火星ねこ パズル

日々の日記

◎詩◎小さな温かさの積み重ね

2005年11月23日 21時17分01秒 | ◎詩。小説,物語の切れ端◎
頑なな
冷えきった

もう何にも気持ちが動かない
そんな


揺り動かせるのは
とびきり大きな素敵なものではない

小さな温かさだ
それも
ほんの小さくても
目に見えなくてもいい

小さな温かな積み重ね

それはいつでも出来るものではなく
ほんの一瞬しか行えないくらいのものだけれど
でも簡単に出来ること

それは
悲しみと切なさとを固めた
カチカチな部分を

いつの日か消せるもの


◎詩◎

2005年11月23日 20時00分33秒 | ◎詩。小説,物語の切れ端◎
冬の早すぎる暗くなる夕方に
それでもまだ
うっすらとした空の明かりをみたとき
そこには
飛ぶ白い鳩達
あれは「だいなり」だろうか
「しょうなり」だろうか

それとも底辺の無い三角だろうか

飛ぶ群
きれいな形を保ち飛ぶ鳥達よどこへ行く

そこだけは夢のように美しかった
遠くの高い空の鳥
そこはまた一段と寒い風だろう
しかし
私の見えない夕日は見えるのではないだろうか