黙示録の次はこれですね。
1983年発売。
この頃は毎年のようにリリースしてましたよね。
発売日にケッタ(訳:チャリンコ)をかっとばしてレコード店に言った記憶があります。
このアルバム、途中でリミックスされてしまいまして・・・
僕が持っているのはリミックス前です。(LP)
CDで買いなおしましたので、リミックス後も聴いています。
どっちがいいかといえば・・・どっちもいいです(笑)
結構アメリカのマーケットを意識した内容です。
(本人は意識したかどうかわかりませんが・・・)
好きなのは2曲目「I'm Gonna Make You Mine」
適度にキャッチーでまとまっていると思います。
RAINBOWの後期っぽいような・・・
ギターソロもそんなにテクニカルではないのでコピーにはうってつけです。
(Rock Will Never Die ライブアルバムのほうがいいですが・・・)
が!なんといってもすごいのは・・・
7曲目「Red Sky」
マイケルのよさが凝縮されていると思います。
確か、レビューでマサ伊藤氏も絶賛していたような・・
イントロでノックアウト!!!でした。
エンディングのソロは何千回聴いても飽きることがありません!
MSG前期の最後を飾るこのアルバム、人気も高いですね。
ただ、何か違和感を感じたことは否めません。
「叙情的」
よくマイケルを表現するのに使われる言葉ですが、このアルバムから「叙情的」じゃなくなっちゃったんです・・・・
「神話」を聴いたときの感動がなかったんです。
このアルバムを最後に、ぼくはマイケルを見失ってしまいました。
Assault Attack に続いて、私が購入したアルバムがこれです。私もリミックス前の LP を購入しましたし、リミックス後のアルバムも CD で購入しました。LP は実家においてあったのですが、実家が引越しの時に全部捨てられてしまっていました・・・。他にもレアなアルバムがいろいろあったので残念でならないです。
1曲目の Rock My Nights Away は、リミックス後キーボードのイントロがピアノ系の音に置き換えられていたのには驚きましたね。これはちょっといただけないなぁと思った記憶があります。
I'm Gonna Make You Mine は、ライブで聴くまではそれほどいいとは思わなかったのですが、ライブでノックアウトされましたね^^; ギターとキーボードの掛け合い、ゲイリー・バーデンには悪いですが、ツインボーカルでよりかっこよくなったように思います。
Red Sky は最高ですね。このアルバムのクライマックスといってもいいでしょう。イントロ、歌メロ、ギターソロ、どれをとっても最高です。
ラストを飾る Rock Will Never Die もいいですね。クリーンアルペジオの上に乗っているイントロフレーズがなんとも心地よいです。ギターソロにも魂がこもっていていい感じです。メロディアスなマイケルならではだと思います。この曲のレコーディングにはストラトを使ったらしいですね。
このアルバムを最後に、しばらく第一線から消えてしまうのですよね~。その間に私は MSG の 1st、2nd、UFO へとさかのぼっていくことになったのでした。
今冷静な気持ちになっても「ヨーロピアン」なマイケルが好きです。
が、いい曲もいっぱいあります。
Rock Will Never Die !いいですよね。
リミックス前のエンディングソロが長くていい感じ。
代表曲の5曲め「Capeain Nemo」もいいですよね。
未だに完コピできませんが・・・
コレ!と言うキメ曲は他のアルバムに見劣りしますが・・・。
「I'm Gonna Make You Mine」は、ライヴが本当に素晴らしいですよね!
ギターソロ、ヴォーカルともに、緊張感が段違いで大好きです。
私は「Perfect Timing」からの後追いファンなので、
ずっとリミックス後のアルバムしか持ってませんでしたが、
最近再発されたCDには、ボーナスとして数曲、リミックス前の音源が収録されてます。
ライヴと同じアレンジの、リミックス前の「Rock My Nights Away」を初めて聴いたときは、
けっこう感動でした。
様々な作風の曲が入っていますから、バランスがいいと思います。
でも僕の場合は、やっぱり「神話」かなぁ。
アルバムとしては2番目ですが、
曲単位でいったら、「Looking For Love」を超える曲は何ひとつありません!
「On And On」もイイですね。
オープニングのキーボード、そして、マイケルのアルペジオ・・・かっこよすぎです。
ポール・レイモンドさん、いい仕事してます!
ポール然り、アンディ・ナイしかり・・・。
そういえばゲイリー・ムーアにも、ニール・カーターという良い相棒がいましたし、
レインボウにも、デイヴ・ローゼンサルやドン・エイリーがいました。
最近はテクニシャンは多いですが、
ああいうセンスの良い鍵盤弾きが、少ない気がします。
ナイト・レンジャーも外せませんね。
あと個人的には、ヨーロッパのミック・ミカエリも入れたいところです。