リュウケンドー29話感想

2006-07-23 15:31:34 | 魔弾戦記リュウケンドー RYUKENDO
リュウケンドー29話感想
「誕生!ゴッドリュウケンドー」感想。

奪われたゲキリュウケン
今、剣二とゲキリュウケンの絆が試される
ゴッドリュウケンドー遂にライジン!

注!この先、ネタバレ、玩具擬人化画像があります!















○ベレケ~ベレケ~。
今日もDrウオームの手によって魔物が生み出されようとしています。
しかし、それに手を加える物がいました。
それは大魔王グレンゴースト。
今まで自分の意志を表に出すことなかった大魔王が何故?
レディゴールドによれば「大魔王様もあの魔弾戦士を意識している」
ほんとうにそうなのか、それともただの気まぐれか?
おそらく数百年、数千年をまどろみの中で過ごしている大魔王。人間の私たちにはおろか、魔界の住人でさえ彼の真意がわかるかどうか怪しい物だなあ。

大魔王の力(の一部)を備えた魔物の名は「グレムゴブリン」
その外見は複数の目を持った燃える様な赤い毛を生やした獣、かなり不気味なデザインです。
今までの着ぐるみ系はとかなりシリアス度が上がった造型ですね、たしかにこれがメガゾーマみたいなデザインだと笑ってしまうしなあ。

グレムゴブリンはその外見に劣ること無い活躍をみせてくれます。
大魔王の力か?腕からの衝撃波は、迎撃にでたリュウケンドーはもちろん、パワーアップしたマグナリュウガンオーでさえ圧倒します。

マグナリュウガンオー、回転してのWショット、しかしひさびさにふきとばされてますね、やっぱガンオーはやられポーズが似合うなあと思ってしまいます(笑)
吹き飛ばされしまうひょうしに、衝撃に耐えられずゲキリュウケンを手放すケンドー。
そのゲキリュウケンをなんと不思議な力で引き寄せ、その手にしてしまうグレムゴブリン。
「はなせ、魔物の手になど落ちるものか!」
しかしその叫びもむなしく、魔物の魔力に押さえ込まれるゲキリュウケン。
あああ、ゲキリュウケンが奪われた~!!

「ふざけるな、ゲキリュウケンを使えるのはオレだけだ!」
取り戻そうと素手で向かってゆくリュウケンドー、しかし結果は火を見るより明らか。
あっさり切り刻まれる強化スーツが悲しい。
あえなく返り討ちにあってしまい、変身が解除されてしまいます。
リュウケンドー敗北!それも、今まで共に戦って来たゲキリュウケンによって。

変身の解けた剣二をかばい、立ちふさがるマグナリュウガンオーは、マグナドラゴンキャノンを発射。
それに対してグレムゴブリンはなんと「魔弾斬り」を放ちます。
放たれるのは暗黒の龍、それに食らいつくの白銀の龍。
しかしその力は互角!?
大爆発を起こし両者痛み分けとなった状況に、Drウオームはグレムゴブリンをいったん引かせます。

うわ~滅茶苦茶強いよ、今回の魔物。
先週、先々週と圧倒的は破壊力を見せつけた、マグナドラゴンキャノンと互角。
これでも大魔王の力の一部って言うんだから本来の大魔王の力はどれほどのものなのか?

SHOTではゲキリュウケンを奪われ、さらに魔弾斬り使われたことに衝撃を受けます。
「魔法のベースは同じ。その使い方や引き出しかたが違うだけ」
まあ、いままでの映像からも解っていたことですが、やはりそう言うことなんですね。
そう言う設定をあえて「謎」にして引っ張らないところが魔弾クオリティー。

「ゲキリュウケンが魔物に心を奪われたってこと?」
ベースがおなじなら魔物に心がひかれた?そう考える鈴の言葉に、剣二は激しく反応します。
「そんなことあるわけねえだろ!...そんなこと」

ゲキリュウケンを持ち帰ったグレムゴブリンに、狂喜乱舞のウオーム。
そりゃ嬉しいだろうなあ、いままでさんざん煮え湯を飲まされた魔弾戦士の武器だもの。
さっそく解析を、とゲキリュウケンを取り上げようとするウオームに従わないグレムゴブリン。
「その剣でもう一度と戦いたがっているのよ」
レディゴールドは通訳か?
大魔王の力を持った魔物のせいか、ウオームも引き下がります。
ああ、もったいない、後悔するぞ。

