終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

スリッパ入れ

2010-12-25 21:32:20 | インテリア
最高気温5度、冷え切った冬日。

でも午後には玄関に日が差していた、一瞬だけど。

正面の籠は、実はスリッパ入れ。

たぶん、70cmX20cmくらいのわらじ型、深さは30cmもありそうな。

三月に四国の引田(ひけた)でみつけた。

町おこしのひな祭りの期間、醤油工場の中庭ギャラリー、

地面に点々と置かれた、大きな籠たちの迫力に圧倒された。

山に分け入ってツルを採り、籠に編む。

おそらく太古から続けられていたであろう、山里の仕事。

今では風土を生かした工芸品。

ツヅラフジを組み伏せるのは、並大抵ではない。

アケビが繊細に思えるほど、それは逞しく野生にあふれていて、

欲しい!と、特大サイズを5個も求めてしまった。

町内の銀行?で代金を引き出し、

とても持ち帰れない、と、誘ってくれた友に甘え、

ゆうパック、最大サイズ3個口で自宅宛送ってもらった。

スリッパなど要らない、スリッパ入れなどトンでもない、

と、若い頃はイキがっていた。

今はもう、底の厚い室内履きが必須となり、

頼りになるツヅラフジのスリッパ入れが、

昔からの家族のように、玄関に居座っている。


















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