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クーベリックの「夜の歌」

2006年02月07日 00時19分53秒 | マーラー
岡山に帰ったときは、必ずBOOKOFFに寄るのが習慣になってます。4店ほど行く店があります。中でもよく行くのは東岡山店です。100円の漫画を買うことが多かったのですが、最近はCDをよく見ます。今回は、初めて東古松店でCDを買いました。マーラーの交響曲第7番。ラファエル・クーベリック指揮バイエルン放送交響楽団の1976年2月5日のライブ盤です。ライブのクーベリックによるマーラーの交響曲シリーズの一枚です。他にも、9番と大地の歌を持ってます。値段は950円でした。普段は1250円が一般的なのですが、これは輸入盤ということもあって、この値段となったようです。クーベリックのライブ盤は、スタジオ録音盤に比べて、熱気に満ちた演奏であることが、よく知られてます。9番も大変熱い演奏で、9番の中では一番好きな演奏です。マーラーの7番という曲は、どちらかといえば、マイナーで取り立てて聞かせどころの乏しい曲ではないかと思います。第2楽章と第4楽章は、「Nachtmusik」と言われ、マンドリンやギターが用いられる風変わりな音楽です。そして、第1・3楽章は、なんとも気の抜けた曲と思います。そうかと思えば、第5楽章は、一転してドハデなフィナーレになってるのです。誰もが言っていることですが、これは一体何なんでしょうね。そうはいっても、この7番は、けっこうマーラーらしさが濃厚に感じられる曲であることにはまちがいありません。でも、最近「夜の歌」とは言われない傾向にあるんですかね。4番も以前は「大いなる喜びへの讃歌」て言われましたが、最近ではあまり言われなくなりましたね。
さて、クーベリックですが、ライブということもあって多少のキズもあります。第一楽章の最初から、おっ、これは、と想わせる出だしです。第1楽章は熱く、すべての音を雄弁にかつ確実に表現していこうとする強い意志が感じられます。しかし、最後の第5楽章に、それが一気に増幅されて盛り上がるってのを期待したのですが、それほどではない、かといってこれはこれで大した緊張感なんですが、まあ、少し残念な気がしたわけです。私は、これまで、ショルティとシカゴ響の演奏が、特にシカゴの金管などの威力に屈していましたが、今後はこのクーベリック盤も贔屓にしていけたらと思いました。

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