SHOTを飛び出し、一人神社でがむしゃらに木刀相手に特訓する剣二。
剣二って以前変身出来なくなった回もこうやってましたね。
困った時や、迷った時も昔からこうやってきたんでしょうか?やっぱ根が武道の人なんだなあと思わせます。

「特訓ってやつか、ヒーローっぽいぜ」
そこに現れたのは白波。かれは剣二の焦りを見抜き、ゲキリュウケンをなぜ信じられないのかと言います。
そして天地司令の依頼で自分と不動とさんが組むことになったこと、そして剣二は見切られたということ、さらに自分がゲキリュウケンを取り戻してやってもいい」とまで。

「案外人が悪いなあ、わざわざ言うことは無いだろ」
たしなめるというよりは、おもしろがっているようにも見えるザンリュウジン。
白波も魔弾龍と魔弾戦士の関係は誰よりも知っているはず、その心中は果たして?

SHOTで天地司令に食って掛かる剣二。
「使い物にならないってどういう意味だ、ふざけんなよ」
冷たい言い方ですが、指令である天地さんの判断は正しい。
戦力にならないモノを戦わせることは出来ないし、とうぜん剣二の身を案じてということもあるんでしょう。
ゲキリュウケンさえ取り戻せば復帰もできるハズですが、熱くなった剣二にはそれが見えません。
そこへ再び、魔物出現の警報。
無理にでも出動しようとする剣二をのまえに立ちふさがる不動さん、当て身一発、剣二を眠らせます。
そういえば当て身も二回目、不動さんの必殺技ですな。

「すまない、剣二。ゲキリュウケンはおれが取り返す」
不動さんだってゴウリュウガンを一度失った身。剣二がゲキリュウケンを取り戻したいことは痛いほど解るんですよ。

グレムゴブリンに立ち向かうマグナリュウガンオー。
それに加勢するリュウジンオー。
普段なら負けること等考えられない組み合わせですが、今回は勝手がちがいます。
ファイナルクラッシュ等の魔法力を使った攻撃が、全てゲキリュウケンによって吸収。しかも、ゲキリュウケンは魔物の力さえ自らの物にし始め暴走し始めます。
瀬戸山さんの分析ではゲキリュウケンは過飽和状態、このままではいずれ臨界を越え、あの魔法爆発さえ起こす危険が。
魔法はつかえない、ならばどうすれば?


「おれに行かせろ!暴走したゲキリュウケンの目を覚ますにはおれしかいない」
剣二は自らがゲキリュウケンに語りかけ、暴走を止めることを進言。
自信はあるのか?と問う天地に「リュウケンドーだろうと、鳴神剣二だろうと、アイツの親友はおれしかいない」と答える剣二。
「何があっても...ゲキリュウケンをおれは信じている、それだけは信じている!」
く~カッコいいぜ!

しかし、SHOTは秘密組織。現場にでるなら変装しろ、と天地が取り出した物は...

「ひょっとこのお面」

なんかもう盛り上がった雰囲気が台無し(笑)空気の読めないひょっとこ天地司令。鈴、瀬戸山さんも頭を抱えます。
「もうちょっとカッコイイのないすか?」
剣二もさすがに遠慮してますよ(笑)

グレムゴブリンに打つ手無しのガンオー、ジンオー。
そこへやってきたのはマスコット「マモスケ」頭の剣二。
「剣二なのか?」
「なんだありゃ」
ザンリュウジンもあきれ顔。
「オレだ、おれが来たぜゲキリュウケン!」
しかし、やられてもやられても生身で魔物相手に食らいつく剣二を見て、リュウジンオーはつぶやきます。
「愛するものの失った心はオレにも痛い程よく解る、決着を着けるのはアイツだ」
やっぱり愛か、愛だよなあ。

振り下ろされるゲキリュウケンを、とっさに「白羽取り」で受け止めた剣二、魔法力の激痛に苦しみながらもゲキリュウケンに語りかけます。
「離さねえぞ、魔力エネルギーをオレにぶつけろ、お前は魔物なんかに負けない、帰ってこいゲキリュウケン!」
一層激しい光。

