ほぼ3ヶ月振りの事例紹介の更新です。
楽しみしていただいている皆様にお詫びいたします。
一挙に6点の紹介です。
桃山時代の内ケ磯窯の尋常ならざる朝鮮唐津の茶碗です。
何か不思議なものを見ているような心地であります。
近年の研究で内ケ磯窯は全長150mの巨大な登り窯であることが判明しております。
しかもその築窯には京都三条「せとものや町」の陶工達が色濃く関与していたということです。
さて紹介の朝鮮唐津は近年の窯跡発掘調査の際、窯内部の棚板に溶着していたものが取り出されたものです。胎土は唐津の岸岳のように荒々とし色味は褐色にところどころ白い粒子が混じっています。