終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

吹き抜けに長い影

2009-12-12 19:04:31 | インテリア
ぽかぽか陽気の午後です。

このあと、寒気の先っぽの時雨が降ることなど、想像もつかなかった。

こんなふうに、数時間後の空模様すら、思いがけない展開になることは多い。

だからつい、長い影を見たら、一期一会とレンズを向けてしまう。

吹き抜けに、最近染めた糸束が下げてあって、

はて、いつになったら巻き取って、織機の上にのせられるのか、

人待ち顔のカセ糸たちにも、遠慮なく影模様が描かれる。

光と影と風を通したら、糸の染色堅牢度が増すかもしれない、

と、他愛ない思い込み。

光と影と風を通したら、ヒトとヒトの間にも、良い関係が生まれるのか。

自分の立ち位置や、他人との距離について、

無頓着になってしまいがちな、初老のつれづれ、

慎み深い“寡黙”など、遙か手の届かない所に行ってしまったようで。










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