宇宙のめいぐると

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自分らしさを忘れた全ての人に

2009年11月04日 00時11分38秒 | CINEMA
「リトル・ミス・サンシャイン」のプロデュースチーム再び!
という触れ込みの「サンシャイン・クリーニング」。
生きるのに不器用な姉妹の物語。
出演はエイミー・アダムス、エミリー・ブラント、アラン・アーキン。
メガホンはニュージーランド出身の新鋭女流監督クリスティン・ジェフズ。


高校時代はチアガールの人気者だった姉ローズは、
現在はハウスクリーニングのパートで働くシングルマザー。
学生時代のボーイフレンドは別の友人と結婚、その彼とは不倫関係。
妹ノラは定職にも就かず父親と同居してフラフラしている。
人生負け組と言える彼女達はひょんな事から、
死体現場のクリーニングを始める事になる。

別に能力がない訳じゃないし、容姿に問題がある訳でもない。
底辺でもがきながらもなんとか幸せを掴もうとする彼女達に共感しきり。
なんでだろう、タイミングが悪いだけなのに。

死亡現場では残された家族の姿も。
そこで彼女達が思い起こすのは小さい頃に自ら命を絶った母親への想い。
物語のハイライト、TV画面に映し出される亡き母親のシーンは
今までの苦難を洗い流すかのような美しさに満ちていました。

問題が解決した訳でもなく未来も決して明るくはないが、
その中でも前向きに進もうとするラストには清々しささえあります。


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