【新・関西笑談】歌とトイレとおばあちゃんと(1)

2010-11-15 23:19:03 | 日記
 □シンガー・ソングライター植村花菜さん

 ■「べっぴんさんになれるんや」 ワクワクして毎日掃除しました。

 今年1月、大阪のFM局でちょっと変わった曲が流れた。『トイレにはそれはキレイな女神様がいて、毎日キレイにしたら女神様みたいにべっぴんさんになれる』。タイトルは「トイレの神様」。亡き祖母との思い出を一編の物語のように綴った曲だった。局には問い合わせが殺到し、同曲を収めたミニアルバムは15万枚を超えるヒットに。「この曲はおばあちゃんからのプレゼント」とはにかむ話題の歌姫に、これまでの道のりを振り返ってもらった。(聞き手 伐栗恵子)

 --おばあさんと暮らすようになったきっかけは

 植村 もともとは母と3人の姉兄と私の5人家族で、同じ敷地内の隣に(母方の)祖父と祖母が住んでいました。祖父が亡くなり、祖母が1人でかわいそうだからと、2番目の姉の提案で一番のおばあちゃん子だった私が一緒に暮らすことになって。小学3年生のときでした。

 --突飛な提案にも思えますが、素直に受け入れられましたか?

 植村 あまり覚えていないのですが、たぶん深く考えずに「うん、わかった」と言っていたのでは(笑)。おばあちゃんは私の心の拠り所でしたから。姉に泣かされたり困ったことがあったりしたら、いつも慰めてもらっていました。

 --「トイレの神様」の歌詞には2人の暮らしぶりが具体的なエピソードで綴られていますが、実話ですか

 植村 すべて本当の話です。毎日五目並べを一緒にして、毎週土曜日の楽しみだった吉本新喜劇のビデオ録画を失敗したときにはおばあちゃんを泣いて責め、大阪に買い物に行った帰りには一緒に「鴨なんば」を食べました。だから最初は、こんな個人的なことを歌にしていいのかなと思いました。

 --曲のサビで繰り返し登場するトイレの女神様のことを知った経緯を教えてください

 植村 私の夢は「気立てのいいお嫁さん」になること。吉本新喜劇でマドンナ役だった中西喜美恵さんが劇中で言われていた台詞の響きがすごく残っていて(笑)。そのために熱心にお手伝いをしましたが、トイレ掃除だけは嫌でした。ある日、おばあちゃんが「花菜、あのな」と女神様のことを教えてくれました。「トイレ掃除をしたらべっぴんさんになれるんや」と思ったら、全然嫌じゃなくなった。ワクワクして毎日、家のトイレを掃除しました。学校のトイレも(笑)

 --トイレにまつわるその話、母親や祖母から聞かされた女性は私を含めて結構多いんだと思います。でも、実践し続けるのは難しい

 植村 私、ものすごい単純なんです。きれいでやさしい女神様を想像して、そうなれるのならと。今も家のトイレはピカピカです。(べっぴんさんの)効果はちょっとわかりませんが(笑)。結局、1つのことを信じてずっと続ける気持ちを、おばあちゃんに教わった気がします。

                   ◇

【プロフィル】植村花菜

 うえむら・かな シンガー・ソングライター。昭和58年1月生まれ。兵庫県川西市出身。高校卒業後、音楽の専門学校へ進む。大阪・ミナミでストリート活動中に声をかけられて出場したオーディションでグランプリに輝き、平成17年5月にシングル「大切な人」でメジャーデビューを果たした。今年3月にリリースしたミニアルバム「わたしのかけらたち」の収録曲「トイレの神様」が話題になり、同名の書籍も増刷を重ねている。今月21日から初の全国ワンマンライブツアーを開催する。

太田直子監督「月あかりの下で-」 定時制4年間に密着

2010-11-15 23:18:42 | 日記
 公開中の映画「月あかりの下で ある定時制高校の記憶」は、定時制高校1クラスの、入学から卒業までを追ったドキュメンタリーだ。取材や撮影、ナレーションも担当した太田直子監督は「学校にも、“居場所”という機能が求められている。つないだ映像そのものがメッセージになっています」と話した。(橋本奈実) 

 作品で扱っているのは、統廃合で一昨年閉校した埼玉・浦和商業高校定時制。平成19年にテレビで放送され、大きな反響を呼んだことを機に、映画用に再編集した。

 クラスの大半が不登校の経験を持つ。金髪、派手な服装や化粧、暴言、自傷行為…。夫が教員で、自身も女子校で非常勤講師をしていたことがある太田監督は、当初は生徒たちの様子に驚きつつも、自らハンディカメラを手に、取材を続けた。

 「企画が通っていなかったので、自分で撮るしかなくて」と笑う。自分でも扱えるカメラを購入し、フルオートで撮影。撮影中に光る赤いランプを消せることも知らず、粘着テープで隠していたという。「話をすることが大事だと思っていたから」

