トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんなブログです。

「蛍光管からLEDに替えてみたけれど・・・」の巻

2024年07月02日 | 店主


雨の日は屋内の仕事をこなしてます。


お得意様から某町内公民館の照明器具に付いている蛍光管を明るいLEDに取替えて欲しいと依頼がありました。


現調すると、既存の照明器具には20W蛍光管(白色)が5本入っていますが、これが12畳程度の部屋に二台取付けられていました。(カバーを付けたままの確認だったのでこれが間違いのもと)


後に交換の段階で既存の照明器具にはLEDへ交換されていたのに気付くのだが・・・思い込みはダメですね



LEDに替えてどれだけ明るくなるか


そもそも明るさってナニ?





このように蛍光管とLEDの照射範囲は違います、明るさの基準はLm(ルーメン)で表しますが、これは光源から放出される光のすべての量ですから蛍光管は360°の全光量の合計で、LEDは放熱の為の放熱板が必要になるので360°の照射はできませんから照射下の全光量の合計になります。



ですから蛍光管とLEDでは見た目が変わり部屋全体の明るさも違って見えますね

蛍光管では床から天井近くまで明るく、LEDでは照射範囲が狭くなり天井近くは暗くなります


基本は照射下の明るさを基準に考えますからLEDに替えると明るくなったように見えますね


光源の色合いによっても


電球色

白 色

昼光色



今回のご依頼は、器具は取替えずに蛍光管だけLEDに替えて欲しいと言うことでしたが(既にLED)


パナソニックなどは安全面から20W相当のLED蛍光管は販売されてありません

アイリスオーヤマなどの製品も取り扱いしていますが明るさが1000ルーメンまでしかなく、これに取替えても明るくなったように感じられません


しかたなくメーカー品ではありませんが明るさが2000ルーメンと記載されたLEDに交換



で、交換の為にカバーをはずしてみると付いていたのはLEDではありませんかΣ( ̄□ ̄;)


お客様にこのまま交換してよいか確認したところ、明るくなるのなら構わないと・・・






左側(LED昼光色2000lm)と右側(LED白色1000lm)では色合いと明るさが違いますが、なぜか白色の方が明るく見えますね(^_^;)


机上の明るさは

 既存のLED(白色1000lm)

 新しいLED(昼光色2000lm)



数値的には明るくなっていますので良しとしましょう



本音は器具の交換をさせていただきたかったのですが、器具を交換すれば必ず既存より明るくできますからね


きょうはここまで


つづく