misty green and blue

Life is like an onion...

サヴァン症候群。

2019-06-24 | cinema


右目が近視、左目が遠視の私は、そもそも視力矯正が難しい
右目が0.2、左目が0.6だが、利き目は右目
視力の悪い方で物を必死に見るための努力を長年続けていたせいか、常に肩こりに悩まされていた

ハードからソフト、使い捨て ―
コンタクトレンズ遍歴は多岐に亘るが、一度として快適な時期はなかった

それもそのはず、体質的にレンズが合わないのだ
使えば使う程、却って目のトラブルが絶えない
物貰いなどしょっちゅうだ

故に、普段は使用を避けている
日常生活上、左程不便を感じないからだ
むしろ、パソコンや操作やスマホ等の操作・閲覧は裸眼の方が楽だ

コンタクトレンズを使うのは、極々限られている
くっきりとした視界を確保したい時 ― 例えば、初めての場所を訪れる時や映画・ライヴ等を楽しみたい時だけだ

久しぶりに訪れた眼科医に同情されてしまった
飛蚊症とドライアイだけに留まらず、加齢に伴い今後ますます厄介になるとの言葉に、正直気分が萎えた

“先天的なものとはいえ....可哀想にねぇ 同情するよ”



同情されるだけ、私はまだマシだ

いわゆる天才や偉人と呼ばれる人たちは、発達障害とされる傾向が少なくない
特定の分野に限って優れた能力を発揮する、サヴァン症候群
同じ症例がふたつとないと言われるほど、その才能は多方面に亘る

もしもずば抜けた才能をもつ、プロ中のプロの殺し屋がいたとしたら ―


映画『ザ・ファブル』の主人公・佐藤 明(アキラ)
高い身体能力と鋭い推理力を備え、あらゆる武器を駆使して6秒以内に仕留める、その存在が謎めいた殺し屋“ファブル”の偽名
彼は育ての親・ボスの命を受け、“1年間の一般人生活”を余儀なくされる
相棒のヨウコと偽の兄妹関係を演じつつ、大阪の街で暮らし始めたアキラにとって、“普通であること”は並大抵ではなかった
やがて彼の生真面目な努力が実を結び、徐々にバイト先の先輩 ミサキや田高田社長の信頼を得、“プロの普通”に徹すべく穏やかな日々が続くと思われた矢先、とんでもない事件が起こった ― ミサキの誘拐・監禁
バイト先(デザイン事務所)の紹介者でもあるミサキへ恩を報じるべく“誰も殺さない”救出作戦に向かうアキラ、彼の並外れた能力が果たして奇跡を生む.....?!

世界基準のアクロバティック・アクションを繰り広げつつ、笑いあり、感動ありの型破りエンターテインメント
正直内容も分からず、なんとなく勢いで選んでしまった作品だったが、いつの間にか引き込まれる自分がいた....

無表情で無口、ニヒルなアキラが時折見せる、極端な猫舌ゆえの大袈裟な仰け反りとカルト的人気を誇る?お笑い芸人の出演番組を無邪気に大爆笑する、そのギャップが面白い

それだけではない
自分の中の“状態”を切替る時、眉間を左手の中指でトントンと叩く癖、筋トレやバスタブ就寝時は全裸、絵心までもが常人とは異なる独特のセンスの持ち主なのだ

愛すべき変人、アキラ
今後は特異な画伯?として“平和な日常”を末永く送れる....と信じたい                     


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