トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんなブログです。

「アンテナの支線ワイヤーの取り付け方」の巻

2023年03月28日 | 店主
コーポの管理会社から

「BS放送が映らなくなったと居住者様から連絡が入りましたので至急調べてもらえませんか?」


はじめてのコーポです。





一般のお家より高いですが、長梯子は左右にロープで固定して上がれば安心なので




この高さでも恐怖心はありません

念の為に梯子の上段も雨樋に固定しますからブレも無い




BS放送が映らなくなった原因はアンテナの屋根馬がズレたためでした。


ズレた原因は施工不良です。





この支線ワイヤーの張り方が良くないと思いますから、すべての支線ワイヤーを付け直します。

こちらの屋根には太陽光もありますから、予算があればアンテナ類は壁面に新しく付け直したいところですが、オーナーさんの許可はもらえないでしょうから改修させていただきました。




いままでは支線ワイヤーをこのように巻き付けられていましたが




施工当初はこれでよかったのでしょうが、この巻き方だと年数が経過するにつれて巻き付けた支線ワイヤーがゆるみ、アンテナの固定がゆるみます。


私は電器屋をはじめた当初から





支線ワイヤーをこのような巻き方をしています。




巻く位置は約90°になるところ




この位置で張るとズレることは無くなり緩むことも少ないです。




屋根馬への巻き付けもやり直します。





私は足に巻きますから強風で向きがズレることありません







この後、BSアンテナの角度や方向も再調整して完了



このやり方がベストだとは思いませんが、過去に施工したアンテナでズレたり倒れたりしたものはありませんから間違いではないと思います。


地デジ放送になってから、岡山県南部では屋根の上に新しくアンテナを取り付けることはまずありません

ですから、アンテナが倒れて瓦が割れたりすることもないので安心なんです。


地域によって電波強度の関係で屋根の上に施工もありますので、どこでも壁面アンテナで受信できるわけではありませんのでご理解くださいね


今回も無事に生還しております(笑)


梯子から降りていると


“大丈夫ですかぁ~”


と、コーポの住人様から声をかけられましたが


“大丈夫ですよ~”
 

としか応えられませんね(笑)


ついでにBS放送が受信できるようになったか確認していただき手間も省けました。


まぁ、電器屋の仕事には危険がつきものですね



きょうはここまで



つづく