放置竹林をみんなの集いの場に。

放置されてた竹林をボランティアで整備し、
心を開放しリラックスして過ごしてもらえるような
竹林空間を造っています。

指先の感覚から学びとること

2016-10-27 21:02:47 | 施設の子どもたち
ここ最近は、日中過ごしやすくなったので
外にお出かけすることが、
多かったのですが

今日は、久々に室内遊びをして
楽しみました。

感覚遊びの大好きな、Sくん とYくんに
何をして遊びたいか たずねると

2人ともが 「ねんど〜!」と
もう ノリノリ。

いつもは、あぶら粘土か小麦粉粘土で
遊ぶのですが

先週 たまたま 別の子と参加した
地域の催し物で されていた
『かたくり粉の粘土』に
子ども達が かなり 興味を示していたので

今日は、『かたくり粉の粘土』遊びを
することにしました。

まずは、たらいに かたくり粉を入れ

はじめに

「どんな色してるかな?」とか
「触ったら どんな感触がするかな?」
など、子ども達に 見た感じで
今から 触るものが どんな物なのか想像してもらいます。

すると、「砂みたいだから、きっと サラサラしてる」
とか「 固そうに見える!」
「固くない!柔らかいで!」

など、予測をたてることを楽しみます。


幼少期に ドキドキしながら
今から起こることを 期待したり
想像することって とても重要で、
子どもたちの考える力を育みます。

さて、
いっぱい 想像や予測をした後
かたくり粉に実際に触ってみると

「やっぱり 柔らかかった!」とか
「柔らかいし、なんだか 温かいね」
など、指先から感じとる新しい発見がありました。


施設に入所してきた 当初は、
だいたい の子どもは、大人の指示を待つのみだったり

指示どころか、落ち着きなく
部屋をウロウロと目的もなく
動き回るだけで
物事を注目して観ることは苦手という子どもが
ほとんどです。

しかし、物事に取り組む前に
よく観察したり 想像したり
思う存分 五感を使って 活動することによって

自ら考え 体験することを楽しむように
なってきました。



たっぷり、かたくり粉の感触を味わったら
色付けした水を 入れていきます。


すると・・・
さっきまで あんなにサラサラしていた
かたくり粉が、固まり硬くなりました。

この変化に 子ども達は
「えー!硬くなってしまったやん・・」と
少し残念そう。

さらに 色水を入れていくと・・

ビックリ!
硬くなった かたくり粉が
とろ〜ん とした状態に
変化しました?

そうなると
子ども達は、俄然 やる気になり
握りしめたり
コップに かたくり粉粘土を入れて
指をブスブスっと 差し込んでみたりと

次から次へと 遊びが広がっていきました。


「つめた〜いなあ!」「アイスクリームみたい」
「切っても切れへん」など

初めての体験にワクワクしながら
また1つ 学びの経験値を増やしていました。