青い南風

不良じじいのひとりごと💛

直視

2014年03月09日 | 日記
砂漠のダチョウは砂嵐や外敵に遭遇すると、砂に顔を埋めて現実を直視しないと言う。
現実を見ようとせず逃避する「砂漠のダチョウ」的思考が私たちを支配してはいないだろうか。


ロシアがクリミア半島に介入したと言うニュース目にして対話や外交で国が守れると言う考えが
どれ程、現実から乖離したものであるかを知ったのである。
沖縄の人達の基地負担の苦痛は理解しながらも、尖閣の島々を虎視眈々と狙う国があると言う現実も
忘れてはならないと思った。たかが小さな岩の島などと言う人もいるけれど、小さな島を失うことは
国としての大きな誇りを失うことになるのではないだろうか。


3月11日であの震災から3年目を迎える。
福島の原発事故では未だに10万人を超える人達の帰郷が叶わないという。
人間だけではない。多くの家畜たちも内部被曝を理由に殺処分されている。惨たらしい現実である。
原発の停止で化石燃料の輸入は3兆6000万円増加して、年間一人当たり3万円の負担という。
電気料金は2割上がり、家庭や企業活動に陰を落としPM2.5など環境問題が悪化しているのも事実である。

インドや韓国、とりわけ中国では多数の原発の新設が計画されている。そして、軍事費の増加も半端ではない。
我が国だけが原発0や非武装中立を叫んでも安全や主権が保てる保証はどこにもない。
困難な時代のときこそ現実を直視しなければと思う。
現実に目をつぶったダチョウの運命は決まっているのです。



お知らせ   「パンドラの約束」が4月12日から日本公開されるそうです。