大学時代(創価大学)の恩師は・・・
指揮の伊藤栄一先生
と
声楽の小田野正之先生
そして・・・
ピアノの川村深雪先生
を思い出します。
はじめ川村先生の
門を叩いたのですが
その川村先生のご紹介で
伊藤先生に師事する事になりました。
ピアノの川村教授は実は
大変「現代音楽」に造詣の深いかたで
(また作曲では山田耕筰の弟子でもある)
なんと入野義朗!
(シェーンベルク系統の現代音楽の大家)
の指揮の下
シェーンベルクの名作
「月に憑かれたピエロ」日本初演の際、
最も難解なピアノを担当されている。
CDはアマゾンで入手可能(リンク)
僕は大学2回生の時、
声楽専攻の4回生3人の卒業演奏試験で
ピアノ伴奏を5曲ほど頼まれたのですが、
その際弾いたシューベルトの歌曲の伴奏で、
川村先生に大目玉を食らってしまいました。
シューベルトのリート伴奏を、
まるでショパンやラフマニノフのように
べたべたのロマンチックに
弾いてしまった僕自身の失態です。
その時は大ショックで、
かなり落ち込みました。
その2年後、
僕自身の卒業(演奏)試験の折
教育学部・音楽専攻4回生全員の公開演奏試験終了後
なんと大変厳しい川村先生が、
ピアノの愛弟子達へより先に、
直々に僕の方へ歩いてこられ、
皆の前で勿体ない「お褒めの言葉」
を頂戴しました。
うれしくて、その晩は友人と祝杯あげました。
今思えば、もっと川村先生に現代曲などに関して、
プロコフィエフやシェーンベルクの作品など
ご教授いただきたかったと悔やまれます。
川村先生の教授室に行くと、いつも先生が座られるソファー後ろの楽譜棚にモスクワ版プロコフィエフの楽譜などロシア・フランス近・現代作曲家のピアノ楽譜がビッシリ‼️
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