 意識させないよう、腰位置にカメラを持ち、嫌がられたら撮影をやめた。映像がぶれても彼らとのコミュニケーションに重点を置いた。まめに通う監督に生徒たちもしだいに心を許し、慕うように。60分テープで700本超を撮りためた。「編集するとき、引きの画像が少なくて困りました。でも、それだけ近くにいたんだと思って」と満足している。

 4年の間に、彼らは劇的に変わる。入学当初、担任教諭は怒らず、彼らの話を聞いてあげる。そうして月日を重ねてから、生徒に役割を与えることで彼らに自主性を養わせ、仲間の大切さも教える。

 監督は2児の母でもある。撮影を通じ、人は「居場所」があることで、成長していくことを痛感したという。「彼らは、上等な人間教育を受けている気がします。なんでも切り捨てず、幅広い意味で教育に力を入れていかないといけない。子供をきっちり育てていないツケは、必ず社会に返ってくる」と話した。

 大阪・十三の第七藝術劇場で公開中。

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「ワンダフルタウン」梅田芸術劇場メインホール

2010-11-15 23:18:20 | 日記
【ステージ】

 おおらかで、リズミカルで、ハッピー。日本初演となったブロードウェー・ミュージカル「ワンダフルタウン」は古き良き時代のアメリカの、前向きな明るさに満ちたコメディーだ。

 初演は1953年でトニー賞を5部門受賞したヒット作。「ウエストサイド・ストーリー」などを作曲した巨匠、レナード・バーンスタインの音楽に彩られた作品だが、なぜか日本では未公開で、バーンスタイン没後20年の今年、ようやく上演が実現した。

 姉のルース(安蘭けい)は作家志望、妹のアイリーン(大和田美帆)は女優志望。オハイオから大きな夢を抱いてニューヨークにやってきた姉妹が、住み着いたグリニッジビレッジを舞台に巻き起こすドタバタ騒動を描く。

 歌って、踊って、トボけて、ほとんど出ずっぱりで奮闘している安蘭の芸達者なコメディエンヌぶりが際立っている。「男に嫌われるための100の方法」をコミカルに歌ったり、自分が書いた原稿の中の主人公にふんして、衣装をとっかえひっかえ登場したり、変幻自在の間のよさ。ルースは男性にさっぱりモテないという設定だけれど、さっそうとしてかっこよく感じる。

 対照的に男性にほれやすくモテモテのアイリーンは天然ボケのおバカさんふうだが、実は最もしたたかでタフ。大和田はキュートに演じ、澄んだ声がかわいらしい。そうした両極端の女性像にふりまわされる周囲の男性陣の反応などは、昔も今も変わらないようだ。

 バーンスタインの音楽はバラードやリズム感のある曲など多彩で、歌唱力が試される手ごわさ。階段状の舞台装置を効率よく使い、場面転換もダンスや歌でつなぐ演出(荻田浩一)はよどみがないが、いささか焦点が散漫になる印象も。

 編集者のベイカー役で別所哲也のほか、初風諄、花王おさむ、宮川浩、星奈優里らが出演している。大阪公演は梅田芸術劇場メインホールで、18~24日。(平松澄子)

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「週刊新潮」電子版を海外限定で配信 450円 

2010-11-15 23:17:58 | 日記
 新潮社は15日、週刊誌「週刊新潮」(340円)の電子版をパソコン向けに、19日から海外限定で配信すると発表した。電子版は450円。電通などが運営する電子書籍サイト「マガストア」を通して配信する。同社は「約110万人いる海外在留邦人に手軽な価格で、発売後すぐに読んでもらいたい」と説明している。多機能情報端末「iPad」(アイパッド)と「iPhone」(アイフォーン)向けにも11月中に配信開始の予定。

 同社によると、週刊新潮はニューヨークなど海外にも空輸して売られているが、発売から数日かかり、価格は800円程度にはね上がるという。電子版はより入手しやすいように価格を設定し、全記事・写真を毎週金曜日の午後6時(日本時間)に配信する。国内配信の予定はないという。

 週刊新潮は、出版社が出す週刊誌として初めて昭和31年に創刊され、公称部数は50万部。

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<BABY VOX>ヤン・ウンジ&J1大宮イ・ホ夫妻に第一子誕生

2010-11-15 23:17:36 | 日記
韓国女性グループ<BABY VOX RE.V>出身のタレント、ヤン・ウンジとサッカーJ1大宮アルディージャ所属イ・ホ夫妻に第一子となる長女が誕生した。
BABY VOX RE.Vのプロフィールと写真


ヤン・ウンジの実姉で歌手のヤン・ミラは15日、聯合ニュースとの電話インタビューにて「14日午後11時58分、ソウル市内の産婦人科でヤン・ウンジが3400グラムの長女を出産した」と明らかにした。

夫イ・ホは現在、Jリーグはシーズン中だが、ヤン・ウンジの陣痛が始まったとの報告を受け、14日に緊急帰国。お産に立ち会うことができたという。

ヤン・ミラは「生まれた赤ちゃんは髪の毛も多く、身長は52cmでとても大きい。顔は両親どちらにも似ている」と伝えている。


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