「僕にその手を汚せというのか」
ヴァイス
「ふざけるなッ!俺たちが来たのはそんな台詞を聞くためじゃない。」
「おまえたちは、このままガルガスタンの奴隷でいいって言うんだなッ!解放軍はじゃまだって言うんだなッ!!」
デニムたちの説得は失敗に終わってしまった。すでにバルマムッサの住民達には戦う気力が残されてはいなかった。
老人
「戦って何になるというんじゃ。争いは憎しみしか生み出さん…。」
「わしらは今のままでいいんじゃ。ここなら戦禍に巻き込まれることもないし、食うにはこまらん。」
ヴァイス
「家畜と変わらない生活なんだぞッ。ここに居るかぎりそれは変わらない。」
「自由が欲しくないのかッ。人間らしい生活をしたくはないのかッ。ウォルスタの誇りはどこへいったんだ!」
ヴァイスが吠えるも彼らの心には届かない。
ヴァイスが彼らと話しているなかデニムが騎士レオナールに呼ばれる。
騎士レオナール
「話は聞かせてもらった。やはり説得は難しいようだな。」
レオナールには住人の説得が厳しい事が分かっていたようだった。そして、
騎士レオナール
「よく聞いてくれ…。これから町の住人を一人残らず殺すんだ。」
それは突然に、そして残酷な命令だった。どうやらロンウェー公爵の作戦らしい。公爵はバルマムッサの武装蜂起が難しいことが予想していた。そして、説得に失敗した場合はガルガスタンを装い住人を一人残らず殺し、こうすることで他の自治区に住むウォルスタ人を戦いに参加せざるおえない状況を作るということだった。さらに、ガルガスタンの反体制派もこの暴挙で動き、バルバトスは反体制派と解放軍に戦力を分散しなければなく、大義名分も得ることが出来る。
デニムはウォルスタの未来を考える。
騎士レオナール
「…従ってくれるな? こうしなければウォルスタに明日はないッ!」
デニム<選択肢>
1.「・・・わかっています。」
2.「馬鹿なことはやめるんだッ!」
デニム
「…わかっています。理想のために、この手を汚しましょう。」
ヴァイス
「本気かッ?本気で言っているのかッ!!」
デニム
「きれい事ばかりで勝つことはできない。現実を見ればわかることだ。」
ヴァイス
「どうしたんだッ! それじゃ、やつらと変わんないじゃないかッ!」
騎士レオナール
「ヴァイスくん、きみは反対するんだね。我々に従えないと言うんだね。」
ヴァイス
「当たり前だろ!罪もない人々を殺して真の革命なんかおこせるもんかッ!」
騎士レオナール
「スケープゴートが必要なのだ…。愚かな人の心をつかむためのなッ!」
ヴァイス
「カチュア! おまえはいいのか!?こんなやつらに従うのかッ!」
カチュア
「私は…、私は…、私はいつだって弟と一緒よ!」
ヴァイス
「今日から俺とおまえは敵同士だッ!」
ヴァイスとの決別。
僕はこれでよかったのだろうか?親友との別れで再び一瞬考えるデニムだが、もはや後戻りは出来ない。どんな手を使ってでもウォルスタの未来を掴み取るのだ。
過去を振り返る
自分が同じことをしていることはわかっている
しかし、こうするしかなかったのだ
誰も僕を責めることはできない
Chapter-1 「僕にその手を汚せというのか」 完
Chapter1クリア時データ
主人公は敵に殴られてなんぼだぁああ!てことでバーサーカーにしました。仲間のために主人公自ら囮になります!(でも、主人公が死んだらゲームオーバー)バルマムッサ到着時にはすでに戦死者4人も出しています結構早い段階で4人死んじゃいました
途中で優秀な仲間が出来るだろうと気にしないで進んでいたら、結局一人欠けた状態でこのゲーム前半の山場に挑む事になる羽目になりましたよ
やっぱり人材は大事にしないといけません!
なんだか意外な展開にびっくりしました
デニムの選択のところ、正直ドキドキでした。
ヴァイスとの決別は辛いものがありますが、
ウォルスタの未来を掴み取るための苦渋の決断です。
ホントにこれからどうなっていくのでしょう…
Chapter1クリアご苦労さまでした
このゲームのストーリーに引き込まれています。
次のストーリー展開も楽しみです
赤かぶさん頑張って遊んで更新お願いします
今回はこちらを選んで見ました。機会があったらもう一方も紹介したいです。
今回は残虐な方で(笑)