仕事のパートナーが亡くなった。
彼は個人事業主。
親族が職場の片付けに手をつけた。
人は亡くなると隠し事が少しは出てくる。
そんな隠し事について書いていく。
片付けをしていると、
平成22年の確定申告の書類がバッグの新聞紙の隙間から出てきた。
つまりは2008年のものになる。
『数年前に発症したうつ病のため療養地を転々としボランティアをしながら過ごしてます。』
なんだと!
心臓が飛び出した!
いやいや、あなたは仕事してたでしょ?
私のパートナーとして。
それとも、私は彼が働いてると思っていたけど幻だったのか?
2021年の3月に、そんなデタラメを申告してたのだと知ってしまった!
心配してあげたのを返してほしい。
彼の末路は想像できるでしょう。
ある日、
国税局が仕事場に乗り込んできたんです!
それでもパートナーの私への説明はこんな感じだった。
ちゃんと確定申告してなかった自分が悪い。
だから罪を潔く認めることにするよ。
でも、アルバイトしてた人たちの支払いが一切認められなかった。
だから3億円の追徴課税がきた。
当時の私はかなり動揺し、不安しかなかった。
ちゃんとした真実は分からないが
確定申告してなかったら、そりゃ罪は重い。
それでも、本当に3億円だったのか、
本当のことは分からない。
追徴課税の調査が入り、差し押さえや隠し財産を探す税務署のプロが、何度も職場に来るようになった
何故、私は辞めなかったのだろう?
今から振り替えれば、私もバカだとはっきりわかる。