宝塚歌劇団・轟悠、油彩個展を開催「絵を通して自分自身の変化を感じる」

2011-01-24 09:11:39 | 日記
宝塚歌劇団・専科のスター、轟悠の個展「心の旅」が9月5日、東京・ホテルグランドパレスにて始まった。今までヨーロッパの風景を中心に描いてきた彼女だが、5回目となる今回の個展では視点を日本に移し、「音」「富士の憂」といったタイトルで富士山を描いた新作8点を制作。旧作あわせ計28点の油彩画が並んでいる。
轟悠のほかの写真
雪組トップスターを経て現在専科で活躍する轟は、いわば宝塚の男役の中の男役。現在でも年に1作は主演舞台を務め上げる中、2003年からは絵画の個展もコンスタントに行っている。今回、メインのモチーフに据えた富士山に関しては、「(歌劇団の)生徒から“富士山を描いて”と言われたことがきっかけ」と話し、「富士山は日本の美のひとつで、世界に誇れる山。いろんな顔を表現してくれる。難しかったが、私なりにアレンジして描きました。また、自分で描きながら、やっぱり富士山はきれいだなと思った」と話した。また「宝塚の舞台という仕事とはまた違った一面を絵画で出せる。自分の気付かない私自身の変化を絵を通して気付いていける」と、自身の中で舞台と絵の相乗効果があることを語っていた。いずれも落ち着いた色合いで描かれた繊細な作品群は、彼女のその穏やかな心象を写すかのような絵画だ。

個展開催は6日(月)まで。9月10日(金)・11日(土)には兵庫・宝塚ホテルでも開催される。入場無料。9月10日(金)には轟によるトークショーも開催、こちらのチケットは現在発売中。