我が家のネコたちとパートナーと過ごした26年間の話し

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仕事のパートナーが亡くなって5ヶ月位に病院から突然電話

2022-09-29 08:34:08 | 日記
仕事のパートナーが亡くなった病院から電話が来た

『ご精算がまだなものがありまして』

えっ!

全て終わったと思っていたのに、まだあるのだろうか?

生活のため、やっと見つけた慣れない職場で携帯がなったので、外に出て通話を開始した。
親族の連絡先が一切なく、何故か連絡先として記されていた私の携帯に電話を掛けてきたのだと説明を受けた。
未精算の金額は、多分支払ったはずの金額と同額だと思い当たる?

支払ったけど、更に?
身体の異常を訴え付添人はいたが自力で一般外来で診察を受けていたパートナーは、その途中で倒れてしまい、後頭部を強打。そのまま意識がなくなった。
頭の外科手術ができる別な病院に救急車で搬送されていた。
その救急車の中で、隊員が引き継ぐために渡されていたパートナーの頭のCT写真を見て、

『見事に骨折してますね』

実はパートナーが倒れた病院で、別な病院に搬送するための説明をドクターから受けていた。
骨折とか説明されず、脳内の出血が止まらない。のみであった。

見事な骨折。それを知った時
もうダメなんだろうなー、と漠然と思った。

確か夕方くらいに搬送され、そちらのドクターから手術は無理だと説明をうけた。
出血が止まらず、どーしようもないとのことだった。

その翌日早朝に仕事のパートナーの息が止まった。

霊安室へ移動し、葬儀会社車で病院を出たのは昼くらいだと記憶する。

その搬入された病院の病室ではなく、処置室に寝かされたまま息を引き取り、霊安室に移動。滞在時間は24時間以内。

請求額は4万円弱だった。

一度支払った記憶のある金額。

私は電話の相手に、支払ってなかったですか?と聞いた

『いろいろ(パートナーが亡くなった片づけで)お忙しかったのではないですか?』

優しい丁寧な声で返答された。

請求された金額は一日分で、滞在は24時間でも2日分の請求だったのか。と聞いてみた。

相手は詳細はわからないけど未精算があることは事実だと教えてくれた。

仕事中だし、少し苛立ってきた。

私は、まず親族に連絡してください。と突っぱね電話を切った。

数日して再度携帯から同じ番号の着信。
無視して払わなくても、私は関係ない。

そんな気持ちになって着信に反応しなかった。

その後、何も連絡がない。

これは、その病院の事務の連携不足の誤請求だと私は考えている。

既に支払ったパートナーの治療代金は、私の名義で払ったので、パートナーの治療代金とのマッチングが出来なかったのではないか。

もう一つ誤請求がおきた、考えられる原因の可能性がある。
これは、推測で現実離れの話になる。
それは、パートナーの関係書類が一旦、外部に出てしまい、パートナーについて何も照会出来ない状態があったという可能性。

パートナーの息子から妹が保険金の請求をしていて、結果が出ました。とラインが来た。
私はご丁寧に連絡くださり、ありがとうございます。と返信した。

仕事の片付けをしている時に保険証書が見つかった。受け取りは法定相続人。
なので、全く私には関係のないものだ。
内容は病死は支払いなし。
ケガで死亡は二千万。

パートナーの机から見つけたパートナーの娘が保険会社に電話をした。

娘はパートナーの年齢から支払い金額は800万円になることの説明を受けた。

何度も記したが、彼らは相続放棄をすることを、決めたので保険金も請求しないことになる。と、私にきっぱりと話した。

片付けの費用、買掛の支払い、テナント片付けの機器の廃棄費用。
どのくらいの金額になるのか怖くてたまらない私であったが、何も言えなかった。

その後、保険金については相続放棄してても請求ができる可能性があることを弁護士から聞いて、娘が保険金請求に協力すると連絡してきてくれた。

娘に頼まれ、弁護士を通して損害賠償請求をして貰えれば保険金請求します。という内容だった。

私は弁護士に相談し、指定の手続きをした。

そのあとは、私は何も連絡を受けていない。
ここから先についてはパートナーの息子からラインで、聞いた内容になる。

娘は、保険金請求を出した。
保険会社はパートナーの死亡の原因が病気ならば支払いはない。ケガならば支払うとあうことで、3ヶ月かけて、徹底的に調べる。と娘に連絡してきた。
関係する病院にカルテ、映像書類、全てを提出してもらい調べるということだった。

この調べてる間に、私に治療費用の請求がきたのだと推測する。
病院にはパートナーの娘もきて、書類に名前など個人情報を記載したはずなのに、何も情報がない。っということに辻褄が、合うとおもった。

