勇気。

女装趣味 ― 否、彼の場合はハイヒールに強い関心があり、287足のコレクションの持ち主
ある日お気に入りのハイヒールを履いて酒場で飲酒を楽しんでいた矢先、ネオナチ風5人組の男たちから嘲笑され、理不尽な暴行を受け、瀕死の重症を負う
昏睡状態から目覚めた彼は、名前や成人後の記憶がほとんどなく、歩くことも儘ならない
彼の名はマーク・ホーガンキャンプ
脳の障害とPTSDに苦しみつつ、リハビリのために取り組んだのが、箱庭療法的独自の世界観で創作された空想世界「マーウェン」
そこでは、G.I.ジョーのホーギー大佐(マーク)と6体のバービー人形(女友達)がナチス親衛隊(ネオナチ風5人組)と日々戦いが繰り広げられ、その様子を写真に収めた彼の作品が徐々に評判を集める
個展を開く準備を進める一方で、被害影響陳述すべく法廷に出廷する勇気を持てずにいるマークだが....

日常(現実世界)と想像(空想世界)が時にクロスオーバーしつつ、現実と向き合う勇気を獲得していく姿を、実話をもとに描いたヒューマンドラマ『WELCOME TO MARWEN』

外出の時でさえ人形を手放せないマークの心の闇が痛々しい
けれども、彼を陰になり日向になり支える6人の女友達が頼もしい

ホーギー大佐の危機を救い、重篤のニコルを蘇生させた、ハイヒールの奇跡 ―
失意のマークに‘痛みを愛する’勇気を齎した「マーウェンコル(マーク＋ウェンディ＋ニコル)」のハッピーエンド

Welcome to Marwen (Official Trailer)
　



現実と向き合う“勇気”
マークの“勇気”に、私自身“勇気”を貰った