misty green and blue

Life is like an onion...

言の葉。

2017-02-05 | one ok rock / my first story


歌詞よりも旋律
楽曲を好きになる基準は変わらない

ただ、旋律が気に入った楽曲は、その歌詞にも興味が湧くようになった
きっかけはTakaの想いを紡ぐ言葉、その独創的な表現に惹かれたからである

 
 腐って落ちた果実 狂って実った現実
 心はいつも不安定天秤シーソー
 ため息まじりで愚痴吐き再生

 君の持ち手3つは、喜び、欲望、そして怒り
 片や僕の方は愛と嫉妬、悲しみを比喩した
 後出しは反則、この瞬間一瞬make

 憂いを含んだ閃光眼光は感覚的衝動
 狂おしいほど刹那の艶麗
 求めてんだ 欲しいんだ エトセトラ
 哀しみと切なさの艶麗

 飛んで火に入る夏の僕
 出口の無いループ繰り返し
 必殺技×0で全部消し去ろうか
 奇跡という名の必然を繰り返して
 
 夜にだけ咲くまん丸い満月
 リセットなんてしなくたってリスタート

心に残る文章を並べるだけで、1篇の詩になるほど、Takaの放つ言葉の表現は魅力的
言葉の魔法に魅せられていたであろうTakaの好きな科目は、国語だったのではないかと推測がつく

世界基準となる大志を抱きつつ、完全英詞の楽曲だけで勝負せず、和詞と英詞が混在する楽曲もあるのは、Taka自身が日本語の持つ表現の奥深さに気付いているからに違いない
実際、心の襞に触れる歌詞は、圧倒的に後者である
同時に日本人で良かったとしみじみ思う


賛否両論の問題作、『Ambitions』は、前半に好きな曲が集中している

実験的でありつつもロック的な要素を内包するA面と冒険的でエレクトロポップ的な要素が著しいB面
かつて収録された14曲をA面とB面に分けて評した私だが、果たしてそれは意図的なのか、単なる偶然なのか
楽曲の仕上がりや印象が異なるのは、国籍の異なる様々なプロデューサーが係わったこととも無関係ではないだろう

もしも編曲に係ったのがひとりだけだったとしたら―
もしも編曲に係ったのがJohn Feldmannだけだったとしたら―

彼が『人生×僕=』で既にミキシングを手掛けていたことを今知った
『Nicheシンドローム』にはない、どこか洗練された感覚があったのはそのためだったのかと合点がいった

彼のミキシングは嫌いではない
少なくとも彼が担当したAlways coming backの哀調系美旋律は、最近のお気に入りである

Always Coming Back / ONE OK ROCK
 


ワンオクのバラードの中でも個人的に1,2位を争う ― 否、ベスト3には入れたい......かな?

Bombs away
Taking Off
We are
20/20
Always coming back
Lost in Tonight
I was King

アルバムの前半を占める以上7曲が、新譜の中での私のお気に入りである


.....半分かぁ
それがちょっと寂しい



たまたま“残響リファレンス”TOUR in YOKOHAMA ARENAの曲目に「エトセトラ」と「Liar」と「Rock,Scissors,Paper」があるのを見つけて、ちょっと嬉しかった


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