茶碗蒸しとラーメンが合体した、その名もストレートな「茶碗蒸しラーメン」を食べてきました。
大阪の看板は「かに道楽」「ずぼらや」に代表されるように「食材をそのまんま巨大化させる」という特徴があります。
だから遠目にも文字なしで「なに屋さん」かすぐわかる。
そのため大阪の商業圏はイタリアの風景に似ていると言われています。
しかし、この巨大化は……意表を突かれました。
この店の巨大化食材は、「たまご」です。
場所は大阪港。
ビッグエッグは東京ドームにあるものだとばかり思っていましたが、大阪にも出現しました。
そして入口には大きな目玉焼きが。
おっぱいパブではありません。
これは店主自ら造ったオブジェなのだそう。
とても立派な造形作品。
店主さんは芸術家のタマゴ?
しかもこのお店、意外にも、ラーメン屋さんなのです。
材料に使う豚のキャラクターをあしらったラーメン屋さんはよく見かけるのですが(豚がラーメンを食べる共食いパターンで)、ここまで「たまご」を強くプッシュするラーメン屋さんは初めて観ました。
店の名前は「丹頂」。
ラーメン店では珍しく、高級なブランド品「がんこ村ネッカリッチ卵」を使用していることを前面に押し出しています。
店名から一瞬「鶴のたまご?」と思いましたが、鶏が産んだものだそうです、やっぱり。
なぜこれほどまでに「たまご」にこだわるのか?
訊けば店主はかつて北新地で割烹料理店を営んでおり、特にたまご焼きが人気だったとのこと。
「日本人はなぜこんなにたまご焼きが好きなのか。もっとたまごを料理を追求したい」と考え、たまごに特化したラーメン店に鞍替えしたのだそうです。
目玉商品は、高級卵を使った「茶碗蒸しラーメン」(750円)。
文字どうりラーメンと茶碗蒸しのコラボ商品。
茶碗蒸しの具にうどんを使った「小田巻き(苧環)蒸し」という一品がありますが、こちららはラーメンの上を茶碗蒸しどーんと覆うという、一杯で二度おいしいスタイル。
盲点ですよね。
まさにラーメン界のコロンブス。
器も、たまご型。
ふたを開けると、逃げも隠れもしない、完璧な茶碗蒸し。
さて、お味は……。
和食のプロだっただけあって、表面を覆う茶碗蒸しは、上品なおだしが効いていて、そうとううまい!
ほのぼのつるんとした茶碗蒸しの味を柚子胡椒がピリッと締めています。
ラーメン部分も、蒸しあげられているため味が凝縮して濃ゆ目になっており、お酒に合うと思いました。
茶碗蒸しもラーメンも堪能できて750円は、安い。
コスパいいです。
ほかにも「蒸しオムライス(これもたまごとライスのあいだに茶碗蒸し入り)」「半熟たまご焼き」など自慢の(というより魂の)たまご料理がいただけます。
なんと、オムライスに使うフライパンやたまご焼きの金型なども店主自らがバーナーで加工をほどこした手作り。
それにしても……。
光る卵が湾岸の夜空にぽっかり浮かぶさまは、それはそれはシュール。
マグリットの『ピレネーの城』を想起してしまいます。
大阪の看板は「かに道楽」「ずぼらや」に代表されるように「食材をそのまんま巨大化させる」という特徴があります。
だから遠目にも文字なしで「なに屋さん」かすぐわかる。
そのため大阪の商業圏はイタリアの風景に似ていると言われています。
しかし、この巨大化は……意表を突かれました。
この店の巨大化食材は、「たまご」です。
場所は大阪港。
ビッグエッグは東京ドームにあるものだとばかり思っていましたが、大阪にも出現しました。
そして入口には大きな目玉焼きが。
おっぱいパブではありません。
これは店主自ら造ったオブジェなのだそう。
とても立派な造形作品。
店主さんは芸術家のタマゴ?
しかもこのお店、意外にも、ラーメン屋さんなのです。
材料に使う豚のキャラクターをあしらったラーメン屋さんはよく見かけるのですが(豚がラーメンを食べる共食いパターンで)、ここまで「たまご」を強くプッシュするラーメン屋さんは初めて観ました。
店の名前は「丹頂」。
ラーメン店では珍しく、高級なブランド品「がんこ村ネッカリッチ卵」を使用していることを前面に押し出しています。
店名から一瞬「鶴のたまご?」と思いましたが、鶏が産んだものだそうです、やっぱり。
なぜこれほどまでに「たまご」にこだわるのか?
訊けば店主はかつて北新地で割烹料理店を営んでおり、特にたまご焼きが人気だったとのこと。
「日本人はなぜこんなにたまご焼きが好きなのか。もっとたまごを料理を追求したい」と考え、たまごに特化したラーメン店に鞍替えしたのだそうです。
目玉商品は、高級卵を使った「茶碗蒸しラーメン」(750円)。
文字どうりラーメンと茶碗蒸しのコラボ商品。
茶碗蒸しの具にうどんを使った「小田巻き(苧環)蒸し」という一品がありますが、こちららはラーメンの上を茶碗蒸しどーんと覆うという、一杯で二度おいしいスタイル。
盲点ですよね。
まさにラーメン界のコロンブス。
器も、たまご型。
ふたを開けると、逃げも隠れもしない、完璧な茶碗蒸し。
さて、お味は……。
和食のプロだっただけあって、表面を覆う茶碗蒸しは、上品なおだしが効いていて、そうとううまい!
ほのぼのつるんとした茶碗蒸しの味を柚子胡椒がピリッと締めています。
ラーメン部分も、蒸しあげられているため味が凝縮して濃ゆ目になっており、お酒に合うと思いました。
茶碗蒸しもラーメンも堪能できて750円は、安い。
コスパいいです。
ほかにも「蒸しオムライス(これもたまごとライスのあいだに茶碗蒸し入り)」「半熟たまご焼き」など自慢の(というより魂の)たまご料理がいただけます。
なんと、オムライスに使うフライパンやたまご焼きの金型なども店主自らがバーナーで加工をほどこした手作り。
それにしても……。
光る卵が湾岸の夜空にぽっかり浮かぶさまは、それはそれはシュール。
マグリットの『ピレネーの城』を想起してしまいます。