ミコペ1999-2008

1999年4月4日から2008年10月31日まで、「ミコペ」がかけぬけた9年と7ヶ月。

コヨーテ・アグリー / COYOTE UGLY

2008-12-18 00:25:47 | シネシネクラブ2000
監督:デヴィッド・マクナリー 脚本:ジーナ・ウェンドコス アメリカ映画
出演:パイパー・ペラーボ、アダム・ガルシア、マリア・ベロ、ジョン・グッドマン、他


「チャーリーズ・エンジェル」を観て、「かっこいいおねえちゃん達が見たい欲」が高まり、観てきましたコヨーテ・アグリー。確かにおねえちゃん達はかっこ良かった。一番かっこよかったイジワル役の彼女があまり画面に出なかったのは残念だけど。
しかし、それよりも私の心をつかんで離さなかったのは、ヒロインの父親役のジョン・グッドマンであった。田舎娘のサクセスストーリーという、言ってしまえばありがちな話であるにもかかわらず、観る者を妙に不安な気持ちにさせるグッドマンの存在。一番すごかったのは写真撮影の時のグッドマンの一瞬のつくり笑顔。ほんとに一瞬。あの笑顔を観るためだけにこの映画を観てきてみてはとお薦めしたい。ものすごく笑えた後、ほんの少し背中に冷たいものが走るぞ。

[00/12/27]

チャーリーズ・エンジェル / CHARLIE'S ANGELS

2008-12-18 00:24:48 | シネシネクラブ2000
監督:McG アメリカ映画
出演:キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、ビル・マーレイ、他


楽しい映画を観た後は上機嫌。難しいこと考えること一切なし。思った以上にバカ映画で面白かったです。 そしてかっこええ~。しょっぱなからかっこええ~。アクション・シーンは期待以上に楽しめた。戦って、ボロボロなんだけど美しい3人。コスプレ大会も楽し。どんだけ衣装替えしたんだろ。
キャメロン・ディアスの天真爛漫のバカさ加減や、ドリュー・バリモアのビッチぶりと白い胸元。そんでもってルーシー・リューが思いのほか良かったのよう。鞭や鎖を振り回し、もうかっこいいったらない。矢を射るとこなんてしびれるー。黒い革スーツに身を包み、鞭をビシビシ振り回したーい。激マズのマフィンも作るー。髪をふりちらして振り向いて笑顔ー。

[00/12/08]

マイ・ドッグ・スキップ / MY DOG SKIP

2008-12-18 00:23:59 | シネシネクラブ2000
監督:ジェイ・ラッセル 脚本:ゲイル・ギルクリースト 原作:ウィリー・モリス アメリカ映画
出演:フランキー・ミューニース、ケビン・ベーコン、ダイアン・レイン、ルーク・ウィルソン、他


またケビンベーコンよ。犬を壁に叩きつける役? いいえ違うわ。今回は厳しいけれど優しいパパの役。ぴっちりオールバックにメガネ。ワイシャツにネクタイ姿が眩しいわ。

犬と少年、泣けるキーワード。もちろん泣けた。でもこれはストーリーで泣くのではなく、観た人がそれぞれ自分が初めて飼った犬を思い出して泣くのです。私の場合、この映画の犬ほど賢くなかったけど、真っ白で耳の垂れた犬。 犬小屋に一緒に入ったり、泣いているのを慰めてもらったり。ああまた涙が。

実話に基づいた話なので、主人公がいじめっこにいじめられているピンチに犬がかけつける!とか、 犬がちゃっかり恋人を見つけて子犬が増えちゃって、まあた~いへん!とか、 動物映画にありがちなそうゆうのはないんですけど(「ベートーベン」は好きです。犬がベッドで寝返りうつシーンはたまらんです。)、それが逆に良かったのです。あえて言うなら犬の演技が上手すぎて可愛いすぎた。

役者陣も良かったです。主人公の男の子可愛いんだ。絵に描いたような少年。他にも面構えの良すぎるガキが一人いて気になりました。ええもちろんケビンも。

[00/12/08]

インビジブル / Hollow Man

2008-12-18 00:23:06 | シネシネクラブ2000
監督:ポール・バーホーベン 脚本:アンドリュー・W・マーロウ アメリカ映画
出演:ケビン・ベーコン、エリザベス・シュー、ジョシュ・ブローリン、他


