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こんなに終わるのが寂しくない朝ドラも「まれ」です。

2015-09-25 09:17:55 | ドラマ感想
最終回ひとつ前の本日の「まれ」。

ん~~・・・
一般的にいえば、結婚式当日だし、
お父さんが帰ってきたってことで
大感動の場面なんだろうけど、
徹パパの気持ちもまれの気持ちもいまいち分かんなくて、
おなじみのBGMだけが盛り上がって、
まったくなんとも思いませんでした・・・。
とりあえず一発殴るだろうなと思ったら
やはり一徹がやってくれましたがw

あたかも元治さん&文さんとまれの感動シーンもあったけれど、
とってつけた感がハンパなくて(苦笑)
勝手に他人の家に住みついて、
でもその後とくにこの桶作家との深いエピソードもないのに
急にこんなシーン持ってこられても・・・。
というか、いつまでも同居(というか居候)
(寄生といっても可)なのがおかしい。
近所に住む「お塩をつくってるお宅」で、
まれちゃんのケーキにヒントをくれる、くらいでよかったのでは。

起こる事柄がなんでもかんでも唐突で、浅くて、薄いのよ
納得できるほどの説得力が凄いくらいにいつも無い。
話の一貫性と季節感も無い。ロケが少ないから能登感も無い。
食べ物や衣装や美術で目を楽しませてくれることも無かった。
(たまに出てくる漆器はもちろん美しかったですが。)
そして主人公は常に全力で大暴走。
残念ながら「感動」や「成長」が見られない作品でした

どれだけ年月が経とうが誰も老けないし、
「地道にコツコツ」が信条だったり
人生設計を紙に書いたりするほどきっちり立ててたくせに、
「ここで!?」というタイミングで子どもつくるし
(そして双子出産の現実を軽視する)、
「スイーツ好きなのにそんなことも知らないのかよ」
ってこっちをイライラさせる台詞がちょいちょいある、
厨房で異常に動き回る、
同級生が主人公のお母さんを好きになる
(急に訪れたこの展開の意義はいずこ)、
大事なことをすぐナレーションや口頭で済まして場面をすっ飛ばす。
(ついでに言うと魔女姫はかわいくないし、
ナレーションの話し方も苦痛だった
でも主人公カップルのチューや抱き合うシーンは
朝ドラにしてはやけに多い(爆)

こんなんで視聴者が共感・感動するわけないでしょうが
キャスト、スタッフ、各俳優のファン、
舞台となった能登の住民、横浜市民、
一体誰が得するドラマだったんだろう(謎)

まれちゃんは、センスがないと言われても、
たとえば他の芸術に触れて
アイディアを増やそうとする姿などほぼ皆無。
普通、もっと感性を磨こうと努力しません?
夫も同じものづくりの人なのに、
いまいち切磋琢磨する感じがなかったですね。
なのにコンクール系になると
「まれがこんなの作るの」っていう
大人っぽいスゴイものが出てくる出てくる。

中には「えー美味しくなさそー」っていうスイーツも
結構ありましたが。
(オープニング映像のケーキのクリームが緑色の時点で・・・。)
地元のママさんコンクールでは失格になるし
(出禁やブラックリストに載っちゃわない?)、
世界一のための日本予選のわりには規模が小さそうだし、
そんな重要なところでマジパン使っちゃうし。
製菓監修の辻口さんのセンスを疑います。
本当にパティシエの方や今パティシエを目指してる方からしても、
見れたもんじゃないドラマだったのでは、と思いますがどうなんでしょう。

今更いろいろ言っても遅いのは分かっているのだけど・・・
パティスリー勤務の見習いの話か、
始めから、フランス修行済みのパティシエの妻と
輪島塗職人の夫の若い夫婦ってことにして、
完全にお仕事ドラマな感じにするかのどちらかがよかった気がする。
二十歳そこそこの俳優を使って
高校生から30代までを描くことはなかったのでは。
現代劇なんだから、数年間の話にしておけば
ひとつひとつのエピソードにも時間を割けただろうに。
(結婚して子どもがいても2~3歳くらいの子ひとりにしてさ)
(双子設定にしてまで言いたかったことがあるようには思えないし、
いつまでたっても賢人くんは30代のパパに見えないw
だいたい、顔の整ったまれと圭太のあいだに
あの子どもは生まれないでしょうよ・・・)
輪島塗とスイーツ――
「器」と「食べ物」なのに、
なんでこんなに盛り上がらなかったかなあ。
いくらでも話つくれそうなのに・・・。
地方の過疎や伝統産業の衰退という
シビアな現実問題も入れればよかったのに。
(能登半島の地震もスルーされたし、
ほんとあくまでフィクションでしたね・・・。)

