翻訳者である。
アスペルガー症候群と診断されている方だと。
有名な訳書では「かたづけられない女たち」がある。
対談集『教えて私の「脳みそ」のかたち』を読んだ。
岡野高明という精神科医との対談である。
以前に「くらやみの速さはどれくらい」を読んで
切なくなると共にこういった人たちはどういう考えをもっているのか
とても興味がわいた。
この「くらやみ・・」の著者は自閉症者ではないが、子供が自閉症であ . . . 本文を読む
「私たちは物自体は知り得ない」
カントの有名な言葉。
物理学は重力についてどのように落ちるかは説明するが
どうして落ちるかは説明しない。
同じように物質の集まるである人間の脳。
ニューロンや化学物質の動きは説明するけれど
脳自体がなにものであるかを説明できない。
カントの到達した結論と同じなのだろうか。
だとすれば、脳にはまた違った次元が拓けるのだろうか。
とても興味深い。 . . . 本文を読む
茂木健一郎。養老絶賛なのだが、どーも。
考え方は面白い。しかし、前頭葉などを増殖することでしか
理解できない、私とななにか?という疑問。
ゲーデルの理論の限界点を越える為の手段だと言えばそうなるだろうか?
どちらかというと瀬名っぽさを感じてしまう。
ビジュアライズを前提に書かれているような?
あざとさを感じてしまう。
そして、もう一つの絶対事実としてAIにはおそらくゲーデル限界を
越えることは出来 . . . 本文を読む
失って初めてわかること。
それがどんなに大切であったか。
それが私のなかでとても重要であったか。
失うことを恐れず、むしろそれを望み
そしてその程度では私は揺らぐまいと自分を過信してきた。
しかし。
失えばそれは絶対的な虚無の世界。
二度と手に入れれことは出来ない。
それでも、それを望んだのだから。
それでも、そこが私の到達点なのだから。
さて、手に入れたこの無をどうしたらいいのだろう。
. . . 本文を読む
沢木耕太郎。登場人物は先鋭的クライマーの山野井とその妻。
山野井自信が書いた「垂直の記憶」は読んでいた。
淡々と書かれた文章。決して上手とは言えないが
そこの在った者だけが知るリアル。
沢木は平易に書き連ねていく。しかも、臨場感がある。
この作家は上手い作家だなと思った。
高度7000mを越えた場所でのビバークなど
恐ろしい話だと聞く。生きて帰ってくるだけでも奇跡と言われる世界。
酸素が地表の . . . 本文を読む
スラヴォミール・ラウィッツという、ポーランド人が
ソ連に捕らえられ収容所から脱走し歩いてインドまで
歩いていくノンフィクション。
寒さも辛いだろうけれど、ゴビ砂漠はもっと大変だったろう
と思われる。
興味深いのはモンゴルに入りラサを目指していると言えば
食料にありつけるという所。
少女を一人連れて行くけれど、死んでしまう。
さて、このあたりはどこまで事実なんだろうと思う。
最後まで助けようとし . . . 本文を読む
SFマガジンに掲載されていたイーガンの作品。
はーどえすえふだそうだ。
お話しとしては、ディアスポラのサイドストーリーという感じ。
時代設定や、出てくる用語はディアスポラのままと言っていいだろう。
すでに肉体を捨てた人間達がブラックホールへダイブする。
ダイブするのはクローン達。
重力の地平。まだ誰も見たことのない世界。
しかも、そのデータも実績も持ち帰ることはほとんど不可能。
それでもそこ . . . 本文を読む
サムイのホテルで見かけたカップル。
欧米人のおやじとタイ人女性。
どうしても、その方向しか思い浮かばない。
もちろん、正式にお付き合いして、結婚している、または
それを前提としている人もいるだろう。
がしかし、サムイ島のホテルでタイ人だけのカップルまたは
家族は見かけなかった。まあ、現地だからわざわざいくか!
っていうのもありかも。
しかし、このおやじ+タイ人カップルは一人二人じゃない。
どう考 . . . 本文を読む
以前LDを持っていた。
とても好きなビデオクリップ集だったがLD壊れて
見ることが出来ない状態が続いていた。
それで今回タイへいったときDVDを買ってみた。
もちろんコピー。
しかし450円ならまあいいかと。
家で再生!スタート!!
映像がでるじゃない!すごい!すごい!
さすがリージョンコードなんて無い国だ。
(実際はあるけれど)
しかし・・。画像にはブロックノイズが・・。
ま、いいか。しばら . . . 本文を読む
はじめて読んだソウヤー
そこそこ面白かったが、中途半端な感じもあり。
死と魂、魂に重さはあるのだろうか。
興味がわいたが、そこに踏み込むよりまだ読みたい別のものがあり
ちょっと置いておく感じ。
全ニューロンを記録したバーチャルな自己。これはイーガンも良く扱う
内容だ。そこそこ面白いのだけどイーガンのような、私のの思索に触れて
くる感じではなくサスペンスちっくになっており、そこが評価を下げてし . . . 本文を読む
韓国の五穀豊穣を祈る踊りだが、これを見たのはもう数年前。
わざわざお金を払って劇場まで足を運んだ記憶がある。
今回、なぜだかNPOがやっている舞踊を見るとが出来た。
やはり独特の音楽と衣装。しかし、どこか日本を思わせるところもある。
そして最大の特徴は帽子の先につけた和紙をグルグルと回す。
言ってみれば新体操のような感じも。
そのグルグルと鐘と太鼓の音があいまって、雰囲気を醸し出す。
しかもバ . . . 本文を読む
休日の原宿なんてもうずいぶんと行っていないが、
今回ラフォーレ原宿ミュージアムにeonが来るという。
さすが休日。お上りさんや外人さんやその他雑多の人達で
ごった返す。
掻き分け掻き分け、やっとこラフォーレ。
enoはご存じハゲのおぢさんだ。
ハゲ具合がまた一段と進んだ感じ。
ボウイに指ぱっちんを何度も繰り返させたeno。
さすがに最近はコンピュータだ。
絵と音のコラボ?素材をプログラムで完全に . . . 本文を読む
吉田武著。はたして読み切れるか。数学の基礎的な部分から虚数の話までに
至ろうとする。中学生レベルで読めるそうだけど、なんせ、厚い。
面白いのはこの本一冊で完結すると言う部分。紙面が足りないとか言い訳はしない。
冒頭部分で思わずうなずく。
「個性とは」「自由とは」・・・
ものすごく賛同。
しかし、ちょっとまてよ。これ自体も受け売りにならないように気をつけなくちゃ。
それでもアメリカ的な個性は個性でな . . . 本文を読む
短編集を借りてきて読んだ。
ネタバレ有りです。
これも、ある意味での人間原理を応用した形ではないだろうか。
数学大好きなイーガンらしい。
最初の部分はおなじみのイーガンっぽい身体改造が出てくる。
このあたりはあってもなくてもなんだろうけれど、SFという
立脚点を失わないために必要なプロトコルかもしれない。
でも、血の塗布で簡単に感染してしまったら、怪我したとき困るだろう
なんて事を心配してしまっ . . . 本文を読む