ケビン・ベーコンについていろいろ考えてしまった。本当に何でもやる人だ。この映画でも体当たり演技でがんばっているぞ。ほとんど画面に顔が出ないとゆうのに。全裸でのたうちまわったりと、実際の撮影現場を想像しただけでおかしい。怖い映画なのに笑いがこみ上げてくるのはなぜなのケビン。やはり男性は透明人間になって最初にやる事は女のチチを揉む事? もともとあったどす黒い出世欲などは何処に? ほら、上層部の弱味を掴んでとか、ねえ? 他にいろいろあるじゃん。やっと研究の方に気を回しかけたかなと思ったら、窓越しに隣人の美女を見て「そうだ。」だって。何かひらめいたらしいですよ。素直なセリフ。
ヒロインのエリザベス・シューは好きなんだけど、よく考えたら身勝手な女だわ。あの彼女が一番正しかった。殴って正解ね。それにしてもヒロインの恋人役の華のないこと。これがヒロインに共感できない一因でもある。そりゃケビンも嫉妬に狂うよ。脱出した時、ちょっとだけ「ちっ」て思ったもの。
でも怖いよ。透明人間になり、自分の姿や行為を誰にも見られることはないことでモラルなど失ってゆくというのは結構リアルに感じたり。と、何かを学んだ気になっておこう。いや、面白かったです。ケビンの股間に注目だ。

雑誌に彼の「インビジブル」での撮影日記が載っていてそれがかなり面白かった。技術スタッフに「股間のデータが足りない」と指摘され心底落ち込むくだりは特に。「演技派の定評はあるがいまひとつ冴えないケビン・ベーコン」って自分で書いてる! そんなことないわよケビン、自分にもっと自信を持って! お尻綺麗よ。

[00/11/11]

金髪の草原

2008-12-18 00:21:13 | シネシネクラブ2000
監督:犬堂一心 脚本:佐藤佐吉、犬堂一心 日本映画
出演:伊勢谷友介、池脇千鶴、唯野未歩子、松尾政寿、他


池脇千鶴の声って何故にこうも心地よいのかしら。前半はそれだけで夢見心地。日暮里さんとなりすの夢のような日々が永遠に続けばいいのにと思った。こんな風景を映画館の座席にはりついたまま、ずっと観ていたいとすら願ったのに。ストーリー進んじゃだめだとか、訳のわからない事思ってたのに。中盤から18歳のリアル。私はきっと日暮里さんの視点で観ていたので、「マドンナがそんなことしちゃだめだ」と思ってしまったのだ。だからなりすの友人や弟が邪魔にしか思えなくて、そもそもこの友人はどういういきさつでなりすと友だちになったのか、という疑問すら抱いてしまった。池脇千鶴の童顔も影響してるけど、歳が離れて見えるんだ。原作マンガ(大島弓子)のキャラクター設定を実写にそのままもってきたら違和感が生じてしまったのかしら。原作を後で読んだけど、原作のほうが友人はもっと性格がチャーミングだね。

日暮里さんの同級生が訪ねてきて縁側で一緒にスイカを食べるシーンが泣けた。なんてせつない映画なのかしら。そして残酷。でも幸せな映画なのだわ。そして「ナビィの恋」に続きここでも吉本芸人さん登場よ。クレープが食べたくなった。

[00/11/11]

ブリスター! / Blister

2008-12-18 00:20:03 | シネシネクラブ2000
監督:須賀大観 脚本:猪爪慎一 日本映画
出演:伊藤英明、真田麻垂美、山崎裕太、櫻田宗久、大塚明夫、他


フィギュアをめぐる物語なのでマニア向けのもんだ、と普通なら敬遠していた映画だと思うのだが、別にマニアでもなんでもない人に勧められたのでふらりと観に行きました(子供の幼稚園始まったとゆうのが大きいけど)。

