【司法書士の徒然日記】司法書士中澤美香事務所

神奈川県横浜市保土ヶ谷区で開業している司法書士中澤美香の徒然日記http://www.mika-nakazawa.com

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遺言書作成のすすめ

2008年10月09日 | 相続関係
今日、公証役場へ行ってきました。
公正証書遺言の証人になったからです。

遺言をされたかたは、全てが終わって
非常にほっとされたようでした。
そばで見ていてよく分かりました。
また、公証人の先生が
「これで、ちょっとくらい羽目をはずしても大丈夫ですね。
大いにこれからの人生を楽しんでください」と
おっしゃったのがとても印象的でした。

日本人って、どうしても「死」はタブーみたいなところがあって
「遺言」=「死」のイメージからか
遺言書作成って勧めるのに躊躇するかたが多いと思いますが
やっぱりそんなことないです!

以前、研修で、やはり公証人の先生が
「遅すぎることはあっても早すぎることはない」
とおっしゃっていたのですが、その通りですね。

私も「遺言書さえあったならば・・・」と言って
肩を落とされる相続人のかたを何人も見ています。

ご自分の死後が少しでも不安に思われるかた
遺言書を作成しましょう。
安心して、羽目をはずせますよ。

横浜市保土ヶ谷区の司法書士 中 澤 美 香

相続登記について

2008年05月23日 | 相続関係
「相続登記に期限があるのですか?」ってよく聞かれますが、
期限はありません。
じゃあ、名義変更ってお金も手間もかかりそうだから、
当分、このままにしておこう。
って、そのまま何十年も経ってしまったら・・・。
それはそれで大変なことになります。

さて、相続登記が必要なときになりました。
不動産の名義人のかたの、現在の相続人は
どなたになるでしょう。
最初のうちであれば、子供だけが相続人であったのが、
そのお子さんも亡くなり、孫の代になり・・・。
相続人がどんどん増えてしまいます。

私もときどき3代も4代も前の相続登記のお仕事をすることがありますが、
相続人が20人になるってこともあります。
そうなると、遺産分割協議も大変・・・。

なので、相続登記は、
急ぐ必要はありませんが、時期を決めてきちんと行いましょう。

相続登記に必要な書類は以下の通りです。
①亡くなったかたの出生から死亡までの戸籍(除籍)謄本
②亡くなったかたの住民票(除票)
③相続人全員の戸籍謄本
④相続人全員の住民票
⑤相続不動産の評価証明書
⑥法定相続以外の相続をする場合は、遺産分割協議書
⑦上記の場合には、相続人全員の印鑑証明書

ご不明な点があれば、
こちらへ↓

横浜市保土ヶ谷区の司法書士 中 澤 美 香

法定相続のはなし(その2)

2008年04月30日 | 相続関係
お子さんがいらっしゃらないご夫婦だった場合
配偶者以外にも相続人がいますよという話の続きです。

「夫婦で築いたものなのだから私が相続するのは当然」
という考えはもっともだと思います。
でも相続人のかたには相続する権利があります。

ですから後は相続人間で相続財産をどのように取得するのか
例えば奥さんが全て取得するとか
法定相続分通りに取得するとか
話し合いが必要となります。

ご自分が亡くなった後に
配偶者が自分の親族ともめるのは嫌だ!
と思われているかた。
「遺言書」を書きましょう。
「私の財産は全て○○(配偶者)に相続させる」
という内容です。
遺言書は形式が重要ですから注意が必要です。
形式通りに書きましょう。

もし相続人が配偶者のほかに兄弟姉妹だけだった場合。
兄弟姉妹には「遺留分」がありません。
ですので
「私の財産は全て妻○○に相続させる」という内容の
遺言書があれば
奥さんが全て相続できます。

え!?「遺留分」って何?
と思われるかた。少し前のブログを見てください。

横浜市保土ヶ谷区の司法書士 中 澤 美 香

法定相続のはなし(その1)

