今担当となった仕事では最近突発的なことが多く起きるので大変だ。
慣れている人にとっては大したことないのかもしれないが、今年度から新しく取り組み始めた中で起きるイレギュラーな出来事というのは、自分にとっては大小問わず大事件になる。少ない知識、細い理論、狭い視野でビクビク走っている中だから、突発的なことが起きると柔軟に対応ができなくて、上司には毎回面倒かけて申し訳ない。
ここはもはや、自分の根底に存在する「機関車トーマス」の心意気というか、原理主義的に役に立ちたいと思う意気込みでもって、なんとかガムシャラにやるしかない。ゴールに到達するまでの道のりでかなりデコボコ、横の壁にぶつかるわ、つんのめるわで大変だが今のところは命からがら、ギリギリ気合でなんとか付いていけてるみたいな感じ。
ふと、自分の中の古い記憶で、大昔に自分の父親が職場に提出した履歴書?職員届出書?的な書類を見かけたことを思い出す。その書類には「自身の長所・短所」を書く欄があって、その短所の欄に父親は「突発的なことに対応するのが苦手」と書いていた。昔は「そうなんだ」としか感じなかったが今になって、あの父親にして、まさに今の自分ありだなと感じる。
だが、同時に「突発的なこと」に対応するのは誰しも苦手なはずなのではないか。突発的なことを処理するのが得意です、という人間なんて、普通に考えてあんまりいないのではないか、とも思う。
上手く対応できている人は、経験や慣れや、事前の準備をしっかりしているとかで、ありとあらゆることを自分の中で「想定内」にしているのではないか。だいたいのことが想定内なら、何が起きても混乱せず的確に対応できるのではないか。それをやっているのが、昨年度や今年度の上司であって、逆にできてないのが自分なのではないか。
だとすれば、これはもう深く考えるのをやめて現状通りガムシャラにやるしかないな。ひたすら走り続けて、ある日いきなりパッと視野が広がる瞬間が来るのを待つのみ。
~完~