パートナーの息子からラインで伝えられた内容は、
保険金は下りることになったが、妹が請求したかどうかは分からない。と言うことだった。

保険金の受取人は法定相続人。つまり、仕事のパートナーの妻ということになる。

妻は痴呆症を発症し施設で生活しているが、生活保護を受けているため、家族の金銭的負担はない。

しかし、保険金が妻の口座に入ると、直ぐに役所に知られる。
すると役所は生活保護の停止をする。
そして妻が入所している施設の支払いも発生する。

ということで、
パートナーが残した負の遺産、事業の借金を踏み倒し、自分たちの生活を守ることを優先すると判断した。

パートナーの息子は
申し訳ありません。とラインに記していた。

ということから、病院からの請求は誤りだった。と私は判断している

娘はウツになり仕事を辞めた

2022-09-27 05:08:49 | 日記
とても長い時間が流れてしまった。

パートナーとお別れしたあと、事務所を寝ないで片付けた。
とにかくテナントから出なければ、払わなきゃいけない家賃が発生する。

またお金のことになるが、再就職しない限り収入はないので、1円も無駄にできない時に、何十万の家賃なんか払えなかった。

片付けも体がつらい出来事だったが

有休を使い果たした私の娘は、久しぶりの出勤の日の朝の電車の中で倒れた。
スマホで、歩けなくなった。と電話がきて、私は混乱した。
怪我をしたのか?
どうしたの?と聞いても小さな声で苦しそうに呼吸しているだけで、電話は切れてしまった。

その時の私は自己中になってた。
私が倒れたいのに、どーゆーこと?

私が無職になってしまったのだから、働いて、お願い!

そんなことを、少し思ってしまった。
娘のことも心配なのに自分自身の不幸に注目してしまった。

電車で倒れた娘はなんとか帰宅したが、それから出社することはなかった。
そして半年休んで退職した。
退職後も体調不良は続く。
娘の症状は全身が痛い。私に話しかけられると感情が爆発する。と言っていた。

この時期、何度、深夜に家出をされたことか。

季節が変わっても、私との会話は皆無。
常に青白い顔色をして、無表情になってしまった。
そんななかでの衝撃的事実。なんと、
休職している間に、彼女は、賃貸の部屋まで借りていた。
私は全く知らなかった。
彼女は本気で家を出ようと行動していたのを知ったのは、その一年後。今年の春くらい。
彼女が部屋を解約して荷物をもってくる。といったので、初めて知った。
猫も連れて一人暮らしをしようと考え、仕事をしている体がある間に賃貸契約をしたのだと聞いた。
私は静かに聞いて、そーだったのね!とリアクションはしたが、本当に驚いた。

そんなに私が嫌いなのか、って
一人ズドーンと落ち込んでいた。数日立ち上がれなかった。

その彼女は、休職してから一年半の今、まだ疾病手当で生活しているが、少しずつ笑うようになってきた。散歩に出れるようになってきた。
一般論なのだが、
悲しい出来事って連鎖するなって思う、気分が滅入る毎日から、立ち直ってきたなーと意識すると、再びズドーンとくる負の連鎖。本当に疲れてしまう。

そのせいか体調が良いときが少ない、加齢の進んだような自分がいる


リン(先住ネコ)享年17歳11ヶ月

2021-04-16 07:51:28 | 日記
昨年3月31日に、虹の橋を渡ったおじいちゃんネコ。

町のペット・ショップ閉店のため、叩き売りされてた3匹の中にリンはいた。売れなかったらこの子たちは、どーなるんだろう。
リンたちはスコティッシュ。
立ち耳で血統書はついてない。
ここにいるネコたちが生きていけるのか、人間の都合で。どーにかなるのか。
店員に尋ねる勇気はないけど、胸が、ドキドキしていた。

私は当時賃貸マンションに住んでて飼うのは難しい。
でも、閉店日まで、毎日眺めに通った。
閉店前4日。

一匹でも救いたい(ごめんね、ほかの2匹)。
一番ブサクイで、かわいいこのネコを購入した。

生後3ヶ月。
既にドライフードを食べていたリン。

リンを我が家に迎え、それから1ヶ月以内に古い一戸建てを購入。

柱も畳も、どこでもガリガリして困らない環境を作った。

食べることが大好きだった。
飼い主が『ちょうだいは?』と話しかけると

少し考えて、お手をしてくれた。

のんびり屋。
他人に無関心。
ハーネスつけての散歩も大好きだった。
ネコの散歩は、寄り道が多いうえに、途中で休憩とばかりに座り込み昼寝をはじめることもあった。

異常な量の水分摂取
大量のおしっこ

1週間変えなくてよいシステムトイレのシーツを毎日交換していた。

腎臓が悪くなっていたのだ。

それでも元気に食べ続けていた。

なくなる前の数ヶ月。
なんどか動かなくなったり食べれなくなり、少しずつ痩せてきた。

そして亡くなるまでの1週間の間に水も飲めなくなり、一口の、食べ物も食べられなくなった。
立ち上がれずまばたきしない瞳だけが、私を見つめてくれていた。

3月31日の早朝になくなった。
前日の夕方、一生懸命頭を上げて、
何度も私になでなでしてーって
挨拶してくれた。

チビネコ(しらたま)は、気に入らないけど、
仕方ないからお空から面倒みてやるよ!

