画像参照元は、それぞれこちらとこちら。
「iPhone 第1世代は、今見ても良くデザインされたガジェットだったな」と言うのか「iPhoneは、正常進化の過程にある」と言うのか、あるいは「iPhoneは、代わり映えがしない」と言うのか。
iPhoneの筐体デザインの変遷については、人によって意見が違うところでしょうけれど、自分としては「iPhoneは第1世代に始まって、そしてそこで完結している」と思っています。
自動車のボディデザインなど見ているとよく感じられるように、ヒットしたデザインの車というのは、大抵の場合新しい世代になるごとに、デザイン的には改悪されていきます、残念なことに。ほとんど全てと言っていい程度に、初代の傑作デザインを超えられないで、苦悩しているデザイナーの顔が浮かぶように感じられたりします。
iPhoneについて言えば、良く頑張っていると思います。本当に尊敬に念を抱くレベルで、とても頑張っている。
しかし、かろうじてベゼル周りの銀の縁が少しチープな印象を与えている程度（あくまで5sとの比較として）で、この何とも言えず「持ってみたい」と思わせるデザインは実に素晴らしいと言わざるをえない。
魅力的なカーブを持つアルミのケースは、実際に手に持つまでもなく、既に手に馴染むことを教えてくれるようです。
話は変わりますが、Android端末についても、これもまた様々に意見がおありのことでしょう。
劣化コピーだとか、そうした悪評は今さらの話となっている感がありますが、しかし、今にして改めて思います。
このiPhone 第1世代の登場を前に、もはや、その場に平伏すより他に仕方がなかったのです。その圧倒的に完成されたデザインと、そして驚く程のインターフェイスの前に。
最新のiPhoneですら、その呪縛から逃れられない程の魅力の前に。全ての携帯電話端末は、一瞬にして全世代の遺物と化してしまったのですから、数多のメーカーは生き残るためにすべきことが他になかった（そう思わざるえなかった）のです。そう言うと、擁護し過ぎだと言われるでしょうか？
昨今、例によって新しいiPhoneの噂が飛び交っていますが、iPhoneは、Android端末が持っている方の魅力に気を配る必要などないんじゃないかと思います。
自分は、画面が広い方が好みだし、スペックも高い方が良いし、最先端の機能を搭載している端末が好きですが、しかしiPhoneの魅力というのは、必ずしも「そこにだけ」あるものじゃないと思うのです。
そっちは、Androidに任せておいて、iPhoneにはiPhoneの魅力を追求していて欲しいなと、そんな風に思います。
Android側に立ち位置がある自分なので、所詮「他人事」と思っているのだろう、と言われるかも知れませんが、これでもAppleファンの端くれとして、素直にそう思っています。
--追記--
初代iPhoneが発表されたときの、自分のブログ記事がこちら。
当時は、インセンティブ天国日本と、当時その恐ろしさを知る由もなかった孫社長を甘く見ていた(苦笑)
で、結局はiPhone 3Gsが出るタイミングでWILLCOM 03を購入というオチまでついてますけどw
