<高台学会>

高台の鑑賞と研究 

事例 348

2016-10-31 17:27:30 | Weblog

伝世品の唐津筒盃です。産は武雄系小峠窯ではないでしょうか。

酒徒垂涎の酒盃であります。

常の如くひっくり返し伏せた側面を鑑賞してみましょう。

長石釉がうるうるとし、高台削りは碁笥底になっています。

伝世ゆえ高台周りは相当磨耗しております。

近頃では死語になりつつありますが「手沢」という言葉があります。

愛着により撫り撫り(さすりさすり)し手垢にまみれる、といった意味です。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 事例 347 | トップ | 事例 349 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事