2008年04月17日 | 相続関係
ある方が相続の話で事務所に来られました。

「私たち夫婦には子供がいなかったので、
夫の相続人は私一人なんです・・・」

そうなんです。こう思われている方、結構多いんです。

そこで、法定相続人について説明が必要となります。

法定相続人というのは、法律で相続人ですって決められている人です。
法律で決められているので、当然に相続人になれます。
もちろん、相続放棄をしたり「私は相続しなくてもいいよ」というのは自由です。

法定相続人とは、
第1順位 配偶者+子供
第2順位 配偶者+直系尊属(父母、祖父母など)
第3順位 配偶者+兄弟姉妹
です。

つまり、配偶者はどの場合でも相続人ですが、
子供がいる場合は子供が、子供がいないとその父母(または祖父母)が
父母がいないと兄弟姉妹が相続人となるってことです。

それで、最初に登場した方の場合、
お子さんがいなくても、だんなさんのご両親(または祖父母)がご存命なら
ご両親(または祖父母)が、
ご両親(または祖父母)がお亡くなりになっている場合には
だんなさんの兄弟姉妹が相続人となるのです。

そう、あなた一人が相続人ではないのです。

この話の続きは次回へ。

横浜市保土ヶ谷区の司法書士 中 澤 美 香

遺留分減殺請求のはなし(その2)

2008年04月02日 | 相続関係
法律では、相続人には最低でもこれだけもらえる権利はあるんだよ
ということ決めています。
法定相続分の2分の1まで認めてもらえます。
相続人が父母のみ(直系尊属のみ)の場合は
法定相続分の3分の1です。
これが「遺留分」です。

前回の例でいくと
私の法定相続分は相続財産の2分の1、
遺留分としてその2分の1まで認めてもらえるので
相続財産の4分の1まで請求できます。

でも、これは黙っていても認めてもらえるわけではありません。
黙っていると遺言の通りとなります。
「遺留分減殺請求します」と意思表示しなくてはなりません。

それで「時効」のはなし。
この「遺留分減殺請求します」と言えるには期間があります。

遺留分相当の相続財産がもらえないと分かったときから
1年以内に「遺留分減殺請求します」と言わなくてはなりません
(ずっと分かっていなかったとしても
相続開始から10年経った場合も時効となります)。

1年って結構短いです。
遺言があると分かったときから
至急対応しましょう。

いつ請求したという「時期」が大切なので
内容証明郵便で意思表示をしましょう。

それでこの「遺留分減殺請求権」。
相続人ならだれでも意思表示できるものではありません。
相続人でも「兄弟姉妹」には遺留分がありません。
だから
たとえば、ご夫婦でお子様がいらっしゃらなかった場合。
相続人が配偶者+兄弟姉妹となっても、
「私の財産は全て配偶者に相続させる」という遺言があれば
兄弟姉妹には遺留分がないので
その遺言通りとなります。

今回は長くなってしまいました。
相続に関することについては
また後日。

横浜市保土ヶ谷区の司法書士 中 澤 美 香

遺留分減殺請求のはなし(その1)

2008年03月24日 | 相続関係
引き続き「時効つながり」で
今度は「遺留分減殺請求」についてです。

たとえばこんな場合。
お父さんが亡くなってしまいました。
相続人は私と姉の2人だけなのですが、
お父さんは遺言を作っていて
それは
「私の財産は全て○○(姉の名前)に相続させる」
という内容のものでした。
私の相続分はどうなるのでしょうか。

では、もし遺言がなかった場合の私の相続分はどのくらいでしょうか。
相続人は2人なので、私も姉も2分の1ずつです。

それなのに、遺言により私の分は「ゼロ」っていうのは
ひどいんじゃないの?

ということで
ちゃんと法律(民法)も考えてくれています。
それが「遺留分減殺請求権(いりゅうぶんげんさいせいきゅうけん)」
です。

この権利については、次回に。

横浜市保土ヶ谷区の司法書士 中 澤 美 香