終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

残り柿

2014-12-31 22:09:17 | 風景

おせちもほぼOK!のところで、忘れ物に気がつく。

カズノコに加える“糸かつお”がない。

歩いて12,3分のところに、繁盛している店があるので、

斜面に穿たれた裏道を歩いて、糸かつおを買いに行く。

帰省ラッシュの四車線道路を、見下ろす位置にあって、

往き帰り、誰とも出会わない、静かな小径。

買い物を済ませ、元来た小径を戻りながら、

車道を跨ぐように眼を遣れば、

あ、やっぱり残っていた、たわわに実る柿の木。

もちろん渋柿で、

ああ、夏の頃ならば、柿渋を採るのに最適の豆柿だ。

どうせ炎天下の柿山へなぞ、行く気も無いくせに、言ってみるだけ。

ああ、1014年が後ろに去っていく。

遠ざかる風景の画を重ねたら、優に、百科事典ほどの分厚さになる。

まっさらのページは、あと僅かになった。

平和がこれからも続きますように・・・。

 

 

 

 

 



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