私立中高の受験がずっと増えています。
入学にこぎつけるだけでも、大金が投じられているお宅は多いのではと思いますが、その後の授業料を支払い続けるのだって・・・
経済的な理由で授業料を滞納している私立高校生徒は、昨年12月で2万4490人(日本私立中学高等学校連合会調査)。この調査は文科省の要請を受けて実施。全日制と定時制の私立高1321校を対象に行われ、1218校(92%)が回答。
12月時点で、昨年3月の3倍って、これは大変な増加。1年未満の期間のうちに3倍。
通常は、年度末に向けて減少傾向がみられるはずが、今はそうではないらしい。
文部科学省は、失業や倒産など経済的な理由が増えていると見る。
まずは自治体に授業料減免の相談に行けば、何らかの措置は受けられるようです。
状況が悪くなった方は、私立だからと思いこまず、行ってみたほうがいい。
国がその減免分を補助するので、自治体も積極的に支援することにしているようです。
青春真っただ中、思春期に、経済的な理由で学校生活の変化、ましてや中退などとなってはいけない。
保護者からある程度独立した形で、子どもが直接相談し、支援を受けられるような体制はつくれないものなのでしょうか。
子どもは、人知れず親を気遣っていたりするので。
親を失った子どもの進学を支援している「あしなが育英会」から奨学金を受けている子の親も、主に母親の割合が高いのですが、経済環境の変化で進学をあきらめざるを得ない場合が急激に増えているようです。
子どもも大人も、人生のうちで、したいことのすべてができるわけではありませんが、子どもの勉学や、向上したいという意欲には、社会として資金を投じられるようにしたいものです。
定額給付金か・・・事務経費だけでも巨額。
単純すぎる発想とはいえ、何人の子どもたちが進学できるかな、と考えてしまう。
緊急に資金を投じるべきところがいっぱいあるのですけれども。
もちろん、消費拡大策だってお金がどんどん動いてくれるなら、有効ですね、確かに。
ただ、効果が出るまでに時間がかかる。
その間にも、時間が過ぎ、子どもは大きくなっていく。
子どもの未来は、社会の未来とイコールです。
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