Drマサ非公認ブログ

はじめて入院した49

 退院してすぐに腕と肩の痛みが生じた。50肩という感じではない。

 というのも、何もしていなくとも肩や二の腕に痛みが走り、その痛みが寝ている時にも生じるのだ。時にその痛みで起きてしまうこともある。それ自体が我慢できないというほどではないが、よく目が覚めてしまう。

 症状としては腕が上がらないし、シャワーを浴びるとき、服を着るときに痛みで不便になる。他生活で気になることもない。現在気になるのは寝ているときぐらいではある。

 ネットでみると、鍵板断裂なのかもしれないが、病院にもいかず放っている。もう4ヶ月も経つ。自然治癒しないらしいが、原因不明である。

 当初は次のようなことを考えていた。入院で常時点滴をしていた。肘のところから何本も薬剤を投入していたので、点滴終了後も痛みや違和感が残っていた。そのせいで、神経でも傷つけたのだろうかと。また、当初両肩に痛みが走ったのだが、今は右肩はすこぶる調子がいい。

 そもそも人の身体に針を刺し続けて、そこから薬剤を投入しているのだから、身体には不自然なことをしている。私たちはこういう医療行為に対してなんの違和感も持たず、当然のこととして受け入れている。

 しかしながら、少しばかり距離を置いて見てみると、人の身体に針を刺す行為は傷害にもなり得る。医療のかなりの行為は医療という枠組みを外してしまえば、傷害になってしまう。手術は人の身体を切り刻むわけで、死と隣り合わせなのである。私たちは当然として受け入れているが、実際自分の身に迫れば、恐さを感じる者も多いだろう。

 私なんかは近代医療をそれほど信じている方ではないので、なんとも不思議なことではないかと感じてしまう。

 もちろん私の腕肩の痛みの原因はよくわからない。点滴のせいではないとは思うが、この痛みから医療が傷害と背中合わせで、薬であっても、ちょっとしたことで毒になるなどと思いが巡ったのであった。そういえば塩や砂糖だってなどと話は広がるのだ。

 逆にいいこともあった。なんと10年来私を悩ませていた喉の痛みがなくなったのである。クリニックにも行ったし、総合病院の耳鼻科にも通った。病名はいくつもつけれていたし、変わったりもした。咽頭炎ということもあれば気管支炎とも。どちらであっても、「急性」「慢性」などといくか病名をつけられていた。正確な病名は忘れたが、時に寒気に当たると症状が出るという病名もあった。

 症状としては、喉の痛みもないわけではないが違和感と言ったほうがいい。話すと咳が出てしまう。職業上話をしなければならないので、無理して話続けていたので、悪化したのかもしれない。当初寒い時期になると症状が出ていたのだが、この6〜7年は季節に関係なくなっていた。ついでだが、歌も歌えないぐらいである。まあ音痴なので、それは別にいいんだが。

 鼻の穴から内視鏡を入れて写真を撮り、薬で治療してきた。いくつかの抗生物質を使った。当初は効くのだが、時間が経つと効かなくなる。その繰り返し。ステロイドもいくつか使用したが、同じ。医者は普段から喉にいい環境にする程度しか対処しようがないと匙を投げた。一度北海道に2週間ほど滞在したら、半年ほど症状が出なくなったことがあった。都会の環境が悪いのかと半ば諦めていた。医療より自然環境が大事かと。

 ところが、今回入院当初から喉の症状が全く出ないのだ。いろんな治療や薬、点滴を施すうちに、なぜか喉に効いてしまったのだろうか。医者に質問したけれど、わからないとのこと。

 治療は心不全の改善を目的としているわけだから、人間の身体の部分に効果をもたらそうとする。しかしながら、身体は部分で構成されていない。部分性は常に恣意的なので、部分を超えた他の部分や全体性にも影響が生じる。悪い影響なら副(反)作用だが、予想つかない良い作用もあるのかもしれない。

 まあ「なんでもいい」。良くなったのだから。現在喉に違和感もないし、歌うこともできる。音痴までは治らないが。

 ちなみに私の口癖は「なんでもいい」だ。

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