宇宙のめいぐると

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こわれもの

2011年06月28日 00時00分26秒 | CINEMA
今回は切ない恋愛に関しての作品、「ブルー・バレンタイン」。
監督はこれが2作目となるデレク・シアンフランス。
主演はライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムス、
ミシェルは本作の演技で昨年のアカデミー主演女優賞にノミネートを果たしています。


ディーンとシンディの夫婦は娘と3人で暮らしている。
ディーンはシンディへの愛情は変わらないが一向にまともな職に就こうとしない。
シンディは病院勤めで忙しく、ディーンへの愛情はとうに冷めてしまっている。
そんな2人だが出会いは眩く輝いていた。

これは鑑賞するのに体力を消耗する作品でしたね。
誰もが似たシチュエーション・感情を体験しているんじゃないでしょうか。
特に離婚経験があって傷の癒えてない人は、
立ち直れなくなるかも知れませんので注意が必要です(笑)。
月日と共に色褪せていく恋愛感情、
その移り変わりを時系列をバラバラにして描く事で
その違いを浮き彫りにしています。

元々別の人間同士が一緒になるのだから、その関係が長続きする保証はない。
恋はやがて愛となり、それが変化して最後は情が残る。
しかし、その情すら無くなったら・・・。

同じ系列の作品としてはヒース・レジャーが出演していた「Candy キャンディ」や、
フランソワ・オゾンの「ふたりの5つの別れ路」などを連想させました。

画面を彩るGrizzly Bearの音楽がたまらなく美しく、
それが物語の切なさを際立たせていました。



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