次の瞬間、懐かしい声が剣二に聞こえます。
「そんな面をかぶっても、決まってないぜ剣二」
意識を取り戻したゲキリュウケンは暴走を止め、その姿を大きく変えてゆきます。
「我が名はゴッドゲキリュウケン 変身だ剣二!また、共に戦おう」

生まれ変わったゲキリュウケンは盾と剣とが一体となった姿。
剣二はこれも生まれ変わった白い「ゴッドリュウケンキー」をゲキリュウケンに差し込み、変身します。
変身シーンもグレードアップ、マグナリュウガンオーと同じく、アンダースーツ状態からになりました。

「敵が悪魔の申し子なら、リュウケンドーは神にもならん、ゴッドリュウケンドーライジン!」
グレムゴブリンの波動を盾で弾き返し、2発目も剣で切り裂くゴッドリュウケンドー。

瀬戸山さん曰く「リュウガンオーとリュウジンオーの力、それに魔物の力も吸収した」
そりゃ無茶苦茶強いってことじゃ(笑)

「ファイナルクラッシュ、竜王魔弾斬り!」
剣と盾を合体、さらに巨大化したゲキリュウケンでグレムゴブリンを切り裂く(というよりは吹き飛ばす)ケンドー。
「闇に抱かれて眠れ」

戦い終わった剣二とゲキリュウケンの無事を喜ぶ不動さん。
「白波にもちっとばかりたすけられた」という剣二。
どうやら白波の心が伝わったようです。

「私もちっとばかり剣二に助けられた」と言うゲキリュウケンはきっと照れ隠しだ。

エンディングは主題歌に乗せて1話からのリュウケンドーを見せてくれる演出に涙もの。
良い最終回だった...
いやいや(笑)これからもあけぼの町の平和をたのむぜ、ゴッドリュウケンドー!


○いや~熱い回でした。
正直パワーアップが一回で盛り上がるのか?と心配していましたが、全くそんなことないお話でしたね。
ヒーローってただ強いだけではなく、こういう力を失った最低最悪な状況で、どれだけがんばれるのか?
それが大切な様な気がします。
今回の剣二は、ゲキリュウエンを失ったことで、周りに当たり散らしたのはちょっとカッコわるかったですが、最後は剣二らしく真正面からゲキリュウケンをを助けに行く姿はにとても熱くなりました。
子供さんにも「ゴッドリュウケンドーはカッコいいけど、生身の剣二もかっこいいな」と思ってくれたら嬉いんですけど。

そういえば自分が見ていたヒーロー物の最終回っって、主人公がその力を失うっていうのが多かったような気がします。
当時は寂しく思ったいましたが、それは作り手の「人間はそれだけで強くなれる」っていうメッセージだったのかもしれないなあ、と今さらきづきました(笑)

白波をにひと言礼がいいたい剣二も、どうやら白波の言葉が自分に発破をかける意図があったのだと気づいたようですね。
さらに共闘が楽しみです。

それから、おそらく今回で見納めになる(ノーマルの)リュウケンドーって最初見たとき、良いデザインだと思いました。
線が少ない、それに白い菱形を記号化して各所に配置してある。
顔も差し引いてゆけば○に十字をかいてゆけばリュウケンドーになる。
子供がリュウケンドーを描くときってスゴイ描き易かったんじゃないかなって思います。
そしてこれはゴッドのデザインを見て思ったのですが、その反面、手の甲や肩等、アクションに干渉する所はあったかと思います。
ミクロマンリュウケンドーもいじってみると結構制限があるんですよね。
(おそらくリュウガンオーも)
そしておそらく現場の意見をとりいれつつ、悪い面は改良し、リュウケンドーのイメージを大事にしつつ強化したものがゴッドなのでしょう。

それと、マグナゴウリュウさんに続いて遂にゴッドゲキリュウさん登場です。
今回の話しがあまりに熱いもんですから、絵も力が入ります。
ゴッドゲキリュウさんはまだ細部がいいかげんですので、玩具を買ってしっかり設定を作成しておきたいですね。
さて、早速今日はゴッドゲキリュウケンを手に入れにいってきます。

次回は新獣王ゴッドレオン登場と市子律子コンビ再び。
レオンと市律は外せない組み合わせ?
楽しみです。