがない、あやしい立地。



展示されていた作品は、ゴム特有のケミカルな香りを放ち、視覚的にも嗅覚的にもフェティッシュな世界が伝わってきます。













さりとてラバー素材にはあるテカりや強靭さはなく、枯れかけた花びらのような、背徳の情事のあとのような、切ないムードも見て取れます。
性的、というより、むしろ、果ててしまった後の「無性欲」状態を表しているような気がしました。
コンドームは意外にも、しなやかさとはかなさをともに表現できる、フェミニンなテキスタイルなのかもしれません。

作者のoootakakooo(タカコ)さん(27歳)は上田安子服飾専門学校でファッションデザインを学んだ作家。
舞台衣装なども手掛けているそう。



極薄のコンドームを継ぎあわせるなんて、相当な技術が必要。
なんでも裏からテグスで縫い合わせているとのこと。
しっかりした技術に裏打ちされたセンスであることがわかります。

彼女が素材にコンドームを使い始めたのは4年前。
ファッションの世界で「やすらぎ」が至上主義的に重要視されるようになった機運に違和感を覚え、身に着けていて奇妙な感覚になるアイテムがあってもいいんじゃないかと、コンドーム製のドレスやアクセサリーを作り始めたと言います。
性的なメッセージは「特にない」と。
やはり。

しかしアイデアから実践に至るには、ひと苦労が。
コンドームはゼリーがまとってありますから、これをひとつひとつ洗い落とさないといけません。
そして大量に必要ですから店頭では購入できず、ネットで割引が利くまとめ買いをしているとのこと。

「そういうお商売だと思われてるかも」と笑っておられました。

この日は舞踊家の中西ピロコさんによる、コンドームドレスを着てのコンテンポラリーダンスもあり。
一挙手一投足、その動きに従い、コンドームの蠱惑的な香料が広がります。
なんというストレンジな昼下がり。





外はにぎやかな河原町。
そんな通りに面したこの三・五畳のスペースでコンドームが乱舞しているとは、誰も気がつかないでしょう。
まさに包んで漏らさず、といった世界。
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自称「日本一のイケメン」のふすま屋さんを取材しました。

2014-04-13 20:14:06 | 日記
(これは備忘録です。のちほど別の媒体などに清書します)

奈良県の西ノ京へ、自称「日本一のイケメン」のふすま屋さんを取材しました。











店には「日本一男前なふすま屋の店」「ほんまええ男や ここのふすま屋 スケートの羽生選手みたいやで」と、時事ネタも交えた自画自賛ならぬ自顔自賛の文字、文字、文字。
店の外観は“明るい奥崎謙三”といった雰囲気です。

店主は襖貼太郎(ふすま・はりたろう)さん(63歳)。
脱サラし、なんと平成元年にふすま屋さんを始めたという、初代です。







確かに男前だとは思いますが、日本一、まして羽生選手とは言いすぎな気が……。
奥さん曰く「確かに昔は日本一男前だった」とのこと。
なるほど、イケメンのタイトルホルダーなわけですね。

店の前に文字で「ユーモアCM」を書き始めたのは創業当時から。
ただし、はじめは紙に筆、ではなかったと言います。
「はじめは電光掲示板でした、でも壊れてしもうて、修理するお金もないから、手書きにしたんです」とのこと。
そして、筆によるお手製のツイッターがスタートしたというわけ。

さらに6年前からは、奈良を訪れる修学旅行のバスへメッセージを発信するようになりました。





「生徒たち、大笑いですねん。そして『奈良でおもしろい看板を見た!』と学校や家で広めてくれて、わざわざここを通るバスが増えたんです。お礼状まで送ってくれて、ほんまイケメンでよかったですわ」と自慢のフェイスをなでる貼太郎さん。



ただ、一時期は息子さんが恥ずかしがって、家の裏口からしか出入りしなくなったのだそう。

自費出版した『60歳青春どまん中』(日本文学館刊)には、これまでのユーモアCMのベストセレクションと、ユーモラスなエッセイ、小説、ポエム、さらにクラシックコンサートを観た後のお客様アンケートの再録まで、知られざる襖貼太郎ワールドがぎっしり。
皆さん、知りたいですよね?













http://www.marutaka.biz/

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