ドラマ始まる前、私は勝手に
「きっと輪島塗の食器を使ったケーキ屋さんとかやるんだろうな
和と洋の組み合わせ、素敵じゃん
そこで起こる、ドタバタしつつも心あたたまる、
家族や周囲の人々との日々を描くんだろう」
と予想してたんですが、全然そういう話じゃありませんでした(爆)

ヒロインの恋愛に重きを置くなら、
まれと大輔と圭太の三角関係をもっと掘り下げるとか、
まれと一子ちゃんと圭太のドロドロした三角関係の話でも
面白かったかもって思うし、
飯豊まりえちゃん演じる沙耶ちゃんが圭太のことを好きになって、
まれ沙耶になっても面白かったかも。
あと、圭太と一徹は父親に対して葛藤がある者同士、
もっと結託して何かやってもよかったと思う。

やはり根本は、家族や親子の話を書きたかったのかなあ。
一応、いろんな人が色々ありましたよね。
津村家内だけでなく、草笛さん演じる幸枝とまれママとか、
圭太と圭太パパとか、一子ちゃん家とか、
急に現れた圭太ママにいじめられるまれとか(笑)、
桶作家の息子家族もちょこっと出てきたり、
コヒさんの池畑家もそこそこ描かれてたり。
家族も仕事も恋愛模様も詰め込みたいのは分かるけど、
結局どの話も中途半端な感じで終了。もったいないの極み

まれの「天才的な舌を持っている」というのも、
もっとキーワードにして上手く使えなかったのかなぁ。
ほかにも、能登に移住してきた楽器やる人とか、
中村ゆりかちゃんや本上まなみさんの役も
いなければいないで支障はなかった。
だからその人物の必要性をもっと描いてほしかった
「塩田の仕事は立派だけど、
デイトレードは自分の子どもには見せられない職業」
みたいに表現してたのも、「は!?」と思いました。

そして男たち働いてなさ過ぎww
郵便局員も漁師も、美味しく使えそうな設定なのに
仕事してる場面ほとんどないから全然活かされてない。
田舎だからってそんな暇なわけないでしょう?
いつも美容院にたまり過ぎよ?
(美容院がたまり場設定なのもおかしい!
やっぱそこは喫茶店とかスナックがよかったのでは。)
で、圭太も8月9月の放送ではたいして漆塗ってるシーンなかったし、
圭太パパは市長になったけどその後全然出てこないし。
「その設定にした意味は?」って聞きたくなることが多すぎた。
「なるほど、そう繋がるのか!」っていうのがないとダメでしょ。

そんな市長選といい、
わざとブチっと切る編集やテロップ表示といい、
あまちゃんを真似てるのかもしれないけど
足元にも及んでねーよ、って言いたいです。
そういう小ネタは脚本がしっかりした上でやってください!
ドラマ始まった当初は
「なんとなくあまちゃんの雰囲気がする~」って
ワクワクしたもんですが(ネット上でもそういう声多かったし)、
回を重ねていくうちに
まれさんはひどくなってゆきました・・・(悲)

田中裕子さんや泯さんやコヒさんや草笛さんら
凄い方たちが出てる故に、尚更もったいないんですよね。
でも太鳳ちゃんも(恐らく)脚本と演出家の言われる通りに
やってるだけなわけで・・・。
太鳳ちゃんや賢人くんはじめ同級生役のみんな、
プラス、弟役の葉山くんには、
若いのに散々な朝ドラがキャリアについちゃって
もはや可哀想という同情の感想しか出ませんよ・・・。
すぐにでも、「まれ」のイメージが吹っ飛ぶような
素晴らしい作品に役者の皆さんが巡り合うことを祈ります。

だいぶ語っちゃった。
最終回の土曜日にアップしようと、
思うところをこれまでちまちま書き溜めてたのですが。
あまりにも今日の回も微妙だったので、
明日を待たずに文章にしちゃいました^^;
批判するからにはちゃんと見よう精神で
半年間、一度も欠かさず見てまいりました。
賢人くんが出てなかったらとっくに挫折してたヨ(爆)
これでもまだ突っ込みたいことあるけど、
あとは心の内に仕舞って、
「あさが来た」もそんな期待してないけど
そちらを楽しみたいと思います。
明日のまれの最終回は、結婚式やって、
「色々あったけど、わーい\(^0^)/」で終わりそうだな(苦笑)


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