なくなる瞬間までネコの、人生を楽しんでいたリン。

リンを思い出して、
私も辛いこと、絶望的なことあっても
生きる楽しさを忘れないでいたい。

そう学んだ。

りんちゃん、ありがとう!







シラタマ(保護猫)分離不安

2021-04-15 18:37:17 | 日記
シラタマは2019年8月に東京で保護された。
首輪はついていたけど、飼い主らしき人はいなかった。
知り合いが警察へ預け、さて、どーしよ!という状態だった。

当日、我が家には16歳のネコが、腎臓の機能が落ちてきていたが、のんびりくらしていた。

ずっと一人っ子のおじいちゃんネコ。

チビで元気なオスネコが来たら、嫌がりそう。

夏の暑い日、警察の建物の裏に置かれたゲージの中でシラタマは日に日に弱っていく。

シラタマは、人間に投げられたのか身を守るために全身にぎゅっと緊張をいれながらも、ひっしにベロベロ舐めて、
どうにかボクをお家に連れてかえってくださいっっ

直感的に私が甘やかして育ててあげたい!と思って、我が家に迎えた。

前足の先が白いのでしらたま。

病院で、2歳から3歳と推測された。
至る場所で、おしっこをしていたのだが、
病院で腎臓の炎症を起こしてるのが原因だと知った。

暑い中、十分な水分も取れずゲージに確保されている間に重度の脱水になっていた。

我が家の布団は
瞬く間におしっこまみれになって
家からかなり離れてもくさーーい臭いが流れ出していた。

そして、誰もいなくなると狂ったように泣き出してしまう。

捨てられた過去があるのだと思った。

首輪を付けていたから、どこかのタイミングで飼い猫だったはず。
首に食い込んでる首輪から、飼い猫だったのは少し前だったんだろう。

大丈夫。
しらたまはうちの子。
ずぅっと家で暮らそう。

毎日話しかけてきた。

未だにトイレの粗相頻度は高いけど、
いつまでも赤ちゃんみたいでかわいい。我が家のネコ。しらたま




耳に残る『もうダメだ』

2021-04-14 09:57:27 | 日記
仕事のパートナーが亡くなった。

3月に体調がすぐれず外来で病院に向かい、検査の途中で倒れて、頭蓋骨骨折やら脳内出血やらで意識不明のまま亡くなった。

ふと思った。
人って自分の寿命を決められる?
寿命を知ることができる?

私の父が3年前に他界したのだが、数年間介護施設にお世話になってからの別れだった。
父が自宅で倒れたのは父の通帳の残高が亡くなった翌日だった。
退職金を少しずつ使って、飲みに行ったり、持ち家の修繕をしていた。

そのお金が亡くなって倒れた。
偶然かもしれないが、気持ちと生命力って繋がってるのかなーと感じたことを思い出す
倒れた後の父は、記憶も曖昧になり辛いことは忘れてしまったように見えた。
大好きなお酒が飲めないことには、寝たきりになっても悔しさを感じていたかもしれないが。

そして今回亡くなった仕事のパートナー
亡くなる直前に
『もうダメだ』と呟いた。

昨年はコロナの影響で、辛い一年だった。
政府の支援を受けて、数人いた働き手を手離し、なんとか存続するためにあがいた一年だった。しかし明るい兆しはまだ見えていなかった。

資金がつきた?
気持ちが落ちた?

私は彼の呟きをキャッチはしていたが、ちゃんと問わず。確認もしなかった。
なんとなく、言葉にして尋ねることをしなかった。
スルーしたのだ。

けれど、
彼はダメだ、と呟いてから日に日に弱ってきた。
一年365日、休みなく体を動かせていたのに、仕事が出来なくなってきた。

目が焦点が合わない。
うまく動けない。

イスに座って動けない自分を静かに受け入れているように見えた。
私は
毎朝、出勤するのが怖かった。
生きているのかな?

職場につき彼の姿を見て、ふと安堵していた。

私が病院に行くことを勧めたとき、彼は素直に肯定した。

病院に行く前に彼の着替えを手伝った。
生まれて始めて、人の着替えを手伝った。

ズボンを履き替えたとき膝に大きな青アザが見えた。

転んだ?

尋ねたら、そうだ。と彼は答えた。

体調が急変したのは転倒して頭を打ってしまったことが原因だったのかもしれなかった。

でも、それに思い当たったのは、彼が亡くなった後だった。

彼は転倒して頭を打ったことを知っていたのかもしれない。
そして、頭のなかに異変が起きてたのも知っていたのかもしれない。

彼は寿命の終わりだと思ったのだろうか?

もっと生きたい!と思ったのだろうか?

まだまだ考えてしまう時間がある。

彼は亡くなった。

私は生きてる。
生きるために前に進むんだ、自分!

気持ちも貯金も落ちて、新たな借金が生まれたとしても。

生きていく!

毎日、自分に言って理解を促す!