キタムラリョウ presents 「ミエフェス vol.9」

2018年08月18→19(土→日)
三重県・津市河芸町にて開催される弾き語りフェスの情報ブログ。

16/ふらっと

1999-12-16 01:01:01 | ミエフェス出演者




ふらっと(from 三重)



2010年4月活動はじめ。
2011年4月路上はじめ。
生まれも育ちも三重県津市のゆるゆるコンビ。
真剣な眼差しで、ギター片手に歌声響かせる。
毎週水曜日、津駅東口でふらっと元気に活動中!



あやこちゃんとさつきちゃんのユニット。
プロフィールにあるように期待のルーキーである。


ふらっとの紹介の先にちょっぴり思い出話を。

僕は高校時代、三重県は四日市駅でストリートしてた。
夕方から始めて終電まで一生懸命に歌ってた。
時には終電を乗り過ごして広場で朝まで歌ったり。

当時はそんなにストリートミュージシャンはいなかった。
ちゃんと聴いてくれる人もおれへんかった。
ましてや自分で書いた曲なんて誰も聴いてくれんかった。
街の雑踏に僕の声は埋もれていってた。
思い出深いのはヤクザのおっちゃんに長渕歌った位や。

「三重ではちゃんと音楽はできんなー」と思い大阪へ出た。
それは環境的に、出口、入り口、という意味で。
進学で名古屋に行く友人が多い中で、
知り合いの多い名古屋に行くんじゃあなくて、
知り合いのいない大阪でちゃんと音楽しようって思った。
今思えば、それは凄く漠然としてたものに思う。

大阪に来て一人暮らしを始めて、
音楽を一生懸命やってたかと言えばそうじゃなかった。
だらだらとなにかにつけて言い訳をして暮らしてた様に思う。

しかしながら、とある人の
「音楽が好きなら歌ったらええねん、それだけや」
という言葉でハッとして、やる気になった。

俺は音楽が好きやろうか。
俺は歌う事が好きやろうか。
胸張れるかな。張ってもええかな。

頂いた言葉を胸に頑張った。
音楽が心から好きやって言えるまでがんばった。
ありがたい事に、今となっては胸張って音楽大好きや。

大阪に出てきて街や景色に出会った。
その縁で出会えた、巡り会えた皆さん。
大阪以外で歌うきっかけをくれた出来事。
曲を書いて、歌うという行為を認めてくれる環境。
「リョウ君の曲良いね」って言うてくれる喜び。

そういう事が今できてるのは、
「音楽が好きなら歌ったらええねん、それだけや」
という言葉がずっと胸にあるからやと思う。

純粋に「音楽」っていうのを追求したら、
いかに「音楽を愛すること」が出来てるか。
これにいつも落ちつくのが僕の思考回路。



やっと「ふらっと」の紹介。

ハッキリ言うて僕は「ふらっと」の音楽を聴いた事がない。
なんなら、現時点この紹介文を書いている段階で、
片割れである、さつきちゃんとは会った事さえない。

あやこちゃんは去年のミエフェスを見にきてくれた。
今でも僕がええかげんでライブがあるとライブを観にきてくれる。
しかも、僕以外の出演者さんの事もキラキラした目で見てる。
「あー、この子、音楽大好きなんやなー」っていつも思う。

彼女が友人と路上ライブをしてる事を耳に挟む様になって、
その上で、それからも何度かおしゃべりをする機会があって、
僕はなんか不思議な感情、感覚に包まれだしてた。

僕は目を輝かせてキラキラした音楽大好き人間が大好きや。

僕はいつもの思考回路にまっすぐ辿り着いた。
純粋に「音楽」っていうのを追求する。
結果、「音楽を愛すること」が出来てるかに落ちつく。

「ストリートしてんねやー!ええなぁ~!」
「はい!歌いたいんで!練習、練習です!」

そや、まずは、そんだけでええんや。
三重みたいな田舎でもちゃんと出来るんや、ってハッとしたよ。
僕が頭弱くてわからんかった事を証明されてしもた。
こんな子ら、ストリートだけじゃ勿体ないなぁって思った。


ありがとう。
気付かされたよ。
ミエフェスで歌ってや!
え?まだまだです、って?
なに言うてんねん!

「音楽が好きなら歌ったらええねん、それだけや」

なーんつってな!

僕も楽しみです!
三重の若手のホープ!ふらっと!