<高台学会>

高台の鑑賞と研究 

事例 524

2024-05-14 13:29:51 | Weblog
内ヶ磯窯産の朝鮮唐津徳利です。
慶長19年の初窯の時に焼成されたものと思います。
紹介ものは昭和54年の内が磯窯発掘調査の際に窯室内から見出されたものではないでしょうか。
底部を観察すると焼成時に釉薬の流下により棚板に溶着していたものを棚板ごと取り出しその後剥がしたものと考えて良いと思います。
焼成時に内部の窯傷から徳利内に施釉された黒釉が溶け出し傷を塞いだという物語ではないかと思います。(徳利内部を確認済み)
ともあれ希少な内ヶ磯初窯もの、ということで能書が多くなりました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 事例 523 | トップ | 事例 525 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事