フィギュアコレクターが主人公の物語。ブリスターというのはフィギュアの中身が見えるよう透明になったパッケージのことを言うらしい。ブリスターから出して遊ぶか、それとも見て楽しんで価値が上がるのを待つか(私なら出して遊ぶな)。そんな葛藤を描いた物語かと思ったらそれだけではなかった。現在の日本が主な舞台だけど、全体を見るとSFだ。アニメも挿入される。アクションもある。恋もある。説明書きのようなのもチラチラ現れる。しかし、これだけいろんなものをブチ込んであるにもかかわらず、バラついた印象はない。シーンの順番がバラバラだったりするのにもだ。すごくよくできていると思う。画期的で面白いと思った。

役者さんもほぼ知らない人ばかりだったのも良かった。正直、知らない役者さんの方が物語に没頭できる。私の好きな映画は大抵そういう映画だ。日本映画で、出てくる人出てくる人、テレビでよく見る顔ばっかりの映画は興醒めだ。かくし芸大会みたいで(そういう意味ではオッケーな場合もあるが)。でも一人、ものすごく見たことあると思った俳優さんがいたの。誰だっけ? 清春に似てる? いや、もっと懐かしくて可愛らしい印象。すごく気になって、後でパンフレットを見せてもらいようやく判明。あー大きくなったねえ。あと、ワイドショーで以前の大木凡人のようなことをしている外人さんがカッコ良い悪役で出ていた(ネタバラシになるといけないので名前を出さぬよう配慮)。

[00/09/04]

2008-12-18 00:18:55 | シネシネクラブ2000
監督・脚本:坂本順治 脚本:宇野イサム 日本映画
出演:藤山直美、豊川悦司、大楠道代、佐藤浩市、國村隼、他


常々、「藤山直美って若い頃のうちのおかあちゃんに似てる」と思っていたのですが、この映画の彼女は本当に似ていました。ミシンを踏んでいる母の背中を見て育ったので、冒頭で彼女がミシンを踏むシーンは意味もなく泣けてきてしまった。なものですから、「ああっ、おかあちゃんがこんなことされて!」と、途中まで娘の気分は複雑でした。つうか、そもそも藤山直美に食いついて見に行ったのです。マザコンなので。ほんとに、肌の質感とかも似てるんだよな。でもじいちゃんは藤山寛美に似てないんだよな。不思議。あと、私の名前、美佐子ってゆうんですけど、藤山直美の母親役で出てた渡辺美佐子さん。うちの母はこの人から名前をとったのです。そんなこともあり、妙な思い入れありあり映画になってしまいました。普通に見ても良い作品ですが。

家にひきこもっていた女性が、ある事件をきっかけに人との関わりを持ち始め、明るさを取り戻して行くというお話。藤山直美が文句ナシに良いです。岸辺一徳もなんでこんなにいいのかな。そいでスナックのママ役の大楠道代がすごい良いんだよ。この人絶対普段スナックのママなんだよって思うぐらいのリアリティ。トヨエツも佐藤浩市もかすむもの。酔っぱらい役のあの人すごいし。いいのかなあんな事して。だってあれ素でしょ?
ニヤリホロリとさせられつつ、ズジンとくる作品でした。こうゆう映画好き。

[2000/08/23]

M:I-2

2008-12-18 00:12:48 | シネシネクラブ2000
監督:ジョン・ウー 脚本:ロナルド・D・ムーア、ブラノン・ブラガ、ロバート・タウン アメリカ映画
出演:トム・クルーズ、ダグレイ・スコット、サンディ・ニュートン、他


名古屋~ 駅の~ ナナちゃ~ん でか(吉本新喜劇:小籔氏が作ったM:I替え歌)
というわけで、「ミッション:インポッシブル」シリーズ第2弾なのでした。1作目は予想してたより暗い映画だったなー、なんて思ってたんですが、今回のは能天気っつうか、とりあえず悪役が全然怖くありませんでした。ストーリーも、「次こうなるんじゃないの?」と思ったことが次々そうなるし。ベタの嵐。こんなに先の読める映画も珍しい。わざと? ジョン・ウーってことでアクションで楽しめってことか。だったらトム・クルーズは髪短い方がいいよ。アクションシーンでスローモーションになる時、なびいた髪が変な形になってておかしいんだもの。結局あれだな、私はトム・クルーズはどうも好きになれないのだな。女優さんは表情つくりすぎだな。アクションシーンはやはり凄かった。「はりきってるぜ! 俺!」なトムの姿にホレボレ。嘘。

[2000/07/15]