終の棲家ストーリー

まさか!の還暦家つくり。しんどくならないように、ゆっくり書きとめながら・・・。

ロウバイの実生苗

2013-10-19 22:01:02 | 植物

夏の終わりだったろうか、ロウバイの実生苗を、織りの先生からいただいていた。

厳重に土を付けたまま、二重の新聞紙で包んで持たせてくださった。

内心わたしは、どこにも、空いた土が無いのに、どうしよう、と当惑していた。

取り合えず、バケツに水を張って根を浸け、軒下に置いた。

なんとその晩、大風が吹いて、頭でっかちの苗は、遠くに飛ばされる。

もうあかんやろ、たぶん。

愛なき扱いを受けて、かわいそうな、ロウバイ。

でも一応、大きめの植木鉢に、赤玉土を用意して、鉢植えとして育てることにした。

カツラの木の根方に置き、夏の炎熱だけは避けられるように、気を配る。

申し訳なさの裏返し、で、土の状態だけは気を配った。

雨上がり、カツラの、夏に傷んだ葉をのけると、ロウバイの苗が、生きている。

だめでもいいか、と、邪険にしていたから、

そうはさせるものか、と、いきり立って、

しっかりした苗に育ってくれた。

鑞細工のような花を見るには、あと5年はかかるだろう、が。

 

 

 

 



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