今年最初の織り教室。
曇天の薄明かりの下、柔和な色彩の寒牡丹が、玄関で迎えてくれた。
〝大根島の寒牡丹が届いたの〟と晴れやかな先生。
わたしの記憶の中の寒牡丹は、10数年前の直指庵。
緋色の寒牡丹は、無住の嵯峨野で、
細雪の下、大きな番傘に守られていたっけ。
はるばる島根から届けられた寒牡丹は、
その妖艶のかけらもないけれど、
おおらかで、温かい。
今年最初の織り教室。
曇天の薄明かりの下、柔和な色彩の寒牡丹が、玄関で迎えてくれた。
〝大根島の寒牡丹が届いたの〟と晴れやかな先生。
わたしの記憶の中の寒牡丹は、10数年前の直指庵。
緋色の寒牡丹は、無住の嵯峨野で、
細雪の下、大きな番傘に守られていたっけ。
はるばる島根から届けられた寒牡丹は、
その妖艶のかけらもないけれど、
おおらかで、温かい。