
6歳の娘が先日初めてのディズニーランド旅行に行って「ダンボ」に乗って以来、ダンボに興味をもっているということでDVDを借りた。今上映中の実写のやつじゃなくてアニメ映画の方のやつを。そういえばダンボのストーリーがどんなものか全然知らない。
一緒に観たが、78年前もの作品(1941年作)だからさすがに古すぎて、厳しいところがあった。一番時代を感じてしまったのは声で、どのキャラも日本語吹き替えがゆりやんレトリィバアがネタで真似してたような昭和の大衆演劇の俳優みたいな声色でキツい。
ただアニメーションの枚数は凄くて滅茶苦茶ぬるぬる動くことと、主役のダンボがかなり愛くるしく可愛くて、この部分は今の時代でも全然一級品だなと思った。大人の象が鉄道に乗り込むときにケツがつかえてしまうところは娘も笑っていた。
中盤で、ダンボが劇団のピエロが残した酒を間違えて飲んでしまい、幻覚を見るシーンはかなり意味不明だ。ピンク色した象が膨らんだり増えたり潰れたりしながら行進し、ラクダ状になったかと思えば球状になったり、目玉も真っ黒で空洞が空いているみたい。サイケデリックというか、奇妙すぎる世界観だ。
このサイコ展開が5分近くも続いたから精神的にだいぶキツくて、これが昔とはいえ本当に子どものためのアニメだったのかと疑ってしまうくらいだ。1941年といえば世界大戦のあたりだから何か、この時代ならではの意味が有るようにも思うんだけどどうなのか。
ピンク色の象のせいで俄然実写のほうも気になってきた。実写ではバッサリカットされているのか忠実に再現されてるのか。あれをそのまま5分流すっていうことはないと思うからこそ観て確かめたくなる。
~完~
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